赤崎中尾根の伏状台杉を再訪するが…(TωT)ブヒー




須後〜カヅラ谷〜小野村割岳931.7m〜赤崎中尾根〜須後【芦生】





2010年06月26日(雨) 


レポはケルトさん
 
                             
深夜に芦生入りし車中仮眠、翌朝の天候は曇りとのことだけど小雨が降り始める。
去年の秋以来の芦生!!巨大杉をもう一回見たい〜(>_<)という思いを胸にいだき、朝までo(~ρ~)oスーピースーピー〜(-_-).。oOO グゥグゥ・。・。・。( _ _ ).。oOグゥー・・・5時半頃起こされるが( ~o~)ハッ・・・もう少し( -_-)ネヨウ・・・6時に起きて朝食をとり小雨が降る中、用意をはじめる。
これくらいの天候なら、歩きやすそうと長靴に履き替え7時出発〜。
演習林入り口で入林届けを提出してトロッコ橋を渡ります。
 GPS軌跡  断面
コースタイム(全行程約9時間弱・全歩行距離約14.5km)
須後P 07:00〜小ヨモギ谷08:02〜09:01カズラ谷出合09:08〜11:50小野村割岳12:20〜13:35雷杉13:52〜赤崎東・西谷出合14:54〜15:40須後P

←傘さしてトロッコ道〜♪。
今回は、トロッコ道をカズラ谷まで歩くということでテンションは上がる!どれだけの距離があるのだろう?
しかしさすがは京都、朝一番から半端なく蒸し暑い(+_+) 晴れでなくて良かったかもと思いながら傘をさして歩いて行く。
ギンリョウソウが見れるといいなあ〜 ピッコロさんに「ピンクのギンリョウソウってのがあるみたいよ。この間、パソコンを検索してたら写真が出てたわ」なんて会話しながら歩いていると、なんと目の前にピンクのギンリョウソウを偶然にも発見!まっさか実物を目にするなんて思っていなく、会話してすぐにあったからびっくり!!どうやら花弁が閉じ枯れる前にピンク色になるようで、すご〜いと大喜び!!(^O^)/
←ピンクのギンリョウソウ。
歩き始めからいい感じ!!とルンルンで歩いていたら後ろを歩くピッコロさんが「止まり!」と、どうしたのかなあ?と振り向くとヒルがふくらはぎあたりにウニウニとうごめいている???「ギャーーーーー●★▼▽▲◇◆!!!」 何回見ても見慣れることが出来ない、だ〜〜〜い嫌〜〜いなヒルがいきなり登場〜芦生にいるとは聞いていたがいきなりパニック\(◎o◎)/! ピッコロさんのハッカ水の一撃でポロっと落ちる。
スパッツを二重履きしていたから血は吸われていない、やはり居るんだ〜!また這い上ってきたらと考えると怖いので止まらないように歩く。
芦生に響きわたる雄叫びでピッコロさんに「男やろ?」と言われる始末、「あの叫び声は、まるっきし男声や!いつもの声は裏声やろ!」なんて言われてしまった<`ヘ´>。

←コヨモギ作業所跡 ケヤキの林
トロッコ道も写真では見ていたけど、所々崩落している箇所があるが難なく通過出来、1ヶ所だけ傾いた木橋を渡る時は濡れて滑るので恐る恐る足を進めて先を行く。相変わらず雨は降っているが、由良川の水に濁りはなく9時ぐらいにカズラ谷出合に着く。少しお腹が空いたのでパンをほおばる。ここからカズラ谷沿いに歩いて行く、苔生した谷は台高の地蔵谷のようで違うのはここにはカツラなどの大木が点在しているので記念写真を撮りながら傘さして進んで行く。
上流に行くにつれ谷も狭くなりはじめたのと、久々の山だけにだんだん自分の体力が大丈夫かなぁ?と谷を楽しんでいたにも関わらず不安は募り冴えない表情になっていたと思う。
←濡れた木橋は('-'*)コワイヨ〜。
すると「深呼吸しい!不安な気持ちを抱いても仕方ないでぇ、ここまで来たら下るのは危なっかしいので前に進むしかないんだから」とピッコロさんに言われ、そうだ楽しまなくちゃと気持ちを切り替える。
カズラ谷を詰め上がる予定だったけどこんな私では無理と判断し取り付けそうな尾根を見ながら前を歩くピッコロさん、しかしなかなか取り付けそうな尾根はなく、「急すぎて無理やなぁ!もう少し先に行こう」とピッコロさんが言う。
谷が二股に分かれた所に出てきた、地図の等高線の間隔を確認しながら、「激登りやけど真ん中の尾根ならなんとか登れるだろうここから稜線に出よう」とピッコロさんが登って行く。

