【二日目】富士山見ながらの稜線歩き~♪ 下山ル-トは中道登山口へ レポはケルト 2013年08月13~14日(快晴) |
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周りがガサガサ騒がしい。時計を見ると3時半過ぎ。起きなきゃ! 肌寒いのでポタージュスープにご飯投入してさらにカレー粉と塩で味を調えたおじやを食べる。温まる~(*^_^*) 外に出ると、まだ星がくっきりと見える。テントを撤収して、出発準備をする。今日は、観音岳~薬師岳を縦走する予定。 AM5時前に鳳凰小屋を後にする。 |
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朝日を浴びながら脚立を登る!
いきなり急登だが針葉樹林帯の尾根歩きなので、昨日の地蔵岳へと登る砂道よりはるかに楽~。約1時間で稜線に出たので小休止。
この辺は、花崗岩だらけなのでなかなか面白い光景が見られ、オベリスクも綺麗に見えている。
そうしていると観音岳方向から単独男性が下って来た。
「上は景観は良いですか?」と問いかけると「いいですよ!!」と教えていただいた。
「単独行さん?」「piccoloさん?」あら凄い、囲炉裏の単独行さんだったのです。
せっかくなのでバンダナショットを撮る。ちょこっと会話を交わし、分かれる。私たちも観音岳へと目指す。
観音岳山頂には人が少なそう。頂上に到着した頃には、私たちと男性単独の方が2人だけ。今のうちに写真をいっぱい撮らないと。
右手には北岳、進む方向真正面に富士山が見える。お天気がいいからラッキー!!。
幸先いいなあ~ 観音岳を後に薬師岳を目指す。3~40分くらいみたいなので、楽々縦走を楽しめる。
富士山や北岳を見ながら歩けるのは贅沢!
それに稜線上は様々な形をした花崗岩やお花が咲いているので、目を楽しませてくれる。
雲海からチョコンと現れてる頂を見て「あっラピュタ!」なぁ~んて!気分ルンルン!!
後ろを振り返れば、甲斐駒・仙丈もいい感じ。
花崗岩の大群は海から進化した動物が陸へと這い上がってきてるような光景に見えた。(私だけそう見えるのか?)なんだか面白い(^^♪
稜線東側の雲海を眺めていると雲の中から1点強く光っている、光が見えた。
「なんだなんだ?」と目を凝らして見るが何なのか判明しない。
piccoloさんを呼びたいがかなり先を歩いているので呼んでも聞こえないだろう。写真に写るかどうかわからないけど、撮っとこう。(後で確認したらやっぱり光っていた。)何の光だったんだろう?朝から不思議体験。
いろいろ楽しみながら、あっという間に薬師岳に到着。すごく平で広~い山頂!ここも人が少ない。
10分もしたら、私たちだけになった。やった~また貸しきり状態。すぐ下に薬師小屋があったが、小屋には行かずここからの360°大パノラマの眺望を楽しむ。
ザックを置いて写真撮りに走り回る。お盆なのに本当に人が少なく、平日に来ているようだ。
腹ごなしに軽くパンを食べ、中道コースを下っていく、これで富士山ともお別れとなる。
ここからは何の展望もないと聞いていたが、下り始めると「楽しい~」が始まったのだ~針葉樹林のコケむしった緑の中から、いろんな小物たちが出てきた。
「7月末くらいのレポにはまだギンリョウソウが咲いてたらしいで」「えっ本当? でも8月だし、もうないでしょ?」と話していたら、ギンちゃんが咲いていた。
「うっそ~」目を凝らしてもギンちゃんにしか見えない。え~~~8月なのに咲いてる。若干終わりかけているがその後も何本も咲いていた。
きのこもいろんな種類が生えている。イグチ系が結構多かった。
結構傾斜がきつく足が痛くなってきたが、楽しませてくれるものがぞくぞく登場するので下り道までいいとこやん!しかし足が痛くなってきたので、ちょっと歩いては休憩を繰り返し、登りと同じくかなりの亀足。
穏やかな道が出てきて、ずーっとこんな道でと願いたいが地図を見るとこの先傾斜のある下りが待ち受けている。きつい~~~~(T_T)
激下りはかなり続いたがようやく笹道になった。苔むした森道はもうないのね・・・ それまでは景観でだましだまし来たが、笹道は笹しかない。
つまんない・・・・足が痛みジンジンくる。するとふんわりと甘い香りが漂ってきた。
「何?なんか甘い香りがしてるよね。とうとう足が痛くて幻覚見てるんとちゃうよね?」「うん、なんか香ってる」どっからや~あたりを見回すとポツンと白い花をつけた木があった。
「あっ!あの木の花の香りやね」「う~~ありがたい。また助けてくれてる」何回かそうやって花の香りが漂ってくる。いい間隔だ。
最後のつづら折れ道もかなりきつかったが、登山口の廃屋が見えてくると「下山完了~」13時過ぎに駐車地着。
登りも下り道もきつかったけれど、お盆でも登山者少なく見所がいっぱいあったのでいいところだったなぁと感じました。