馬渡八経ヶ岳1914.9m明星ヶ岳1894m(大峰)
2006年07月15日(晴れ時々曇り)   同行 おやじさん
(奈良県)
                             
おやじさんから“今週登りませんか?”の誘いに“どこか川沿いの涼しいル−トで!”と言うと“熊渡から八経ヶ岳にしましょう”の返事!連ちゃんのオオヤマレンゲ!(^_^;)どのル−トで行くか囲炉裏のレポを探すとEさんが5月に歩かれているので、足跡を辿る事にする、“狼平から弥山川沿いに歩き八剣谷を詰めて行く事にしまひょ!”でル−ト決定。朝3時半に迎えに来て頂き天川村から川迫川沿いのほそ〜いR309を南下、みたらい渓谷を過ぎ熊渡を弥山川沿いにガタゴト揺られ白川八丁への入口を過ぎると林道終点着。


コースタイム  (全行程約10時間半 膝を痛めたので狼平からはかなり遅いペ−スです)
熊渡林道終点05:00→川合登山道出合06:25→高崎横手07:35→狼平07:55〜08:20→弥山川二股08:55〜09:30→八経ヶ岳10:25〜11:35→明星ヶ岳11:45→弥山辻11:51→高崎横手12:50→川合登山道出合13:55〜14:05→熊渡林道終点15:33


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周辺地図 3D地図 コ−ス断面図

←川合登山道出合。
植林された中を大きくジグザグに歩き始めると直ぐに汗だくになりはじめる、おまけに蝉の声シャワ−でますます暑く感じるが自然林へと変わり少し気分爽快!も束の間、また植林帯になりしばらくすると尾根沿いに出る、ブナなどの自然林が多くなりかけた頃に稜線が見え始め川合登山道出合着。塩分補給したいハエと格闘しながら暫しの休憩後、案内板に従い歩き始め振り返って帰りはこの案内板を見落とさないようにと二人で場所の確認をする。
ここから稜線歩きかと思いきや東への巻き道となる、目の前の樹を何かが上っていく!リス!巣作りの為か口にはいっぱい小枝のような物をくわえている、じっとしていたので写真を撮ったが手ブレY(>_<、)Y。
←稲村・大日岳。
左の樹々の間から垣間見える稲村ヶ岳の山並みを見ながら進むとやがて平坦な森歩きに変わる、“気持ちいいなぁ〜いつまでもこんな道やったら最高やん!”とおやじ二人の願いは叶わず頂仙岳を西の巻き道へと進むと、下山してくる2人のおばさまと挨拶 狼平小屋に泊まられたそうな、小屋泊まりもいつかは実現したいなぁ〜!巻き道もそろそろ終わりやろうと感じていると、レポで見た白い案内板が見えてきた、分岐のある高崎横手に到着です。

←高崎横手案内板
小休止しながら案内板の地図も確認、狼平→弥山川→八剣谷→八経ヶ岳→明星ヶ岳の時計回りでここの分岐に戻るでぇ〜と。小屋はもうすぐと腰を上げ歩き始めると道の脇にオオヤマレンゲがチラホラと咲いている、柵の無い場所では鹿の影響なのか?見上げる場所にしか葉と花は付いていない。
弥山川の心地よい川音が聞こえはじめ下りに差し掛かったところで、左足の靴底が少し引っ掛かり木の根の端に足を置いてしまった瞬間“ズルッ!”と滑り膝をくねってしまうY(>_<、)Y。
←狼平避難小屋。
後ろから見ていたおやじさんもさすがにやばい転け方と思ったのかいつもの笑いもなく“大丈夫?”と心配してくれている、とりあえず小屋に着いたら様子を見るという事で歩きだすがかなり捻ったようで、“いてぇ〜よ〜”と心の中で叫びo(;△;)o ながらも小屋手前の橋で記念写真後、川でタオルを濡らし足を冷やす、ドライスプレ−に鎮痛消炎剤、湿布のフルコ−ス応急処置で痛みも少し和らぎ小屋周辺を散策。
天女様にご挨拶したりロフト付きの小屋を覗いたりしながら膝の様子を伺うがなんとか行けるみたいだ。

