北股林道~池木屋山周回1395.9m【台高】


ヒルにも怯まず!尾根歩きと北股川上流部から谷下りを堪能する。





2013年06月22日(曇り時々晴れ)

池木屋山2013.06.22

プロフィールマップ

GPSログ解析

開始日時2013/06/22 08:31:28終了日時2013/06/22 17:51:25
水平距離14.53km沿面距離14.89km
経過時間9時間19分57秒移動時間5時間48分26秒
全体平均速度1.6km/h移動平均速度2.6km/h
最高速度29.6km/h昇降量合計1693m
総上昇量860m総下降量833m
最高高度1406m最低高度622m


林道の落石処理しながら

今シ-ズン初の沢遊びに行く予定だったが、温帯低気圧に変わった台風が停滞し、気温も低いので急遽尾根歩きに変更。


昨年このコ-ス予定で出かけたが、北股林道通行止めで取り付き下見だけに終わってしまった。


川上村の林道通行止め情報はなく、ふくやまさんにも予定変更の連絡をすると“楽しみにしてます”との事。


北股トンネル

三之公分岐から未舗装路に変わろうとする手前で対向車がやってきた。聞くと素堀トンネル手前で倒木があり先に進めないとの事!またか~と思ったが現場まで走って確認してから判断しようと車を進める事に。


未舗装路を2~3km進んだ所で、斜面から直径5cmほどの樹が倒れ道の真ん中辺りまで塞いでいたが、これくらいなら3人で処理出来るやん!落石なども除けて通過。


その後も十数回の落石処理をしいられるが、予定していた北股トンネル手前クルビ谷のコンクリ駐車地まであと10mというところで、除けられそうもない落石の為少し戻って路肩スペ-スに駐車。


忍者な奴

身支度をしてると、ふくやまさんが“あぁ~!ヒルやぁ~”早々のお出ましである。足元そこかしこで、人間様来訪に喜んでいるかのようなヒルダンス(≡≡;) !!!


僕の長靴にも這い上がってきてるやん!ハッカ水や消炎スプレ-を振りかけ撃退&予防する。ケルトさんは一気に賑やかになったのであった(=^^=)


ヒルとの戦いに勝利した一行は林道を歩きはじめる、ヤマアジサイ・マタタビ・ウツギ他様々な花を楽しみながら足を進める…が…足元が気になって仕方ないのであった。


台地のジキタリス

林道終点の五郎平谷を渡渉して千里峰から派生している枝尾根に取り付く。


足元はシダに覆われ地面が見えない所を登ればすぐに作業場跡らしき開けた台地に出る。付近にはジキタリスが群落を形成し始めている様子。


すると後ろから来たケルトさんが“ヒルがぁぁぁ~”見ると長靴に這い上がってきていた!ふと自分のズボンを見ればゲッ!…Y(>_<、)Yほんまに忍者みたいな奴やなぁ。


混在林

この先の斜面もウジャウジャ居る雰囲気なのでスプレ-しまくって尾根を登りはじめる。


ミズナラや桧の大木も点在する暗~い森歩き、なだらかだった斜面も次第に傾斜がきつくなりはじめ汗ダクであるが、ヒンヤリともしている。


幻想的な森

植林帯を抜け標高1100m付近まで登れば、モヤがかかって幻想的な森の世界が広がっている。気温が低いので立ち止まれば気持ちがいい。ここまで登れば奴らも居ないようだ(=^_^=)



石灰岩が点在しはじめ、前方が明るくなると縦走路はまもなくだなぁ~と分かり、千里峰の南50mの所に飛び出した。


シロヤシオロ-ド

少し下って奥の平峰へと向かう。登り返せば、縦走路は足元が見えないくらい一面シロヤシオの幼木に覆われている。


霧降山までは腰下まで成長していて、ズボンはズブ濡れになってしまったf(^^;)凄いシロヤシオロ-ドだ!!すべてが成長して花が咲けば…想像もつかない状況だね。


ランチ時間でもあるが、予定よりかなり遅れているので池木屋山手前の池まで行って昼食とする為少しピッチを上げる。


池木屋山頂直下の池

霧降山から3つピ-クを越えなければならない記憶はすっかり飛んでいて、池はまだかぁ?と結構長く感じつつ腹ペコで13時前到着したのだった。池の水は普通?に貯えられていた。ここにもジキタリスが進出し始めている。


池木屋山

お昼前到着だったらホウキガ峰経由の周回予定だったが、遅くなったのでこの池の所から北股川へ降りる周回に予定変更として、13時25分に昼食を終え池木屋山へと向かう。


ふくやまさんは池木屋山は2回目で10年振り、前回は宮の谷から登ってきて下山で少し道迷いした苦い経験があるそうだ。


ケルトさんは大又から日帰り縦走!ヘロヘロになった苦い経験があるf(^^;) のだが、二人共この山頂の記憶が無いらしい(≡≡;)。


池の北端から下る

そろそろ下山しなくちゃ!池へと戻り池の北端辺りから西尾根を下りはじめる。最初はなだらかだが次第に傾斜がきつくなり尾根も細くなりズンズン下る。その先で尾根が分岐しているが迷わず左に下るが、10mも下るとその先がさらに細くなっている??。


地図を見るがそんな雰囲気の尾根の記載では無い、GPSをスクロ-ルしてこの先を確認すればすぐ谷に降りてしまう一つ南の尾根に入ったようだ。


細尾根になってきた

こんな所から谷に降りたら行き詰まってしまう!10m程登り返して北尾根へとトラバ-ス、早く気付いてよかったぁ。


この尾根でテ-プを見かける事は無いが、たまにゴミが落ちているので歩かれている事が分かる。軌道修正後は尾根分岐もなく快調に下る。標高920mで沢の出合に着地。結構傾斜がきつい下りだったので、汗ダクだった身体をタオルで拭いてスッキリ。


落ち着いた所で周囲を見渡せば、少し薄暗い感はあるけど、苔むした岩が多く台高独特の景観である。ここまで下るとヒル注意だけどf(^^;)


石飛び真っ最中

幾度となく小滝を巻いたり渡渉を繰り返していたが、登山靴で石飛びしていたふくやまさんは、ついにそのままジャボジャボと足元ずぶ濡れ行け行け状態。


沢遊びには丁度いいなぁ~!そんな事を感じながらもル-ファイはしっかりこなさないとね(=^_^=)。


谷が広くなりはじめ、そろそろ終盤かなぁと思った頃には残置ロ-プもあったりして楽チン沢下り~だったが、目前にはプチゴルジェが現る!。


小滝はすべて巻きます

両斜面共に高巻き出来そうもないし~どうしよ~(_-_)あっ!そうだ、去年事前に調べた時「右岸に巻き道あり」のレポ見たのを思い出し見渡すと上流5m右岸に“テ-プ見っけ~!”辿ると結構高巻きとなっていて、五郎平谷を横切ればすぐに林道へと飛び出した。


時刻は16:35分、池の下降地から約2時間50分である。



楽しい沢下りでした(=^^=)

ここでおやつタイムの小休止したのち、長い林道歩きで駐車地へと戻ってから身体をチェックしたが、この時点で今日献血したのは僕だけだった。


車に乗り込み大迫ダムでトイレ休憩。ここで、ふくやまさんが車のマットを叩いた時にマルマル太ったヒルがコロン!ふくやまさんも献血していたのであった。


雄叫びを発していた、ケルトさんだけが無傷だったとはf(^^;) 。







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