明治時代の銅山跡を訪ねる PartⅡ【大峯】



他に三ヶ所銅山跡ありました


レポはケルト


2015年10月12日(晴れ)

4WDで登ります

10/10は茸採山にてマツタケを1本ゲット出来た。かなり探し回って初めて見たので“これマツタケかな?”と聞き“お~間違いない!”の言葉で飛び上がって喜んだ。ホントなんて運がいいんでしょう~。


見た目はイマイチだったけど、初めての天然マツタケの香りを何度もクンクン!幸せ~!!。


帰りにムカゴも採取したので、ムカゴの炊き込みご飯とマツタケのお吸い物をいただけました。


訓練中

モチベーションupの継続した日々を過ごした10/12、先週発見した銅山跡の再訪で長靴とLED懐中電灯持参で大峯へと出発~。


銅山跡へ行くまでにこれまたお宝探しであっちこっちを散策。かなり時間を費やしたがお宝は見つからなかった。


ここは結構険しいお山なので、もう一つの課題としてアセンダーとエイト環の訓練も兼ねて、登り下りの練習を繰り返し行った。


アセンダーを初めて使用したけど、とても便利なのがよく分りました。


2つの銅山跡の左側

お昼近くになったので練習を終了して先日見つけた銅山跡探索へと道を戻って行く途中で、piccoloさん野生の感で“何かこちらが気になるから見てくる”とザックを置いて行ってしまった。


私もこの辺にお宝はないか?と待っている間、付近を徘徊してみる。


しばらくしてpiccoloさんが戻り“あっちにも銅山跡がある!!”との事で早速そちらへ移動。すると斜面は大きな岩壁となっていて高い所に2つの穴が見えた。


2つの銅山跡の右側

“えっ?どうやって登っていくの?”見たところ岩場も濡れているから滑りそうな雰囲気。


“ザイル出した方がよくない?”“大丈夫、行けるから”とpiccoloさんは、トントン拍子に登っていく。私も手と足の置き位置を確認しながら、あとを着いて行く。


左側の穴は、崩れたのか中は塞がっているが、右側の穴は奥に入れそうだ。


岩場には緑の濃い苔が張り付いていて、触ってみると海綿のようなフワフワさ!!


キクガシラコウモリ

いろんな苔を触ってきたが今までの中で1番フワフワして弾力が凄い。とにかくしっとり濡れているので触っていると気持ちがいい。


懐中電灯で照らしながら坑道へと入って行く。入り口付近にはカマドウマが何匹も岩に張り付いていて、少し奥に行くと白い羽の蛾がここにもいます。


少し水が溜まっているけど、長靴なので気にせずどんどん進んで行けます。


水に浸かった土は黄土色になっていて、岩の淵は所々鮮やかな緑や青色となっている。


苔の芸術

坑道が左にカーブしていて天井を支える木の柱が1本残っていた。天井を照らすと白くキラキラ輝き神秘的。鍾乳洞のように石灰がツララのように垂れ下がっています。


少し狭く中腰で歩かないといけないので腰が痛くなってくる、奥へ進むと行き止まりになっていたが、天井を照らしてみると1匹だけコウモリがぶらさがっていた。


羽で全身覆うようにして、体長は約10cmくらい。写真を撮っても、微動だにしなかった。
しばらく坑道内の様子を観察、20分程で出て来た。


ここは後回し~

「凄い、コウモリが見られたね。」帰って調べるとキクガシラコウモリと判明、珍しいコウモリに出会えてラッキーだった。(奈良県では希少種指定)


岩場を降りた日当りいいところでランチにする。穴ぐらに入っていたので太陽が眩しい。


“まだあっちに薄い踏み跡があるように見えるなぁ”早々にランチを済ませザックを置いてまたまた探索に。


枝尾根を回り込むと、上の方の斜面に大きな岩場があり見ると穴らしきものが見えたが、ここは後回しにして先を進む。


坑口は狭いけど中は広いです

先には小さな谷が横切っていて、何気に斜面上の岩場を見るとまたまた穴が見えたので少し登って見るとあきらかに人的に掘られた穴だった。


今までの坑道と違い入口からすぐに坑道が下って掘られている。水も溜まっていないし岩のキラキラ感もない。


懐中電灯で照らしていると、壁には体長3cmくらいのタランチュラに似た蜘蛛が2匹へばりついていて、ちょっとビビリながら進んで行く。


石が積み上げられています

すると、削り出された岩は坑道に沿って壁のように整然と積み上げられていて、これまでの坑道とはまったく異なった雰囲気。


もう少し先を進むと坑道の両脇は石垣状になっていた。少しづつ下へ下っていて、その先に分岐があり進みやすそうな右側へ。


5m程下るとやたら広い空間となり削り出された岩石があちこちに積み上げられている。天井にはキクガシラコウモリが2~30匹程ぶら下がっていてびっくり!!。
灯りに驚き大半がグルグル飛び交いはじめる!!。


この先に大空間のコウモリ部屋

広い空間の先も坑道はカーブしながら続いているようだけど、ランチ場にザックをデポして懐中電灯を1本しか持ってこなかったので、これ以上奥に入るのは心もとないのでここの坑道は再訪することにして外に出る。


ザックデポ地に戻る際、後回しにした穴に立ち寄るがここも少し下りで10m進んだ所でかなり水が溜まって進めそうにないので引き返した。


予定外にあっちこっちとうろついてしまったので、先週見つけた銅山跡を探索する時間もなくなったので次回のお楽しみ!!。


今日も、昔の人の凄さを垣間見た気がします。明治時代に、よくもまあこんな危ないところで鉱脈を見つけ、そして穴を掘ったなぁと驚くばかり、どうしてこの岩場に銅があるとわかったんだろう?どうやって、鉱石を搬出していたんだろう?謎と不思議一杯です。



鉱滓?
針水晶&もしかしてターコイズ?
これもターコイズ? これもターコイズ?
坑道 どんな成分? どんな成分?
一応木で支えられていますが…
銅山跡 ←中から
ここまで何年? 最初は恐々覗き込むのですf(^^;)

               




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