北登山口〜姫越山502.9m〜芦浜〜南登山口【三重県】





2008年10月12日(後時々晴れ) 
 
                             
知り合いのZさんが定点観測している芦浜、ここは山越えか船でしか行くことのできない海岸である。Zさんのサイトに掲載してある姫越山山頂から見た芦浜と芦浜池写真を見たときに海好きでもある私は是非訪れてみたくなった、だが夏は避けて〜と予定していたらすっかり忘れてしまう(f^^)。
今なら海シ−ズンも終わり静かな芦浜のはず!トップペ−ジに登山予定をアップすると早速ケルトさんも“海行きた〜い”、私が歩きに行くお山に同行して今まで‘ハズレ’がなかったとお褒めの言葉もいただいた。
AM4時の集合にも遅れずやってきたケルトさんだが車に乗るやいなや(−−)zzz.。ooOO○現在グランビアは雹が降り車体ボコボコになったので板金塗装入りだから今は代車の乗用車、ノ−マル車なので寝心地は抜群(f^^)のようで往路では3時間は曝睡してはりました(^◇^ ;) さて復路は?。
 GPS軌跡           
 
コースタイム(全行程約9時間・全歩行距離約12km)
日の出公園P 08:08〜08:13北登山口〜08:40展望台08:45〜09:20爺ヶ塚09:25〜09:30姫塚09:35〜09:45姫越山10:20〜11:50芦浜15:25〜16:45南登山口
(浅間神社)〜17:05日の出公園P

←北登山口。
国道42号を南下、崎交差点を左折し錦港へと向かい錦大橋手前右側の時計台のある日の出公園駐車場に着く。
駐車場から登山口でもある白いコンクリ階段が姫越山から西に派生している尾根末端に見えている、道路を渡り川の右岸沿いに少し歩き一つ目の橋を渡れば5分ほどで階段下に着く、ここが北登山口。
階段を最上段まで上れば、広場になっており津波の際の避難所(ジロハゲ避難所)で町も一望でき、避難所として建設された錦タワーも見えます。
←展望台より錦湾。
広場から登山道となり姫越山(標高503m)を約3kmの区間で登るのでそこそこの傾斜である、駐車場からすぐの登りなので長時間ドライブ後の身体には少々きつい!5分もたたないうちに汗だくだぁ〜低山だけど一番きつい傾斜は約30°!何度も息を整え30分で展望台がある、ここで錦湾と熊野灘の展望を楽しむ。
ウバメガシの多い尾根芯歩きから南斜面へと道が変わり、その後北斜面へと変わればわずかに石が積まれ木の墓標が立つ爺塚、写真だけ撮り進むとすぐに芦浜池への分岐標識が現れる。
分岐を左にとるとすぐにまたも石が積まれ爺塚よりは少し新しい姫塚の木の墓標が見えてくる。

←姫越山より見る芦浜
姫塚辺りから道の両脇をシダが覆い茂りケルトさんが観察している、“道の南側と北側では葉の出方が違うわ!”と言うので見ると確かに!道を挟んで種類が違うようだ。
ここからゴロゴロ岩地帯を抜ければ一登りで姫越山頂上、山頂は広くなく南の熊野灘側の視界があるだけ、眼下には静かな波が寄せる芦浜と水面が風でなびく芦浜池の素晴らしい展望!芦浜の浜はコンパスで罫書いたような綺麗な弧を描いており、しばらく見とれてしまうがケルトさんは早く芦浜に降りたい様子、太陽光で海面が反射しブル−に見えないのが少し残念!。
←小屋前の水場。
大休止後は周回コ−スとなる東側に下る、山頂からは少しだけ大紀町と南東町の境界歩きとなり少し下れば狼煙台跡の標識があるので足を止めるが‘石組みされたこの窪みがそうなの?’炭焼き窯跡のミニチュア版みたいな(f^^)、写真に収めズンズン下れば尾根分岐となり道は東の尾根へ続き南島町へと入る、小ピ−クを2つ越えれば中電の大きな看板が設置してある新桑分岐、何か書いてある看板を横目に(・ε・?ここから南へ、斜面の道をジグザグに下る、何度も折り返し下ればやがて尾根道となり植林帯に変わる、涸れ沢の木橋を渡れば切り開かれた場所となりポツンと作業小屋があり丸太のベンチもあるので小休止。