←左由良川・右カヅラ谷。
ぬかるんでいるのと激登りで足元が滑る〜、でもアジサイや灌木を掴みながらなんとか登って行く、何度も小休止を繰り返しながら掴み!登る!黄色いテープも所々あるので安心してきた、急登できついがこれを越えたら巨木が待っているんだと頑張る!!
なんとか小野村割岳に11時55分到着!! 「お〜ここまでなんとか来れた〜」と喜びもひとしお。(●^o^●)着いた途端にお腹が空いた〜 ばんだなショットを撮ってランチの用意。座れる木を見つけてそこに行くと、ギンリョウソウが群生している。「キャ〜 ギンリョウソウ群生しているよ〜」とピッコロさんを呼ぶ、13本も寄り添って出てきている、凄い〜きれいな半透明〜、今回は銀ちゃんも見たかったので銀ちゃんを眺めながらランチタイム。
←カヅラ谷。
お腹も満たされもう少しゆっくりしたいのですが、雨風が強くなってきたのでじっとしていると寒くなってくる。
しだいに雨もきつく降りだし先を急がなきゃと雷杉を目指す。
雷杉まで近いようで距離はあるみたい、30分くらい歩くと杉の巨木があちらこちらにと点在している、なんて大きな木だろう!ルートが違うとまた新たな発見があり新鮮味があり雨の中でも楽しめる(^O^)
途中、ピッコロさんが「両足が攣った」と辛そうになるがポシェットから取り出した塩飴とアミノバイタルを飲んで2〜3分で復活!!即席麺か!回復早すぎ〜!!さすが大魔王だわ!!!(まだまだ若いんだと言い切ってました〜)

←小野村割岳。
途中稜線が広くなった所では二人で道探しにウロウロ!支尾根を下りそうになるので要注意ですがなんとか雷杉に到着、「ここを左折れすれば前回来た佐々里峠だよ」と教えてくれるが私には???
とりあえず写真を撮って次の台杉を目指すべく佐々里峠とは反対の北尾根を下りはじめる。
前回見たあの巨木をもう一度ゆっくり見たいと思っていたので、雨もまったく気にならず傘さして調子よく下っていくのですが〜、“ズデェ〜ン!”と両足を滑らせ見事にお尻から着地!泥まみれな姿に「その姿で車に乗らないでねぇ〜」と懇願、これはまずいとそこらで擦りまくって泥落とし!f(^^;)。
←台杉。
適当にどんどん下って行くうちに踏み跡を見失うピッコロさん、「ここの尾根は広いから忠実に踏み跡辿らないととんでもない方向に降りてしまうわ!」とGPS頼りに方向確認。また正規ルートに戻れ、森の神秘さに惹かれながら、あの一番大きな台杉まだかなあ?もうそろそろ出てきてもいいんじゃないのと思ってるが、ピッコロさんはどんどこ下って行く。あれ?ふと気がつけば、なんか見たことある景色、ここは前回台杉を見るときに赤崎東谷と西谷の中尾根取り付きから激登したあとの場所にまで下り過ぎていないかな? なんとなくピッコロさんに問うてみる、周囲を見回ししばし思案、小さな声で「台杉(~ヘ~;)ウーンいつの間にか過ぎてしもた(^^;)ゞ踏み跡からかなり東側にあったみたいや〜」 「ガーーーーン」「うそっ」「ありゃあ」今さら戻れる距離でないと言われいたしかたない、次への楽しみにとっておこう!と激下りに集中する。道々滑ってこけたりでまたもやズボンドロドロ!そこいらで擦りながら下る。しかしこの激下りは大変やわ〜、まだかまだかと下って行くと沢の音が聞こえてきた。

←赤崎東・西谷の中尾根。
「あっトロッコの線路が見えてきた」とピッコロさん。なんとか赤崎東・西谷の出合へと降りて来れたがずーっと雨が降っていたせいで、谷の水量がかなり増え流れも速くなっているので渡れるだろうか?ピッコロさんがなんとか渡渉できそうな所を探してくれる。
よく無事に戻ってこれた〜とトロッコ道に着地した瞬間、安堵しました〜。  
あとは、トロッコ道を歩いて戻るだけ、と安心して歩いていたらなにやら右の足首あたりがチクっとした。
「???」まさか!立ち止まってないし、気のせいかなぁ?でももしかしてと長靴を脱いでみたら「ギャーーーーーーーーーーー」ヒルだーーーーーーーーー またもピッコロさんのハッカ水登場!!ヒルにシュッシュ!ですぐにコロン。
←トロッコ。
ピッコロさんのズボンにもいてたので、ハッカ水攻撃!!地面の上ではヒルダンス、「キャーーー見たくない〜〜」結局往復で8匹撃退、やけに駐車場までの距離が長く感じられました。
最初から最後まで雨は降り続け、汗と雨でびしょぬれの山行となりましたが、傘さしてのんびりトロッコ道歩きにギンリョウソウとの出会い、苔生した谷歩きと新たに出会った大杉に大満足の山行となり16時前駐車場に到着。

番外編
←古民家蕎麦屋。
パパッと着替えて、河鹿荘へ汗を流しにいき、第2の目的のM子さんのローズガーデンに寄ってもらいご主人といろいろお話して、新しく出来た、和庭園とローズガーデンの間にある新居の中を訪問客の中で一番に見せてもらう事が出来てhappyな気分!!
帰りは、洛北にある花脊の里の古民家の蕎麦屋で夕食、なかなか凝った佇まいで湯のみは白磁!めずらしい!器を見ているとたぶん和と朝鮮が融合したような感じがしました。答えは入口の石像が語っていました。おススメですよ!!
次回はどんな楽しい山行になるのかぁ?予定では7月4日台高へ京大の大学院修士課程のお方をお花案内するそうでワクワク(^^ )ルン♪。

カズラ谷 カズラ谷 でか〜
普通のお蕎麦 冷麺風お蕎麦?












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