宮ノ谷〜風折滝落差80m〜825p〜滝見尾根1130m〜1024p〜宮ノ谷【台高】





2009年02月08日【日曜日】曇り時々晴れ 
 
                             
1月中旬以降は春の気配をも感じさせる日中の気温、例年なら氷瀑の風折滝を見られるのだが…諦めつつ…いやちょいとでもアイスブル−が見られたらと期待しつつ…zippさんのヤブコギレポNo.2443を参考に滝見尾根周回コ−スを予定し出かける。
 GPS軌跡           
  
コースタイム(全行程約7時間半・全歩行距離約9.5km)
宮ノ谷P 07:25〜08:00風折谷出合08:10〜08:55風折滝09:15〜10:40出合(825p)10:46〜11:05飯場跡11:25〜12:05滝見尾根(1120m)12:35〜12:55尾根(1083p)〜13:10尾根(1024p)13:15〜15:05宮ノ谷P

←宮ノ谷渓谷遊歩道。
ひっそりと静まり返った駐車場はまだ1台も来ていない、滝見尾根から宮ノ谷への下降地点は一般的には犬飛び岩だけど駐車場のすぐ下の対岸に降りられないか?ザックを背負う前に確認すべく 河原へと下り対岸を見る、3m前後の岩崖が続いている程度なのでなんとかなるだろ〜。

風折谷出合までは歩きよい遊歩道、対岸の六角屏風岩を眺め昨年来た時は屏風岩上部の庇にスズメバチの巣がぶら下がっていたが落っこちてしまったようだ。
←穴潜ります?。
出合の岳魂碑前で山行の安全を祈り小休止、出合を右に行けば高滝を経て池木屋山へと続く登山道、今日も左折れして谷沿いを風折滝へと向かう、川面を見ても魚影を見る事もなく花が咲いてるでもなくただタンタンと岩を乗り越え上流へ、ここでドボンしたお方も居るので慎重に川面にせり出した岩をロ−プ頼りに降りればすぐにロ−プでの大岩穴潜り上りor大岩登り、どちらでも選択できるように大岩の内と外にそれぞれロ−プが垂れている、前回は潜ったので“ヨイコラどっこいしょ!”と乗り越える。

←これを登れば風折滝が見えてきます
アスレチックをこなせば谷の岩乗り越え歩きとなるがまもなくで2mほどの斜瀑がある広場で小休止する、この先の小滝横にぶら下がるロ−プも飛沫を浴びる事なく越えすぐにロ−プ頼りに岩をへつり無事通過、お次は4m程の大岩をロ−プで垂直登り、ここのロ−プは滑り止め結びの間隔が短いので握力と体重を支えられる腕力さえあれば大丈夫。

アスレチックが終わればすぐに滝音が響く風折滝の全貌が見えてくる、やはり垂直の岩壁はまったく凍っていなく茶一色(TωT)それに昨年より水量は多く風で滝筋が折れ曲がる姿は見られるのか?三脚を構えて待機する事10分ほどで“折れ曲がった〜〜(これこそ風折滝)”。
←風折滝落ち口。
いよいよこの滝を巻いて上流へ、zippさんグ−さんは少し戻った下流の小尾根から取り付いたのだけどふと目の前のルンゼを登れば小尾根途中に乗れそうな〜、四つん這いになり苔むした岩壁に手を掛け必死に登る、こんな無様な姿を誰かに見られていないかと何度も下を見ながらf(^^;)小尾根へと這い上がる。
へぇ〜zippさんが書いてたようにテ−プがある、んん〜消えかかってるけどこれはTWさんのサインかな?木々の間から滝の落ち口が見えほぼ同じ高さに登ってきたようだ、ーの前をトラバ−スして落ち口近くへ降りようか?と思ったが今日は水量が多いので岩壁に囲まれた砥石谷出合付近で進めなくなったら難儀しそうだから目の前のルンゼを小尾根まで登り詰める事にする。

