大又駐車場〜明神平〜薊岳〜タイコドウ谷左岸尾根〜大又駐車場


【台高】


2007年10月06日(晴れ) 
 
                             
先々週は2連ちゃんで木梶界隈をガイド、今日は単独で彷徨うと決めつけていたが、さて何処行こうかなぁ〜?釈迦ケ岳もいいけど紅葉はまだだろうし、先週は長距離運転したので近場で未踏はいっぱいあるけど地図を眺めていると明神岳の北の平がよさそう!復路は以前からの宿題でもある薊岳から駐車地へ最短で下る尾根ル−トをGPSにダウンロ−ドする。
GPS軌跡ログ
コースタイム(全行程約6時間半・全歩行距離約10km)
大又駐車地08:10〜09:50明神平10:00〜明神岳北の平(徘徊)11:00〜12:20薊岳12:40〜12:55タイコドウ谷左岸尾根取り付きca1330m(昼食)13:30〜14:30大又駐車地

←大又駐車場。
大又駐車地は河川工事が行われておりフェンスが設置され、駐車地は13台ほどのスペ−スしかなく到着時には空きが2台だけだった、50mほど歩き駐車地奥の通行禁止看板右手の尾根の降り口を確認、少し急傾斜だがなんとかなるだろう!ちょうどユンボが前で作業中。
林道脇にはハガクレツリフネやアケボノソウが見頃、イヤなコンクリ坂道を過ぎるとすでに汗ダクで登山口。
朝露に濡れたツリフネソウは足に触れると落ちそう!いや落ちてるだろうなぁ?谷の水平道歩きと渡渉を繰り返しながらゆっくりペ−スで足を進める。
←明神平。
明神滝の水量は少ないが、深緑に囲まれ白く流れ落ちる景観にしばし見とれ小休止、数人の登山者が通り過ぎて行く〜(久しぶりに見る登山者やなぁ!(f^^))

滝を後にすると沢沿いを離れ枝谷の多い地形を渡り歩くかのような道となり、パイプを突き刺したで水場で昼食用の水を確保する。

←小屋裏から彷徨う
明神平の東屋と山荘前では5人が休憩中、久しぶりの青空山行で秋を感じる清々しい天気で周囲はくっきりスッキリだぁ〜(^^ )、山荘の北斜面はまだ色づいていないが、深緑に覆われこんもりして優しい雰囲気である。

前山方面へと歩いて行かれる方がほとんど、独り小屋裏へと進むと単独者さんがテントを撤収中、挨拶する
単独者さん “谷に降りるんですか?”
piccolo “この周辺を徘徊するんですぅ〜”
単独者さん 苦笑いする。
piccoloの呟き “そう!私は変なおじさぁ〜ん♪”。
←東屋とあしび山荘を小高くなった場所から望む。
鹿道を辿り南へ、すぐに水音が聞こえ奥平谷源流部に出る、広くなだらかでテン泊するには充分な水量、ザックを置き下流へ移動、右岸は低笹に覆われた平でブナも点在する森をあっちこっちウロウロ、明神平ではテン泊多いだろうけど、ここなら静かでいいなぁ〜。
ザックを担ぎ上流へ、ミニチュアのナメを過ぎると右手の一段高くなった岩上から流れ落ちてくるほうが水量多いので気になるがそのまま南へ、すぐに源頭部の湿地帯となり‘ズブッジュポッ〜’となり靴が泥んこ状態、ここらで東へ折れ低笹の平を少し進むと北に小高くなった場所があるのでそちらへf(^^;)“おおぉ〜東屋と山荘が並んで見える〜ミニチュアみたい!”。

←左・赤ゾレ山、中・国見山、右・水無山。
ここでUタ−ン、1360mに沿って南東へ彷徨うがすぐに谷の源頭部付近となる、対面からは遠ざかっていく人の声が聞こえ桧塚への稜線だと分かったのでまたもやUタ−ン、明神岳北斜面の森の中をトラバ−スしながら歩いていると、頭上が開け靴泥んこになる湿地帯(^^;)さすがに樹は育たないようで岩の上に腰掛け日なたぼっこ休憩、今日は風も無く小鳥のさえずりも聞こえない静けさですねぇ、三重県は相変わらずどんよりとした空模様、肌寒くなってきたので晴れている奈良県へ移動しょ〜〜と。
なだらか斜面をトラバ−スしながら西へ歩くと、樹々の間から鈴音鳴らし左上の縦走路を歩く登山者の姿が小さく見えています。
←左・伊勢辻山、中・高見山、右・赤ゾレ山、薊岳より。
三ツ塚手前から縦走路を歩き明神平への道を右に見送り直進するとゲレンデ越しの水無山・国見山・赤ゾレ山の三山がすっきりクッキリ!今年はあの山の向こうを何十回通っただろう〜?年内までに何回行くのか?f(^^;)時間はたんまりあるので、またもや腰を下ろして小休止。
前山から薊岳へ向かう単独者の後ろを付かず離れずで稜線のアップダウンを繰り返す、途中横グラ谷の左岸尾根にもテ−プを確認、復路に下るタイコウドウ谷左岸尾根の取り付きにも下り始めにはふる〜いテ−プが巻かれている、薊のピ−クを踏んでからここで昼食にしようと、エンヤコラサッサと最後の登りを詰め先客3名の薊岳着、360°のパノラマを楽しみ腹ペコなのでスタコラサッサと取り付きへと戻りメ〜シ〜〜。

←左端ピ−クがコウベェ矢塚、タイコウドウ谷左岸尾根より
お腹も落ち着いたのでそろそろ尾根を下ります、踏み跡ははっきりしているので歩きやすそうですが初めてナビ表示に切り替える、1000m辺りまでは枝尾根に入らないように注意、転換点に来ると‘ピッ’と鳴り急な曲がり場所は教えてくれるが、緩い曲がりは鳴らないので時々画面を確認しながら植林の薄暗い中ズンズン下ります、手入れの行き届いた山なので下草もほとんどなく快適に下ると“おっ!形のいい通行手形2本めっけ〜!”しかしお頭付きなので少し(~ヘ~;)ウーンと悩むがお持ち帰りとするf(^^;)。
突然前方が開け大きな岩が点在する場所に出ました、コウベェ矢塚〜赤ゾレ山まで見渡せる展望なので小休止。
←ユンボが見えてきました。
大岩の間を抜けるとまた暗い植林の急下りとなり踏み跡も無くなり尾根も広くなってきました、ここからタイコドウ谷に近い尾根へ、GPSのおかげで直行ル−トを外す事なく880mまで下ると水平の杣道に出る、ここからはタイコウドウ谷の水音を聞きながら比較的新しいピンクリボンの目印も頼りに急降下となりはじめる、通行手形を右に左にと持ち替え木を掴みながらゆっくり下ると工事の音が聞こえ林道と働くユンボを見下ろせる所に出てきましたが切れ落ちてるので左へと回り込みやや強引に林道へ下りると(◎o◎;)顔のユンボの運転手さん、そりゃ〜こんな場所からお頭付きの物を片手に持って出てこられたら驚きですよねぇ〜、20mで車に到着、薊岳から休憩無しで1時間ちょいの最短ル−トでしょうか。
家に帰り早速通行手形を切り離しお頭は埋葬、奈良公園でも角切りが行われていますねぇ〜切り取った角は何処へ?。
明神滝 東屋から薊岳
明神岳北の平 明神岳北の平
薊岳 お頭付き〜f(^^;)
ハガクレツリフネソウ かわいい〜キノコ
アケボノソウ











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