地蔵谷~赤ゾレ池~ゼエノ谷【北部台高】


木梶界隈の紅黄葉と静かな谷歩き~




レポはケルトさん


 2011年11月06日(小雨)

今回は紅葉を楽しめたらと、秋の地蔵谷オフを企画!!
AM7時 東吉野温泉『みのや』駐車場に集合、地蔵谷へ出発~。

天気予報は曇りのち雨だったのに小雨が降っている。小雨のままだったらありがたいのだけど・・・高見トンネル東口を出てすぐに右折、高見峠への道すがら横を見ると山々の谷間に雲海が見える。

何回も地蔵谷に来てるが雲海を見たのは初めてかも。小雨が降っていて気温が低いからかなあ、ふと前をみると鹿の白いお尻が見え、林道を横切って行った。

「今日は誰か先に来てるかなあ?」とpiccoloさんに問いかける「この天気じゃ誰も来てないやろう」と、すると駐車地に先客1台。見覚えのある車が止まっていた。「ヤブコギのグーさんの車や」とpiccoloさん。

「わぁーグーさんのだわ。夫婦滝展望駐車地で横に止めた時の車やね」今日はお会いできたりして!!前回はニアミスだったから、今回はお会い出来たらなぁと楽しみが一つ増えた。
スライドショ-  書き込みお待ちしていま~す♪管理人@ケルト&piccolo
←地蔵谷。
雨もやみそうにないので、皆レインウェアと長靴を履いて出発~ 小雨だからいい意味でしっとりとした森が堪能出来そうだ。

レインウェアも見事に誰も色がかぶっていない。カラフルで見ているだけで気持ちが楽しくなってくる。
はちえもんさんとハッチさんは長靴山行が今回が初めてで購入してきていただいた。

黒地に綺麗な色のブルーの線が入っていてカッコイイ感じ、はちえもんさんが「つま先に鉄が入ってるんですよ」と安全靴タイプの長靴みたいだ。
重みがあるから六甲全縦の練習になるかも!!
←地蔵谷。
木梶林道歩きも楽しい会話をしていると、あっという間に地蔵谷出合いに着いた。
「さあ、ここから降りていきますよ~」と声をかける。

今回は長靴が大活躍である、piccoloさんを先頭にバシャバシャと渡渉して行く。

地蔵谷右岸の斜面を登っていく、皆さん長靴山行に慣れていないのと急斜面を登らないといけないのでちょっと大変そう、と思っていると目の前の突き出た岩にガッツンと膝をぶつけてしまった。(T_T)やってしまった。痛い~(>_<)しかもレインウェアの膝あたりが破けてしまった。ショック~ のっけからわたしときたら・・・

←静かな谷歩き~。
水平道となり余裕を持って歩ける。周りは黄葉していて綺麗!!まもなくで道が途切れ地蔵谷へと降りて行く。
piccoloさんが「ここから谷沿いを上がっていくだけだから好きなとこ歩いていいですよ」と皆に声をかける。
が沢の渡渉位置がわからないのでやっぱり先頭はpiccoloさんに行ってもらう。
ハリさんは前にも来たことがあるので2度目だが、他の皆さんは地蔵谷は初めて。
歩いているうちに雨もやんで暑くなってきたのでレインウェアを脱ぐ。あっちこっち写真を撮りながら進んでいく。「あっきのこ~」食べられないものだけど可愛い形をしたものをちょこちょこ発見しては皆にお知らせして観賞。ハリさんが「おいしそう~」ときのこを見る度に連発。
←デカッ!!。
きのこを見たり、苔が瑞々しかったり、秋の地蔵谷に感動しきり!!
何度か渡渉していると凄く大きな物体が目に飛び込んできた。これはめずらしいので逃してはいけないと大きな巨体を手掴み。
25cmくらいはあるのではないかのヒキガエルさん。こんなに大きいのは見たことがない。
磯やんが「手掴み出来るんやぁ」と驚かれ、とにかく珍しいので皆に見せたくて本能が先走ったようだ。
割と両生類は平気なのである、前にサンショウオも手掴みしてしまったことがある。

奥へ入っていくと美しい紅葉の世界が広がっている。「わ~凄いきれい~(●^o^●)」

←落ち葉の絨毯がきれい~。
地面も紅黄葉の落ち葉で埋め尽くされ、歩いていて心も高揚してくる。皆さんも感動しているよう!