←825p出合から上流を見る。
いつの間にかテ−プもなくなり浮き石ルンゼを汗ダクになり小尾根に乗る、このまま小尾根を登り詰め滝見尾根へ向かえばいいのだが昼食用の水をまだ汲んでいないので、825pに下り建物記号のある飯場跡まで枝沢を詰める事にする。
岩ーを避けながら急斜面を下るとまもなくで水越谷の小滝が見え825pに着地、ここから見る限り上流はなだらかで歩き良さそうな雰囲気!グ−さんはここを詰め上り、zippさんはこの中間尾根を登ったんだな!では僕は滝見尾根に楽して行ける右岸枝沢へと入る、北斜面となる左岸には今日初めて見る残雪だがすっかりカチンコチン!雰囲気はいいのだが所々にワイヤ−が放置されているんだなぁ〜。
←滝見尾根1120mの大ミズナラ。
825pから15分ほどで左から涸沢が合流する二股となったところにトタン板や一升瓶などが散乱した飯場跡着、水を汲み周辺を散策、1083pからの破線道はここからすぐの所で消失しているとzippさんが書いていたので他にないのかな?とウロウロしていると薄い道型が!50mほど進み行けそうなのでザックを取りに戻り辿るがなんの事はない見えていた所から20m回り込んだ所で消滅している、素直に目の前の灌木を掻き分け急斜面を小尾根へと這い上がるとこんな小尾根にもテ−プがある、こりゃ〜zippさんの二番煎じやな〜まぁ程なくで滝見尾根に乗ったと書いていたから登り詰める…が甘かった!この傾斜はなんだぁ〜石が落ちれば止まることなくどこまでも転がるほどの傾斜!ヨレヨレになりやっとこさの思いで滝見尾根に乗ると下部が二股に分かれた大ミズナラが出迎えてくれた、幹は尾根芯を僅かに外れ西斜面と平行するように極端な卵型となっている、斜面に倒れにくいように成長したのかな。 ここで昼食とする。

(帰ってカシミ−ルにトラックを表示させ小尾根の勾配を確認すると、なな!なんと17〜45°であった。)

←こんな勾配ですY(>_<、)Y。
30分ほどで昼食休憩を終え滝見尾根を1083pへと北上する、痩せ尾根を進むとまもなくでナイフリッジが現れちょいとビビるがロ−プを渡してあるので難なく通過、その後の尾根は広くなり順調に小さなアップダウンを繰り返し進む、ありゃ?今滝見台(1083p)通り過ぎた?振り返ると目の前のピ−クがそうでしたf(^^;)風折滝や高滝が見たかったなぁ…。
←植林帯激下りのはじまり〜。
ブナの若木を右に左にと交わしながら快適な尾根歩き、うっすら雪景色の霧降山北東尾根を時々見ながら“あそこも池木屋山からの周回ル−トで歩いてみよ〜”なんて思いながら足を進めるとテ−プの多い1024p着、東斜面を下るテ−プを見送り50mほど直進すればテ−プに‘←犬とび’と書かれている、見覚えのある字体だ!ここからは植林帯の激下りとなるのだが間伐材もた〜くさん倒れている、Co880m付近で右尾根へと乗り移らなければならないが真新しいピンクリボンが尾根芯にず〜と続いている、地図を見ればこちらの方が歩きよいかも!崖に突き当たるが右にトラバ−スできそうなのでズンズン下る。

←枝沢の落ち口。
植林を抜けると尾根が狭くなり灌木を掻き分け下れば崖上となるが、木が覆い茂っているのでさほど恐怖感もなく足元も大丈夫、しっかりと根付いた灌木とリボン頼りに右へトラバ−ス
植林帯に復帰すると作業道らしき道型に出る、杉の木には赤スプレ−で‘歩道→’これは歩道なのか?辿ってみよう!2回ほど枝沢の滝の落ち口付近を横切り3つ目の枝沢を横切るところで
歩道もピンクリボンもプッツリと途絶えてしまう。
このピンクリボンは林業作業用のようだった。
←中央の倒木頼りに着地。
位置確認しようとGPSを見るが受信状態悪く現在地は?マ−クが出ている、植林帯歩きでこんな事になるだろうと1024pであらかじめ駐車地にコンパスをセットしておいたのだった、久しぶりに地図とコンパスのセット使用(^ ^;)ゞ、少しトラバ−スしてまもなくで降れそうな斜面となったので河原へ激下る、対岸には杖置き小屋も車も2台見えたのでバッチリ!だが河原に降りるには高さ2.5mの岩壁をパスしなければならない、ザイルを出さなあかんかな〜と思いつつ見渡す、いいもんみっけ〜!いい具合に倒木が岩壁から河原に倒れているのでそれを伝って河原に着地。

駐車場への斜面を登れば帰り支度中の男性が2名、“こんにちわ〜”と登りながら声をかけると“おぉ!びっくりしたぁ〜”高滝・風折滝をピストンしてきたが誰にも会わなかったのでこの車の持ち主は池木屋にでも行ったんだろうと思っていたらしく、マニアックな歩きをされているんですねぇ〜と言われてしまったf(^^;)。。


広場 小滝横を登れば→ 岩壁をへつります
見えてきました〜 ノ−マル 風に流されて〜
飯場跡 滝見尾根に乗りました ナイフリッジ
枝沢の落ち口 またもや枝沢の落ち口 2008年3月8日の画像











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