お気に入りの谷から檜塚奥峰周回PartⅡ【台高北部】




霧に覆われた静かなお山の森歩き~♪


レポはケルト


2016年11月20日(曇り)

ちょいビビリます

先週でカラフルな世界は最後かと思っていたが、雨が降る様子もないだろうからと日曜日に歩きに行く事になった。
昼頃は晴れるかな?、ポカポカ陽気の中歩けるんだろうと思っていたが…。


駐車地に7時前に到着。冷え込みはない。
歩き出すと沢を挟んだ対面の斜面に陽がスポットライトのように当たりいい具合に紅葉しているのが綺麗(遠目には…)。
しかし、お日様が顔を出していたのはこの時だけだった(-_-;)


お気に入りの谷歩き

谷の出合の乾留工場跡で小休憩、この1ヶ月で3回目の来訪。お空はどんより曇り空~。


ここからは支流沿いを歩いて行くが、道が数ヶ所崩落しているのでちょいびびるところを歩かないといけない。
すべり落ちないよう慎重に進めば、徐々に谷は広がりはじめ、のんびり徘徊できる。


紅葉落葉の絨毯が敷き詰められ、沢の周りは苔むした岩や倒木の緑が鮮やかで美しい景観。
出てくるキノコちゃんたちはグミっぽいのが多い。
色は青色・黄色・オレンジとカラフルな物も。


1000m付近

今日も静かだ、沢の流れる音と時折、鳥たちの鳴き声が響くだけ。
紅葉のお山は人が多いはずだけど、先週といいマニアックなお山はほぼ貸し切り状態で楽しめるのがありがたい。


一つ一つ発見しては立ち止まり眺める、ゆっくりしたペースで楽しい。
美しい景観を眺められるのはなんて幸せなんだろうと、毎回感動の渦の中にいてるよう。


今回も溜め糞をよく見る。こんなに糞を見たのは今年が初めてかも。


霧にむせぶモリ~♪

それだけいろんな動物が生活しているんだなぁとつくづく感じつつ、どうかプーさんと鉢合わせしませんようにと祈りながら進む。


1000m付近まで来ると、寒くはないけど周りが霧で覆われ始めた。
周辺の樹木はほとんど落葉している。さっきまで紅葉を楽しみながら歩いていたのに、この先からはすっかり冬の様相となっている。


しかも1300m付近は霧で真っ白け~、でもこれはこれで神秘的だからいいかとプラス思考。


360カメラ動画 youtube.comへリンクしてます

色のない静寂な世界に入りふと色の事を考える。春はパステルな色を好み、夏はビビットな色を好み、秋は落ち着いたトーンの色を好む傾向があるなぁ。


部屋の模様替えもそんな感じになる。夏はブルー系の涼しい色で飾るが秋に入ると寒く感じるので暖色ベースに変更する。すると温かく感じる。


四季で好む色も変わるんだと改めて感じた。やっぱり自然に動かされてる。
季節を感じられる感性を与えられてるって豊かな感じ。もっともっと溶け込みたいな。


稜線歩き

結局、稜線歩きは終始真っ白な霧の中歩きで晴れることはなかった。
下山する支尾根は吹き曝しの坊主尾根!、風に煽られた変形シロヤシオが点在しているだけなので、ダウンを羽織る。


風で霧が支尾根を乗り越えている。piccoloさんが左の谷を指差し"渦を巻いてる"見るとホントだ!!霧が渦巻いている。
動画に撮らなきゃと撮影準備するけど時すでに遅し。でも素敵な現象は見られた!!


吹き曝し坊主尾根から植林の林へと入れば無風となり穏やかになった。


ここも真っ白け~

あの吹き曝しの場所の景観は、なんだかヨーロッパの羊飼いの放牧場所に見える。なんかそんなフインキだなぁと感じる。


ここの植林帯も美しい、綺麗に手入れが行き届いてるんだなぁと感心する。木々の間隔が美しく並んでいて美しい。

なんだかその並びからパイプオルガンの曲が響いてきそうだ。木々が合唱したら素晴らしい響きになるだろうなぁと勝手に想像しながら降りていく。


間伐された杉の倒木が綺麗な色の苔に覆われている。


倒木の苔がいい色してます

抹茶の粉がかかったバームクーヘンに見える。陽射しが入り込んでいないから、苔の色がいい感じで明るい。
いっぱい倒木の苔の緑と、シダの緑で植林の中も結構美しい。


標高を下げると白いスギヒラタケもあちこちに群生していて、可愛らしさをそえている。

そんなのを見ながら降りて行くとあっという間に駐車地へと着いた。
本当のホントに今日でカラフルなお山は見納めだ。


まもなく、霧氷が楽しみな時期がやってくるね。



水滴をお尻に乗せた ハサミツノカメムシ
おタヌキ様ため糞そのⅠ おタヌキ様ため糞そのⅡ シシ糞
おタヌキ様ため糞そのⅢ
ツチグリ
ホコリタケ
スギヒラタケ ホコリタケ



                


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