天使の翼をまとったアイスブル-の 【三重】 アイスブルー氷瀑と天使の翼は本当だった~♪ 参加者 禿羊さん・YASSAN・ブルコメさん・コメットさん・piccoloさん・ケルト レポはケルトさん 2012年02月05日(曇り時々晴れ) |
久しぶりの囲炉裏オフは三峰山のスノーシューハイクを予定していたが、行く2日前に風折滝氷瀑の情報が入り、参加の方々には了承を得て、急遽風折滝の氷瀑鑑賞に行先変更~。 道の駅大宇陀にAM7時集合、禿羊さん・piccoloさん・私はYASSANの車に乗り、ブルコメ&コメットさんの車と2台で宮ノ谷を目指す。 車の中では禿羊さんがいろいろお話を聞かせてくれる。自転車のロードバイクもしているそうでお話を聞いていて楽しい。 杉谷集落手前から積雪・凍結している。前を走る車もゆっくり走っている、高見トンネルを抜けても凍結していて最徐行で下り栃谷集落へ右折。 加杖坂トンネルへの登りではスタッドレスタイヤでもスリップして立ち往生、タイヤチェ-ンを装着してトンネルを抜け宮ノ谷林道終点に8時半ごろ到着。すでに車が8台くらい駐車されていて、松阪労山の17名パ-ティが身支度中でした。 なんとか2台置け、アイゼンを装着して労山パ-ティのあとに出発~。 |
←回廊。 労山パーティとは距離が離れているので、歩みは前後に誰もいないので静寂な谷の遊歩道歩きを楽しめる。 谷の岩も雪を被っている。遊歩道を横切る枝谷の小滝にはツララがあり、「わぁ~綺麗~」の声があがる。 凍てついた階段を上ったりで足元に気を使ったりするが、アンコールワットの壁のような岩が出てきたり、垂直な岩壁に取り付けられた回廊を歩いたりで凄く楽しく見どころも満載!! 水越谷出合いのところで先の労山パ-ティが休憩されていた。 |
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←水越谷出合。 私たちも小休止、汗ばんできたので上着を脱ぐ。 私たちが休憩している間に労山の方々が出発された。 遅れて出発~、ここからは道のない谷芯歩きで手を使う回数が増える!こういうのが楽しい~♪ 長靴じゃないのでドボンしないように気をつけて徒渉していく。 楽しく歩いていると労山の方々が左岸斜面で順番待ちで並んで待っている。第一の難関のようです。 piccoloさんが沢の岩を渡って見に行くが谷芯からは行けない状態。 |
←真冬の谷歩き~。 斜面から沢に下りなければいけないが、設置されたロ-プにぶら下がりながら勢いで少し前に着地しないとドボンするのだった!労山のリ-ダ-らしき方が、持参したロープを設置してあるトラロ-プに結び下りやすいようにしてくれている。 何人かが下りられ、「私たちは人数が多いので前に行ってください」と道を譲ってくださった。 お言葉に甘えて私たちもそのロープを使用させてもらいドボンすることなく着地、が数m先で第二の難関です!! こうなると私達は労山のパ-ティに混じってしまっていた。 |
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←隙間を登ります。 今度は岩が重なった僅かな隙間の中を登りぬけるか?外から大岩に垂らされたロ-プを腕力を駆使して登るかの選択! ブルコメさんpiccoloさんは外のロープ登り、他の私たちは隙間を登り抜けることに。 隙間は狭いのでザックを先に引き上げてもらい空身で登らないといけないが、そこにもロープが垂らされているので何とかなりそうだ。 またまた労山の方が手を貸してくださって、そこもなんとかクリア!!お礼を言って、先に行かせていただく。 ほっとしていると前を歩くコメットさんがサングラスを水の中に落とした。 |
←アイゼン効かして登ります。 流される~!とっさに水の中に手を入れたが水の流れに邪魔されてなかなか掴めないがなんとかキャッチ、しかし手袋はビチャビチャ・・・だがさすがゴアテックス!!浸透せず大丈夫!!
