沢沿いでは2回目のテン泊、1年前以来の迷滝・雌滝がまた見られるんだと気持は高揚していた。 19日(土)7時、道の駅大塔で磯やんハリさんと合流、湯ノ又駐車地に向けて出発〜。 9時頃に湯ノ又駐車地に到着!天気がよく気持ちイイ今日はテン泊装備で荷物が重いので廃林道を歩く。 廃林道は日陰が多くなだらかなので歩きやすく、重たい荷物もさほど気にならない、途中何ヶ所か谷を横切る所では道が崩落していてるので足元に注意、1時間半ほど歩けば林道終点となる迷滝手前でピッコロさんと磯やんが下の沢の方に下りて第一テン泊候補地を偵察しに行った、15分ほどして二人が戻って来たが、ここらの沢は岩盤状になっていてテントが張りにくいとのこと。 迷滝を見物した後来た道を戻り以前訪れた事のある第二候補地のところでテントを張ることに決定。 |
地図 | ||
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コースタイム(全歩行距離約8km) 1日目 湯ノ又P 08:55〜11:00迷滝11:45〜12:00林道終点(昼食)12:40〜13:30テン場 2日目 テン場14:05〜湯ノ又P17:00 |
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←崩落した廃林道。 取りあえずここにザックを置いて迷滝を見に行くことに、身軽になったのでほいほいと登って行くと久しぶりに迷滝が眼の前に。 水量は以前より少なく二条になっていなかったがやはり高さは圧巻!!ピッコロさんの話では、この高さ80mはあろうかという滝をクライミングで登られた方がいると聞いてびっくり\(◎o◎)/!写真を撮り、滝の最下部にかかる虹を眺めたりしてしばらくおもいおもいに過ごした。 バンダナショットも撮りザックのところに戻ればちょうどお昼時、これから少し林道を戻り、150mほど谷へと下らないといけない。 |
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←お食事中。 その前におなかの空腹を満たしてあげないと、お昼はリゾットと秋刀魚の蒲焼の缶詰、なかなかおいしい!。 お腹も満たされたので、本日のテン場地へと林道を戻る、谷が崩れ林道が寸断された手前からトラバ−ス気味に急降下!浮き石も多く足元はあぶない。 途中、蛇がなにかを口にくわえているのを発見!よく見ると小さいオオダイガハラサンショウウオが必死にもがいている姿が見える。 こんな水のない所にオオダイガハラサンショウウオが居てるのも驚きだが、蛇はなんなく呑み込んで去って行った。 |
←テン場。 気を取り直して崩れた枝谷を下る、チョロチョロと水が湧き出てくるところまで降りてきた、砂利が靴の中に入ってくるあと50m程の声、もう少しで本流だ〜がんばらなきゃ〜。 やっとこさヒウラ谷に着地、あとは第二候補地のエメラルドグリ−ンの淵を目指し上流へ5分も歩けば記憶にある小滝と淵が見えてきた。 早速、それぞれのテントを張って今日の寝床を確保、薪にする木々を拾い集め夕飯は焼肉をするのでかまどを作る。 |
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←エメラルドグリ−ンの淵。 ピッコロさんと磯やんは淵で釣りをすると言うので私は餌になる虫を捕るのに川に入って、石の裏に潜んでいる蜉蝣の幼虫を探していた。 するとお腹がはずれてる沢ガニを発見、思わず手に取るとお腹の中から蟹の赤ちゃんがわんさか出てきた、わぁ〜かわいい〜としばらく眺めて遊んでいた。 ハリさんはテントでお昼寝、ピッコロさんと磯やんは当たりもないわ!とあきらめて戻って来た。 今日がめちゃくちゃ暑かったら、目の前のエメラルドグリーンの淵に飛び込みたいのですが、涼しいし水も冷たいので泳ぐことは諦めた。 |
←メラメラ〜。 私も遊び疲れたので、「夕飯まで寝るべ〜」とテントの中に〜、ピッコロさんと磯やんは夜のために火おこしをしてくれていた、男性陣は優しい〜!!そろそろ夕飯の支度をせねばと17時に起きたがなんだか肌寒い、防寒着を着こんでテントを出る。 もう焚き火が用意されていて暖かい、さあ暗くなる前に夕飯を済まさないと、手際よく焼肉の用意!素敵な景色の中で食べる焼き肉は格別!! お腹も満腹!しばらくは焚き火を囲んで21時まで歓談、曇っていたので期待していた星空はなし、もうそろそろ寝ましょうとそれぞれテントの中へ〜 おやすみなさい〜(-_-)zzz |