←小屋脇のオオヤマレンゲ
上りはまだいいけど下りはかなり遅いペ−スになるけどとおやじさんに了解してもらい先に進む事にする。
小屋からは弥山川沿いに歩き始めるが、痛みを忘れさせてくれるほどの澄み切った水中にはイワナやアマゴも見え隠れしている、石を渡り歩けば驚いて足元にまでジャンプしてくるイワナに“おおっ〜〜すご〜すげぇ〜”とおやじ二人は大はしゃぎ、右岸左岸の岩をよじ登ったり滝の所は巻いたりで上流へ進むと目の前には八経弥山の稜線が現れ、右からも流れ込む川の二股地点に到着。
←膝をかばいながら。
そのまま進めば八経〜弥山の鞍部へ、右の川が八剣谷へと続くのを地図でも確認し休憩する、膝に手を当てると少し熱っぽいので川の中に座り冷やす事にする、ついでに汗ばんだ‘くちゃ〜いシャツ’をジャブジャブ、ついでに全身…スッキリしちゃいました〜(=^^=) 水と戯れる事40分(^_^;)二股を右に入り川幅が狭いゴロゴロした岩の多い支流へと進みます。
水量も少なくなりはじめた頃再び二股になり左の八剣谷へ。

←八剣谷を離れ右岸の獣道へ。
勾配もきつく倒木などもありかなり荒れた谷におやじ二人はバテバテ!会話も無くなり黙々と足を進め高度を一気に稼ぐ、谷の最上部が見え稜線にもかなり近づいてきたので適当に稜線の斜面へと上がります。立ち枯れの木が多い斜面の中、頂上ドンピシャを目指そうとしましたが傾斜がきつく木も多いので諦め山頂の南30mの奥駈道にひょこんと出る。
山頂では法螺貝(斜面を登っているとき草刈り機かと思ったf(^^;) )のお出迎え?も!。
←尖った頂仙岳を見ながら。
おやじさんがオオヤマレンゲの咲き具合を見に行ってる間に膝の治療を済ませその後昼食、1時間後立ち上がろうとするが膝が固まってほとんど曲げられない(;>_<;)ゆっくりペ−スで歩くわとおやじさんに言い明星ヶ岳に向かう、弥山辻を左に進むが足元ばかり気になりおやじさんに“明星への取り付きはそこやったんちゃう?”と言われ左の斜面へ、数分で明星ヶ岳着、プレ−トが無ければ山頂とは思えないほどの荒れようです。写真を撮り終えると弥山辻まで戻りオオヤマレンゲの保護ネット沿いにトウヒやコメツガの樹林に覆われたレンゲ道を進むと頂仙岳が現れてきました。

←ヒウラ山展望場より。
樹々に覆われた森歩きを抜け少し登り返せば弥山〜明星ヶ岳が見渡せるロケ−ション場所、日裏山の手前のコブに出たようです。真正面には弥山〜八経ヶ岳、西側から望むのは初めてなので少し感激!あの谷が八剣谷でこの膝であそこを登ってきたんだなぁと!日裏山のピ−クも気付かないまま通り過ぎ緩やかな下りを辿って行くと木々の間から高崎横手の白い地図が見え往路の道に合流。膝を見るとお皿の内側が少し腫れ20°くらいしか曲げられない、湿布を貼り替えボチボチ歩き始める。
←秘技ロボット歩き!(^.^) 。おやじさん画像
頂仙岳の巻き道では30人のパ−ティやおばさま4人組、単独の方など沢山の登山者とすれ違いオオヤマレンゲの開花状況など聞かれたりしながらナメリ谷の分岐手前で弥山辻から前後して歩いていた男3人連れの方はこのまま直進して川合に戻られるとか、私達はこの先で右折れして熊渡へ下りますと言い後ろ姿を見送りナメリ谷の分岐着。ここからは谷に沿った下りで粘土状になっていたり段差があったりでカニ歩き状態で登山口着。

保護されています 弥山川おやじさん画像
荒れまくっている八剣谷おやじさん画像 八経ヶ岳(1914.9m)
明星ヶ岳(1894m) 八剣谷歩き

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