秘瀑・ ドライフラワーを挿したような色彩豊かなお山散策とおまけの霧氷~ レポはケルト 2012年11月03日(晴れ) スライドショ-はこちら |
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開始日時 | 2012/11/03 06:44:35 | 終了日時 | 2012/11/03 15:13:00 |
水平距離 | 12.06km | 沿面距離 | 12.27km |
経過時間 | 8時間28分25秒 | 移動時間 | 4時間54分10秒 |
全体平均速度 | 1.4km/h | 移動平均速度 | 2.5km/h |
最高速度 | 54.2km/h | 昇降量合計 | 738m |
総上昇量 | 372m | 総下降量 | 366m |
最高高度 | 1004m | 最低高度 | 640m |
昨年の台風被害で通行止めだった、林道篠原線が三ノ股谷まで入れるようになったので、紅葉散策に行ってみよう~と2年ぶりの迷滝へ。
どの季節に行っても素敵な見どころがいっぱいなので、去年行けなくて淋しかったが、やっと解禁?ここの紅葉も素敵なので、満を期しての散策。
車を置いて、6時45分に出発~。舟ノ川沿いの木々は、紅葉し始めていて綺麗~ 今日は写真を撮る枚数が何百枚になるんだろう?
歩き始めから、撮影の為に何度も足を止める。撮りどころがあり過ぎて中々前に進まない。
入谷出合を過ぎると、谷から土砂が流出して林道が塞がっているけど、現在工事が進んでいるので難なく通過することが出来た。
ここから先の林道は、車が入っていないので、アスファルトがまったく見えない落ち葉絨毯ロ-ドとなっていて綺麗~。
林道沿いの木々もカラフルな色に包まれているので、こんな林道歩きなら楽しい~と思っていたらもう湯ノ又に着いてしまった。
往路はヒウラ谷の紅葉観賞しながら雌滝まで沢歩きすると聞いていたので、長靴を履いてきた。
出合から沢をジャブジャブ!。色彩豊かな渓谷の景観を楽しみながら歩いて行く。
「わ~~~~~~素敵~」「綺麗~」「美しい~」と、この3パターンの言葉を繰り返し繰り返し、私って言葉の引き出しが少ないなぁと感じながらも、とにかくこの景観が見られることに、ただただ感動~。
沢の水も澄んでいてエメラルドグリ-ンがとても綺麗。
行く先には、素敵な淵と滝が待っているので、先々を楽しみに周りの紅葉と沢のコラボを満喫しながらどんどんカメラに収めて行く。
今回も誰もいない、静寂なこの美しい景観を楽しめることを山の神様に感謝。
歩き初めて1時間半ほどで第一弾の見どころ、斜瀑25m滝とその淵に出てきました。(写真をたぁ~くさん撮りながら歩いているのでかなり遅いです)ここは、3年前の5月くらいに初めて来て、羽が黒と鮮やかブルー色のミヤマカラスアゲハに出会った場所だ。
もう気温も低いので蝶を見ることはない。その代わり、紅黄葉して落ちた葉がこの淵の澱みに集まっている。
いつもなら落ち葉の溜まりは邪魔だなぁと思うのだが、カラフルな落葉なので素敵~と写真に収める。深い淵のエメラルドグリーンと周りの木々、そして垂直な岩壁で元気に成長している小さな木の紅葉が美しい~。
さぁ、見どころはまだまだこの先いっぱいだ、ただこの斜瀑を乗り越えるのが一番の難所になる。
私たちは沢屋ではないので右岸を高巻きしないと滝上には行けないが、前に来た時もここは慎重に通過した。
2ヶ所ほど危険を感じる場所があり、岩棚の細い道?は上の岩が出っぱっているので、立って蟹歩きしようにも、丁度お腹辺りに岩が当たり一歩間違えば転落してしまうような所だ。
四つんばいで慎重に行こうとpiccoloさんが試みるが、どうしてもザックが岩にひっかかる。ザックを下ろして、piccoloさんが空身で進む。
置き去りのザックをpiccoloさんへ届くようにウンコラセ~!と押し出す。(piccoloさんのザックはいつも重いので片手で渡せる重さではないのら~)私もザックを下ろしpiccoloさんへと渡す。(私のザックは軽い)なんとか通過するがホッとしているとすぐに次の難所だが、先ほどのから比べるとまだ楽に乗り越えられた\(^o^)/。
斜瀑の落ち口にはとてもじゃないが近づけないけど、落ち口までの数mの流れは白い岩の曲線が美しく優しい感じ。眺めがいいので小休止。
次は、以前テン泊した淵を目指して沢を徒渉しながら進んで行く。ここからは、上流側の沢と山の斜面の紅葉がコラボした景色を楽しみながら進んで行ける。
贅沢だ~ ただ写真には、正面の紅葉した山が太陽の光加減で白っぽく映ってしまう。裸眼では、綺麗なんだけどなぁ・・・。
沢には、綺麗な緑の苔も生えている。未だ見たことのない苔はないかしら?とそちらも見る。
しばらく行くと大きな岩と岩が支えあって出来た三角穴の入口があった。面白いので中に入って写真を撮る。三角の中央には木が2本成長していて、その大きな岩の大黒柱?のようにも見える。