←芦浜。
ベンチ前には沢水なんでしょうか?豊富な水量がパイプから吹き出していたので洗顔し綺麗サッパリ(=^_^=)。
ここから少し歩けば芦浜、足元は砂と小石が混ざり合うようになり浜が見えるかなぁ〜という所にテントを設営中の外人男性、“konnichiha〜”と挨拶すれば笑顔で“コンニチハ〜”、横を見ればウバメガシの森の中にも一張りあり傍らには外人男性と子供の姿があり、誰もいないだろう!の思惑はハズレ。
取りあえず浜を少し歩くとハマゴウの残り花をケルトさんが見つける、実はたくさん成っていていい香りがするらしい。
←芦浜。
芦浜池の周囲を散策、たにしがいっぱい!イトトンボも!見た目は普通の池だけどここは海跡湖らしいので少し味見するが普通でした(f^^)。
お腹も空いてきたので南島町側の磯近くで昼食、食後は童心に戻りあちこちの潮溜まりを約1時間ほど観察、その後は爽やかな海風と穏やかな波音を聞きながらお昼寝、至福の時はあっという間に過ぎ15時となる。
外人さん達にお別れの挨拶をすれば“いいとこでしょ!又来てくださいね〜”と達者な日本語!芦浜の常連さんなのかな?。

←小洞窟。
登山姿で浜を歩く後ろ姿はやはり変(^.^;と思いながら波打ち際を浜の東端へ、こちらの岩は波で削られたと思われる小洞窟が数個ある、波が引いた瞬間に猛ダッシュで岩壁を回り込み一つの洞窟の中を覗き込みに行くがやはりこんなとこに玉手箱は無かった(f^^)。
時間も迫ってきたので帰りましょう、あの防波堤に上がらないとあかんねんなぁと見渡す、防波堤の端まで150mくらいか!でも10mヤブコギすれば目の前の階段から上がれるか!なんて思いながら振り返ればケルトさんは貝殻集めに夢中で完全に少女時代に戻っている、200%は楽しんでる様子だ(f^^)。
防波堤の東端から登山道へと繋がっている、ここから120mを一気に登る、時折見える芦浜は美しくまた訪れたくなる。
←弘法の水場。
尾根道も北向きになると緩やかな道となりやがて何か書いてある(・ε・?中電看板のある分岐、真っ直ぐは姫越山、左に折れて尾根の斜面歩きとなる、谷を横切り尾根を回り込むとやがて日も傾き始めたので少し薄暗い感がある弘法の水場前で小休止。
岩の下からコンコンと湧き出る水を少し口に含む。
水場から再び水平歩きで尾根を回り込むところで近畿自然歩道の黒島展望台分岐の標柱があるがもう時間もないので直進する。
ここらで少し視界が開け錦湾が見え隠れするがすぐに斜面歩きとなり徐々に高度を下げている、何度か支谷を横切る箇所では道抜けしているが支障はない。

←夕日と錦港。
植林された尾根芯歩きとなれば樹木の間から錦港も見え、漁船のエンジン音も聞こえてくるとまもなくで浅間神社横へと出てくる。
ここからは漁港に沿って歩くだけだがここでも海の中を覗きに行く、岸壁を黒い魚がわんさか泳いでいる、腰掛けていたおじいさんに訪ねると‘グレや!’ホホゥ!コッパグレがいっぱいやん。
車に乗り少し走ればゆりかごの中なのか曝睡、途中温泉とご飯を食べれば今度は熟睡?ケルトさんは深夜の帰宅となってしまったけど今回も満足されたようで(=^0^=)v。
☆最後となりましたが、今回のコ−スを紹介してくださったzさんにはこの場を借りてお礼申し上げます。


日の出公園駐車地 爺塚 姫塚
ウバメガシ 姫越山 山頂より
398m付近より 真っ赤なキノコ〜 ハマゴウ
ハマゴウの実 芦浜池 浜を歩く登山者(f^^)












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