行者還岳
(1546.2m)
2004年06月05日(晴れ)
 同行 おやじさん
(奈良県)
                             

トンネル西口からはオオヤマレンゲ目的の八経ヶ岳に2回訪れたのだが今日は、奥駈
出合を左折れして行者還岳へと向かう。
大峰の新緑が鮮やかな季節なので、おやじさんも誘いR169を南下、新伯母峰トンネ
ルを抜けR309天川村へと右折、ここから国道はクネクネと一気に高度上げていくのだ
が、今日も660ccの二人乗りス−パ−カ−(爆音マフラ−付)なので、排気音は一人前
だがシフトダウン・アップの繰り返しばっかでスピ−ドが出ない!が狭い林道を走る事が
多い山歩きのお供には欠かせない便利な車、話がそれてしまいましたが7時過ぎにトンネ
ル西口着、すでに20数台が駐車してあるがちょっとした隙間に駐車。
梅雨入り前で空は青一色、今日は大パノラマが期待出来そうです。

風景と花のスライドショ−

コースタイム  (全行程約8時間)
行者還トンネル07:20→奥駈道分岐08:10→一ノ峠08:55→行者還小屋10:15→
行者還岳10:45〜11:15→行者還小屋(昼食)11:35〜12:05→一ノ峠13:30→
奥駈道分岐14:10→行者還トンネル15:20

画像をクリックすると大きな画像を見られます。
周辺地図 3D地図 コ−ス断面図

←沢沿いの道。
登山口から木橋を渡りここでおやじさんには普通ル−トでもある“木の根っこ階段状急勾配ル−ト”を経験してもらい、私は“沢沿いの楽ちんコ−ス”と二手に分かれて奥駈出合で合流する事にする、約5分遅れでおやじさんが到着した。
しばらく休憩していると、登って来られる方は皆さん弥山方面
へと進んで行かれるが、私たちは反対方向へと足を進める。
この先は昨年秋に夫婦の登山者が熊に襲われた所でもあるので、鈴をぶら下げて歩く事にする。
←クサタチバナと大台ヶ原の山並み。
ここからの奥駈道はほとんど高低差も無く歩きやすく、今日は吹く風が冷たく汗ばんだシャツもすぐに乾くほど。
小谷林道への分岐を過ぎると南側に大台ヶ原方面の山並みが見渡せるようになるので展望を楽しみながらゆっくりと進んで行くとおびただしい数のシャクトリ虫に占領された真新しい分岐標識が見え始める、右に下るとナメゴ谷橋・天ヶ瀬方面。

ここを過ぎるとすぐに一ノタワ避難小屋、雨風だけはしのげる程度の古びた小屋です。

関電鉄塔からの眺め。
少しのアップダウンを繰り返すと一面が緑に覆われ日差しを遮る樹々も無いお花畑が目の前に現れる、丁度花を咲かせ始めたクサタチバナや7月には花が咲くバイケイソウの群落です。
何度か撮影モ−ドで立ち止まりながらお花畑をすぎると奥駈道の標識にマジックで‘天川辻’と書かれている。地図で確認すると行者還小屋の直ぐ手前だ、“あともう少しやな”とおやじ2人はホッとする。
←関電鉄塔から見た行者還岳
鉄塔からの眺めも最高で、眺めていると深い谷に吸い込まれていきそうな感じである。
‘この送電線にぶら下がり隣の鉄塔まで行けるかも〜’などと話ながらしばし展望を楽しむ。
道に戻るとき鉄塔脇に咲くサラサドウダンを見つけ,またもや撮影モ−ドに。

長い休憩もしたので小屋に向けて歩き始めると1分で到着(=^^=)

←行者還小屋の裏山が行者還岳。
目指す山は目の前にあるのだが、ここからいったん南にトラバ−スして進んで行きます。
←梯子を登ります
足元には岩が多くなり、えぐられた岩場に設置された梯子をよじ登ると小屋の反対側ぐらいになった所で大普賢岳との分岐になる、ここで奥駈道を離れ西へと登るとまもなく山頂です。

←行者還岳
山頂に着いたとたん歓迎のお出迎えをしてくれたのは、たくさんのハエ!!(≡≡;) !!!
汗くさいおやじ2人が大好きなようでY(>_<、)Y
山頂からの展望は無いですが、西側に行くと小屋の真上に出るので、そこから大峰の主峰・八経ヶ岳や釈迦ヶ岳・弥山小屋が目の前に見える大パノラマ、飽きる事もなく見ているとぞくぞくと登山者が到着してきたので展望席を明け渡し、小屋まで戻ってから屋内で昼食する。
来た道を戻り始めるが、膝が痛み始めたので何度も休憩をしながら、ロ−ペ−スでトンネル西口へと下山。
山頂西側からの眺め

サラサドウダン クサタチバナ
マムシグサ ???
猿の腰掛けの出来始め?かな ヤブウツギ

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