原始の生活をする家みたい。奥には、苔が張り付いた岩が点在している。こんな面白い見所が、ちらほらと出てくる。
お気に入りのテン泊した淵までやって来た。台風で砂利が流されたのかテントを張った場所は水没している。
周辺も岩だらけとなっていて、テントを張れるような場所は無くなっていてショック~。
淵自体は、相変わらず綺麗なエメラルドグリーンで、いいなぁ~。斜瀑25m滝の淵とここの淵は、来年の夏に遊びに来よう~。
ここを越えたら、インディージョーンズの滝だ。(ケルト勝手に命名、本当は雌滝)今回、一番見たかったところだ。(piccoloさんは、迷滝が一番見たかった所)初めて見た時、この滝に恋してしまった。
以前もここを歩いた来た時にドーンと目の前に現れたその姿は「何これ~超かっこいい!!」私には凄いものを発見したような、なんとも言えないその勇ましく映る景観が、ただただカッコよく見えて仕方なかった。
いつ見てもやっぱりカッコイイ~。
去年、来れなかっただけに嬉しさ倍増~ いい~何回見てもいい!!大きな岩がゴロゴロと滝の前にあるので、そこを乗り越え淵のところまで行く。
滝前の大岩に上って、しばらくそのお姿を見上げた。うっとり~至福の時間を過ごせた。
迷滝はまだこの先、この雌滝の高巻きはかなり厳しいので、少し下流へ後戻りする。
右岸支谷を上の廃林道に出る為に、標高差150m程登らなければならない。
急傾斜な支谷は、岩だらけなので結構きつい。何度か足を止めつつ、見覚えある道に登りつく。
廃林道は所々崩落して荒れてはいるが、歩きやすく10分もすれば迷滝が見える場所へ。
山の斜面はカラフルな色したフェルト玉が、モコモコ感を醸し出したような雰囲気で、V字状の迷滝上部の落ち口も見えてきた。モコモコお山は、ファンタジー色にも見える。
こんもりとしてめちゃくちゃ可愛い~絵本の世界だ~、ある一部は、ドライフラワーを挿した感じにも見える。ここのモコモコ感は、乙女心をくすぐる!!さあ目的の場所まであと少し、がんばろう!廃林道終点を横切る沢でお昼用の水を汲む。
沢を横切りヒウラ谷へと下って左岸に徒渉、蔓だらけの森を登り上がればまもなくで迷滝へと到着~。
落差80mの高さを誇る秘瀑迷滝の全貌が目の前に。水量はどうだろう?と、心配していたがいい感じ~。「お~~無事にここまで来れたね。」相変わらずいい景観!!
「先客いてはるで~」とpiccoloさん。若者がカメラを三脚に取り付けてファインダーを覗いていた。
「どちらから?」とpiccoloさんが、その若者に声掛ける。
「東京からです。仕事を終えてすぐに車でこちらへ来ました。」「え~東京から仕事終えてすぐに~???」凄いびっくり(@_@;)
雑談していると「ヘリポートの手前で熊を見ました」との事、「今年はあっちこっちで目撃されてるようだよ!」滝前での写真を撮ってもらう。
「明日は大台ケ原に行きます」との事で下山された、なかなか感じのよい爽やかな若者だった。
お昼を食べて、迷滝撮影会の始まりだ~ あっちからこっちからとあらゆるアングルで撮る。何枚撮ってるん?というくらいたくさん撮ってしまった。
マイナスイオンも浴びすぎて、少し寒くなってきたのでそろそろ下山支度。帰りは廃林道で楽ちん歩き。
ヒウラ谷左岸の紅葉している山を眺めながら歩く。何度も立ち止まっては撮る。
ヒウラ谷から登ってきた支流を過ぎた所でpiccloさんが「うわぁぁ~、あそこ見てみ!!」「霧氷や~\(◎o◎)/!」さっき振り返った時は大峯の稜線がまだ見えてなかったのです!。
迷滝後方に見える大峯の稜線が真っ白になっている。「明星ヶ岳付近やなぁ。この時間でも気温が凄い低いんやなぁ」とpiccoloさん。
「え~なんで~?11月のもう夕方近いこんな時間に霧氷が見られるとは!」。
「これは凄いコラボやわぁ~紅葉と霧氷が同時期に見られるなんて、頂は白く、中腹は紅葉していて麓は黄緑!と一つのお山での“三段紅葉”ではないけれどこの眺望は素敵~。なんていい時に来たんやろう。ラッキーやね!」またまたこの珍しい景観に何度シャッターを押したことだろう。
廃林道からも素晴らしい景色に恵まれ最高!!道々も松葉の色の変わり方が綺麗で、「孔雀の羽根に見えない」と言うが「見えん」とそっけなく言われる…Y(>_<、)Y。
また道に生えている苔を見つけては、地面にしゃがみ込んで写真を撮る。クルルンとしている形が可愛い~。
湯ノ又まで戻ってくると、もみじの色がまさにラスターカラー。1本の木は先端が赤、真中が黄色で下が緑の3色で、ジャマイカしていて綺麗~。
周辺にはススキもあり、これまたいい感じのコラボ写真が撮れた\(^o^)/。
ファンタジーランドに来られて、またまた別世界が満喫出来ました~☆彡。
雌滝 | 迷滝上斜面 | |
蔓の森 | ||
迷滝落ち口 | ヒウラ谷左岸斜面 | |
明星ヶ岳付近の霧氷 | ヒウラ谷左岸斜面 | 湯ノ又 |
迷滝 | 孔雀の羽根に見えない? | |
湯ノ又 | ||