稲村ヶ岳(1725.9m)・大日山(1725.8mらしい)        (奈良県吉野郡)    
                                              2003年6月07日(曇りのち雨)


5月末に大台ヶ原へシャクナゲを見に行ったが天候が悪く満足に見られなかったので
ギンリョウソウも見るべく、まだ登ったことのない稲村ヶ岳に。

シャクナゲ・ギンリョウソウ・イワカガミのスライド写真はこちら

アクセス
R169からR309を天川村へ
、天川川合を洞川方面に左折し洞川温泉を過ぎ5分
で母公堂前P 参拝者以外は駐車料¥500。

コースタイム
母公堂→60分→法力峠→75分→稲村小屋→40分→稲村ヶ岳
→25分→大日山→25分→稲村小屋→100分→母公堂
(全行程時間6時間30分)
【歩数は約10.230歩】

画像をクリックすると大きな画像を見れます。
周辺地図 3D地図 コ−ス断面図
母公堂

洞川の“ごろごろ名水”を過ぎるとすぐに朱色に塗られた母公堂が目に入る。AM7時半頃到着すると1台の先着組が登る準備をしていた。

稲村ヶ岳は男女とも登れる山で、雨乞いの対称として信仰されてきた山。山上ヶ岳から分岐した大峰山系の支脈で修験道の行場であったそうです。
登山道入り口の立て看板には、山上ヶ岳は今でも女人禁制の山であることを書いてあった。
しばらくは緩い勾配で杉林の中の登山道をゆっくりと高度を上げて行くと20分程で水場があり天然水を頂く。木立に囲まれているため風がなくしだいに汗が流れはじめたのでTシャツ1枚に。

突如現れた“マンモスな木”(^-^ )
ここにも自然の芸術作品がありカメラに収める。


約1時間で法力峠、右に折れると観音峰山を通過。
しばらくすると右手に潰れかかった小屋が現れ、中を覗いて(°m°;) アレマッ!これって『かわや?!』よく見てみるとやはり『かわや』
しゃがんで前の飛び散る所には立て板がある、以前は使われていたのだろうなぁ。完全な垂れ流し!。


植林された道からブナやミズナラの広葉樹に変わり、落ち葉の中からは“ぎんりょうそう”が顔を覗かせているのが目に付くようになってきたが、まだ蕾状態が多く満開だったのは1輪だけ、でも今まで1箇所に3本出ているのしか見たことがなかったので、7〜9本出ていましたから   (^▽^喜)じゃいました。

さすがに大峰山系!修験者の方たちと多くの挨拶を交わすのは覚悟していたが、若者が数名のグル−プ単位でぞくぞくと降りてくる、胸には県内の〇〇高校と名札が付けられているがグル−プごとに違う!
聞いてみたら『インタ−ハイの予選なんです』との答えに納得。
今日は『こんちわ』と挨拶を何百回言っただろうか(~ヘ~;)ウーン
高校生とのすれ違いがなくなったなぁと思っていたらまもなく稲村小屋に到着。12〜3人が休憩されていた。
←稲村小屋から稲村ヶ岳への道。
ここから先はキャンプ・昼食禁止の立て看板があり時間も早く着いたので先に稲村ヶ岳・大日山に登り戻ってから昼食することにし、早々に立つ。
なだらかな道を進むと前方にニョコ−ンと突っ張った大日山が見え始め足元が岩になったり、周囲にはシャクナゲが咲いていたりと様子が変わり始めてきたら大日のキレット。右によじ登るような細い岩道が大日山へと続いているが、先に稲村ヶ岳へと急ぐ。



←稲村ヶ岳頂上1725.9m) 360°の大パノラマ。

頂上付近には“イワカガミ”がまだ咲いていたぞ〜(蕾状態も
ここのところ1000m越えの眺望には縁が無かったので双眼鏡でゆっくりと楽しむ。
観音峰山・山上ヶ岳・大普賢岳・弥山小屋も目視できる大パノラマ40分ほど満喫したあと大日キレットへと戻る。     
←雲に隠れた辺りに弥山小屋。
現在、天川からのR309が崩落で通行止め、復旧にはかなりの時間が掛かるようで、オオヤマレンゲを見に行けるだろうか?。


←大日山。

登る道があるの?!と疑いたくなるような岩山。
←大日山への道。

ネットで調べたら『ザックを置いて登った方がいい』というのもあったが登山道入り口には盗難注意の呼びかけ案内があったので担いで行くが、鎖や
鉄梯子・脚立(なぜか)などで整備されていてスム−ズに登れました。

足元のおぼつかない人は避けたほうがいいのは言うまでもありませんが(=^^=)


←大日山頂上(1725.8m)とプレ−トには書いてあった。
大日如来を祭ってある祠の前で記念写真。
眼下には白倉谷の樹海が広がっているそうだが、見るのを
忘れてしまったo(;△;)o

戻る途中にシャクナゲやイワカガミの写真を撮りまくり稲村小屋
前の広場で昼食。遠くでは雷鳴が聞こえるので早々に下山。
1時間もすると雨が激しくなり雷様もほぼ真上に到着“ピカッ”
“パシッ〜”  『お〜い次光ったらステッキ投げ捨てろよ〜』
と言いながら早足で無事下山。母公堂の軒先に入るとおばち
ゃんが暖かいコ−ヒ−を入れてくれた。感謝!感謝!


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