しばらくはゆるやかな谷沿い歩きだが岩場を流れ落ちる水のすぐ横を登り上がらねばいけない。 岩場は完全凍結しているが、ロープ頼りとアイゼンを効かせて難なくクリア。 しばらくすると前を行くコメットさんが、岩を登り切る時に今度は帽子を落とした、落ちる~と気がついてとっさに手を出す。 右岸枝谷の滝の大きなツララを眺めたりしながら軽快な谷歩き~、ようやく最後の難関でもある4m程の大岩垂直ロ-プ登り!先行していた3人の方が難儀してるようであった。 |
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←見えてきました。 piccoloさんはすかさず右岸寄りに岩場を乗り越えて行き、私達も後追いするとすんなりと3人をパスしてしまった!さすがだ! すると真正面木々の間からツララがいっぱいぶら下る大きな垂直の岩壁が見え、下にはうっすらとブル-の氷塊も!!YASSANが「あれかな?」と言われ、piccoloさんに確認したら「あれやで~」と!! 「 近づくにつれその全貌に息をのむ!まさにアイスブルー「なんて美しいんだろう~~~」皆がその美しさに感動~「天使の翼だ~」。 すでに何人かいらっしゃる。適地を探してバンダナショットを撮っていると労山の方々も到着される。 |
←絶景の昼食場所。 私達は先に昼食場所を確保してから写真を撮りまくる。
氷瀑を眺めながらお昼をいただくのって贅沢~、少し暖かいので時折氷塊やツララが落下して谷に響き渡る音に驚かされる。 明日からは雨も降るようなので今日はホントにグッドタイミング。 滝上を眺めていると天使が大きな翼を広げているように見え、絵画で体のない天使を思い出した。 食事をしていると普段着姿で上がってくる数人の若者が・・・ジーパンだ~ よくよく会話を聞いていると日本語じゃない、中国・タイ? 外国でも有名?なのかな。 しかし普段着でここまで上がってくるとは、凄いと言うかなんと言いましょうか(-_-)ゞ・・・。 |
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←天使の翼。 食後労山の方々と会話するが、囲炉裏のことは知らないようです。ちと淋しい・・・。
お昼を食べ終え、アイスブル-の氷塊まで登れないかと見に行く、トレ-スはあるが登れそうにない。 piccoloさんYASSANと私で右側ら巻いて登れないかと登って行くが岩が邪魔をして行けそうにない。 YASSANがこの左側から行けそうだと挑戦、piccoloさんはもう少し上の右側から挑戦。 |
←アイスブル-の氷塊。 取りあえずどちらかから声がかかるのを待つが、なかなか二人とも戻ってこない。
piccoloさんが断念して戻ってくるが、YASSANが戻ってこない。「YASSAN~」と呼ぶが返事がない・・・行けたのか?心配。 一旦下に降りて上の方を見るがその姿は確認できない。 その内労山の方4人が真正面からピッケルを使って登って行かれたい。 YASSANの姿が見えない「どうしよう・・・」と心配していると、ちらっと姿が見え「ほっとした」。 |
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←見事なツ~ララ。 滝の右側横までトレ-スがあったが、その先は崖になっていたので撤退したとのこと。
その間にブルコメさんがピッケルを使って、正面からアプローチしているがなかなか上に行けなさそう。 登るに登れず、降りるに降りられず困っているようだったが、その横を労山の方々がピッケルを使って下りて来られた。 ブルコメさんのいる位置から1mくらいのとこなので、なんとかそこまで行けたら降りれそうですよと声をかけると降りて来られた。 |
←ビビッてますf(^^;)。 労山の方たちが下りて来られたところから登ってみたらと、ブルコメさんに言ってみるが「もう時間がなさそうだからいいです」とは言いつつもpiccoloさんには目で「登りましょうよ」と訴えているのがわかった。
結局、piccoloさんが登ってみよか!ということで、piccoloさん・ブルコメさん・私の3人で登った。 労山の方たちが道を作ってくれたから、ピッケルがなくても登れた。 上にあがると岩棚は一面ぶ厚い氷に覆われ、アイスブル-の氷塊まで行くのは斜面になっているので危険・・・アイゼンは付けているけど、そんな凍ったところを歩いたことがないのでちょっとびびる。 |
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←圧巻です。 piccoloさんは難なく行け、すでに写真を撮りまくっている。ブルコメさんはピッケルを持っているので行けた。
私が立ち往生していると「大丈夫やから、おいで」と言われへっぴり腰で怖々足を進めなんとかアイスブル-の氷塊に近づけた。 下からはYASSANが写真を撮ってくれた。 やったぁ~~!!近くで見ることが出来て大満足!!だが戻るのはもっとビビりが入り、そこを過ぎるとシリセードで下へと降りることができた。 下で禿羊さんは待ちぼうけをしていたので冷え切ったみたい。お待たせしてすみません。 |
←慎重に下ります。 時間はもう14時、もう他に誰もいなく私達も風折滝をあとにする。
風折滝が見えなくなる所で振り返り、その全貌をしっかりと目に焼き付け谷を戻る。 あの岩の穴のところで渋滞しているのではないかと思っていたが、他のパーティはスムーズに通過されたよう。 皆が下山してから、かなりあとに私たちは下山に入ったから、その差もあるのかも。 第一の難関は、労山の方がロープをそのままにしていてくれたので、難なくクリア出来た。出合の小屋でアイゼンを外し、駐車場に16時着。 |
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←ベストショットです。 労山の方々がまだ駐車場にいたので、いろいろとお世話になりましたとお礼を言った。
今日は松阪労山の方々と出会った事で、難関では私達にも手を貸していただき、大人数だからと道を譲っていただいたりとお世話になりありがとうございました。 参加してくださった皆様、今日は三峰山スノ-ハイクから予定変更して正解でしたね~、あちらでは樹氷がなかったそうですよ~。 素敵な天使の翼&アイスブルーの氷瀑が見られて幸せです。 |
岩の隙間登り | 隙間から出てこ~い | |
結構な人出(^^;) | ||
グッドタイミング | ヨイコラショf(^^;) | 圧巻! |