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←雌滝。 翌日は8時前に起きて(寝過ぎ〜f(^^;))、朝食作り〜、目玉焼き・ベーコンとパキポリウィンナー・サラダ・アメリカンブレックファースト!! 朝から、晴天!なんてすがすがしいんでしょう(^−^)コーヒー飲んで、ある程度片づけをして気づけばもう11時。 身体一つで雌滝を見に出発〜、テント場からものの5分くらいのところにその素敵なお姿が現れた! ヒウラ谷の一番のお気に入りの場所!私はここをインディージョーンズの滝と勝手に言っている、写真を撮りまくって周りを散策。 さぁ戻りましょう!河原の石の上を渡り歩いていたときだった、低い石から飛び降りた時に「ぶちっ」と嫌な音がふくらはぎから鳴った!んん?と思った瞬間足に異変が・・・。 左足に激痛!「えっ何?」どうも肉離れを起こしたようだ、“なんで〜?なんでこんなところでそんなことになるの・・・”すぐにピッコロさんがタオルを使って沢の水で冷やしてくれた、少し落ち着いたのでとりあえずテント場へ戻らないと、でも足が痛くて歩けない。 このおも〜〜〜い私をピッコロさんはおぶってくれ何とかテント場まで戻れた。 |
←雌滝。 消炎剤を塗り湿布を貼って手当をしてもらう、しかし怪我をしてもお腹はすくf(^^;)、戻ったころはちょうどお昼時、腹が減ってはなんとかで!昼食を食べてから撤収作業。 こんな足になったが迷惑をかけたくない、ピッコロさんにテーピングしてもらい歩けるか確認、テ−ピングで痛みは少しマシになりびっこひいたら歩けそう。 荷物はほとんど食料だったのでかなり軽くなっていたから背負え、本流沿いはピッコロさんに腕を貸してもらいながら歩けたが、枝谷を廃林道まで150m登っていけるか不安はあったが登るしかない。 磯やんハリさんに先導してもらう、足もだんだん慣れてきたみたいで何とか登れそうだ、ピッコロさんが磯やんに“もう林道見えるはず”と言うが“見えない〜”とやりとりしている、先導している磯やんたちがなかなか廃林道に出れていないようで、ピッコロさんがおかしいと気付きGPSを確認、“50m登りすぎている!”と言い磯やんに戻るよう指示。 |
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←1100m付近は紅葉しています。 ピッコロさんも私の面倒を見ていてくれていたため、寸断された林道をすでに横切っていたことに気付かなかったようで、ガレ場を下るのは危険と判断したピッコロさんは迂回して植林帯の中をジグザグに下り廃林道へ降り立ちしばらく休憩〜。 ここからはダラダラと林道歩き、私の足はもつかな?左はつま先立ちにしたらなんとかなりそうだ。 先にいかしてもらった、ふくらはぎが伸びると激痛が走るので気をつけながら何とか駐車場までもってくれと先を急ぐ。 途中廃林道は谷を横切る所では道が寸断され崩れている、足が何もなかったらささっと歩けるのにこんなことになっているので、その崩れているところで前に出した足に激痛が走りバランスを崩してしまった。 |
←湯ノ又駐車地。 四つん這いになったが、ザレているので足掛かりも手掛かりもまったくなくどうしよう・・・ズズーと体が滑りだし止まらない・・・「エッ!私このまま落ちて行くの?!」頭の中ではコマ送りされているかのようにいろんな思いが横切っている瞬間ピッコロさんが下に入り込み“支えたからもう大丈夫”。 よかったぁ〜助かった〜、“もう少し上に上がり!”と磯やんの声が聞こえた、上を見たらなんとか歩ける道が付いているのが見えたのでなんとか四つん這いで這いあがる。 「あ〜生きてる〜」ほんの一瞬のことだが怖かった、右腕に擦り傷だけで済んだ。 なんとか気を取り直し廃林道を下り車が見えた瞬間「帰って来れた〜(T_T)」とホッとしました。 |
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←バンダナショット。 後で聞いた話ですが、重いザックを背負ったピッコロさんは躊躇する事なく滑りはじめた私の下へ回り込み支えてくれたそうで、どうしてピッコロさんは足掛かりもないあんな場所で支えられたの??やっぱり大魔王さまだぁ〜〜〜、もしそのまま滑っていれば…2〜30mは滑り落ちていたかも…。 囲炉裏に入り良き山仲間に出会ってからは、今までに見た事のない動植物や神秘の森を案内していただき、いつも心に残る山行をしているなぁと感じています。 せっかく、テント泊を楽しみに来たのに皆さんに心配とご迷惑をかけてしまい申し訳ありません出でした。 PS…思ったより回復も早いようで今は痛みもほとんどなく、もう次の山行を楽しみにしていますf(^^;)。 |
迷滝最下部の虹。 | 迷滝上部 | 雌滝全景 |
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雌滝の釜 | 白いトリカブト | シラヒゲソウ |
山椒の木 | ||