ワサビ谷左岸尾根~檜塚奥峰~マナコ谷周回【台高北部】 納山でラッキーにも霧氷♪ レポはケルト 2015年12月12日(曇りのち晴れ) |
年内にある程度片付けておきたい雑用が色々あるので、早くも今年最後の山歩。
久しぶりに三重県側から檜塚奥峰に行こう。
菅谷右岸広場に7時半頃着。
この週末も平年よりかなり気温高く、稜線上の雪も消えてしまったようなので冬枯れの景観が見れるだけの山歩だねぇと話ながら、千秋林道をテクテクと30分程歩き万才橋から木屋谷右岸道へと入っていく。
気温も低くなく、林道歩きが丁度いいウォーミングアップとなり体が暖まって日陰の右岸道も寒さを感じずいい調子で歩ける。
前日の雨でワサビ谷は水量多く、少し上流側で石飛して横切りトラロープ頼りにジグザグ急斜面を尾根へと登った所で小休止。すでにpiccoloさんのタオルが汗でびしょびしょ!。
「ここから今日は登る」とのこと。ウッ!久しぶりに4WDで登らなくてはいけない。
ちょこちょこ休憩を取りつつ、登っていると何か土の中から白っぽいものが芽を出そうとしている。
あれ?これって・・・「これってアキノギンリョウソウじゃない?」なんでこんな時期に?急斜面を登っているので、地面が目の前近くとなり見つける事が出来た^^;
ここのとこ9~10月の気温だったから、勘違いして出てきたのかな?周辺に10本くらい頭が見えてる。ツチグリも随所で見られる。
広葉樹もすっかり落葉しているので何も面白味がないなぁと思っていたが、山の神様はこんなお楽しみもプレゼントしてくれる!!
熊かイノシシ用の檻が残置されていた、どうかどちらにも会いませんように。
木肌の色が明るいヒメシャラが多くなりはじめ、もうしばらく登って行くと石楠花の木々も多くなりはじめる。花が咲く頃は綺麗だろうなぁ。
万才橋から2時間半程で稜線の登山道に合流。するとさっきまで曇っていた空にお日様が~現れ青空が見え始めてきたよ~\(^o^)/。
樹々の枝に着いていた僅かな氷が融けはじめ、枯れ葉に落ちる雫の音はまるで雨が降っているかのように聞こえる。
檜塚奥峰が見えはじめると同時に北側の樹々がほんのり白くなっている“やったぁ!ムヒョ~だぁ”これはラッキー!!。
暖冬と朝の冷え込みもなかったので、まったく期待していなかっただけにテンションは一気にUP。
只、真っ白に凍てついた状態ではないのでパラパラと落ち始めている。数十分遅かったらほとんど落ちていたでしょう。
誰もいない檜塚奥峰に11時過ぎ到着。
霧氷写真を撮っている時、後方からカップルが登ってきていたが、先に檜塚の方へ行かれた。
ヒキウス平を眺めながら、ポカポカ陽気の中でランチタイムは贅沢~ 12月中旬とは思えない暖かさ。
ランチを終えゆっくりしていると先程のカップルが戻ってきたので、私たちは撤収しマナコ谷側へ下山。
冬には強風吹き荒れるこの尾根も今日はとても穏やかだけど、ここに点在する木々の芸術的な反り方にはいつも凄さを感じる。
「耐えて耐えて~耐えぬいて~」生命力が立派!葉っぱが付いていないから、木の先端の枝分かれしているところの細かいところまでもがオブジェっぽくて素敵だ。
植林帯の中に入るとまもなくで、少し開けた台地にツチグリがわんさか出ていた。
こんなにまとまっているのを見るのもはじめて、超~かわいい~。
植林帯のつづら折れ道を下っていく。
単調でつまらないなぁと感じていると、枝打ちされて落ちている太さ5mmくらいの枝に小さなキノコがわんさか。
杉でしかもこんな細い枝にも生えるんだぁ!新鮮さを与えてくれた。
沢音が聞こえ始めるとまもなくで林道、沢で手と顔を洗いサッパリ。
納山が、こんな陽気となり〆にはもったいないくらいの“静かなお山の森歩き”で、とても楽しいものになりました!!
今年も山歩を見守っていただいた“山の神様”に感謝。いろいろなおみやげもありがとう(*^^*)。
来年も楽しく歩こう!
山頂から超望遠で | 山頂から超望遠で | |
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