ちょっと広がっている二股のところで休憩。「前のオフの時はここから上がって行ったんですよ」とpiccoloさんが説明。木を掴みながら登らないといけなかったのでちょっと大変だったことを思い出す。

今回は、左の谷を登っていく。ゴリラ岩のとこまで行く途中にちょっとした岩穴があり、ミソサザイの巣があった。
以前にもあったけど今はないんとちゃうかと念の為見に行ったら、また新しいのがあった、ツバメのように同じところに戻ってくるのかなぁ?
←地蔵谷。
先を進んでいくがゴリラ岩が見つからない、雨で土砂や岩が流れてきてわからなくなったのだろう。(谷を間違えましたf(^^;) by piccolo)
谷も水量が少なくなり二俣になったところでまたも休憩。

ハチえもん&はっちさんがケーキを差し入れてくださった。小腹が空いていたのでおいしい~!ケーキが出てきたのはびっくりしました~!磯やん&ハリさんは、ミカンとミルク飴を差し入れてくだり、ぺこぺこお腹も満たされた。ここから尾根に取り付くのに急斜面を登っていく。
それまでは綺麗な紅葉の中の沢沿いを楽しみながら歩いていたが、急な登りで皆必死に木を掴み持って登っていく。何回こんなとこを登っても息が上がる。ちょっと登っては小休止しながらで台高縦走路に飛び出した。

←縦走路はガスに包まれています。
上はガスっていて周りの景観は何も見えない。赤ゾレ池を目指して尾根道を歩いて行く。
前に来た時は池の形がハート型に見えたが今回はひし形に見える。ガスがかかって神秘的なフインキをかもしている。

ここでバンダナショットを撮る。休憩していると話し声が聞こえてきた。
そちらの方を見たら3人組の人たちが今日は明神平あたりでテン泊すると少し会話をして先を行かれた。

私たちも今日の昼食場所を目指して歩き出した。お天気模様が気になるので予定変更、お天気が悪くなった時用にもう一つプランを立てていたので、そちらの谷に行くことにした。
←ムキタケ。
谷を下りしな「ここらへんからきのこがあるかもしれないのでまばらになって探しながら下りて行こう」とpiccoloさんが皆に声をかける。

皆が広がって下りて行く、前に来た時に倒木にかわいく生えていたホコリタケの群生はすべて破裂していた。

でもまた違う形のかわいいキノコを発見出来たのでよかった。

下っていくとpiccoloさんが私の手のひらより大きなムキタケを発見、これを採ってお昼のうどんに入れることにした。谷沿いで各自お昼をいただく。

←シ-ボルトミミズ。
食べているときにお鍋の蓋に何やら怪しい動きをする物体が・・・ 「クモじゃあないなぁ、6本ある足がバラバラに動いてるよ」2mmあるか?くらいの桃色の虫である。
piccoloさんが簡易顕微鏡を取り出し見てみると「こりゃあダニやなぁ」と皆も顕微鏡を覗いて感嘆の声を上げる。「げ~ダニなんやぁ、でもなんか動きがかわいい~」「裏表が反対になって、もがいている」しばらく観察会。

お昼も食べ終え寒くなってきたので下山に入る。またしばらく登りがあるのでお昼の時に着ていたレインウェアを脱いで登っていく。
と、一番後ろから、しんどそうにハチえもんさんが登ってきている、はっちさんが励まし?の言葉?をかけている。
←ゼエノ谷着地。
するとおっとりしているハチえもんさんのエンジンがかかったようでめちゃくちゃパワフルに登って行き、一番に馬駈ヶ場稜線道に辿り着いた。
はっちさんの励まし?の言葉はポパイがオリーブからホウレンソウ缶を渡されたかのような効能があるようで、おもしろい!!。

下山はガスが晴れてきて木梶山も見えるようになった。落葉した木がほとんどですが、ほんのりと紅葉で色付いている個所もあり素敵な景観だ。
下山はゼエノ谷へと降りて行く。またまた木を掴みながらバリルートを下っていく、蔓を使いターザンになった気分でゼエノ谷まで降りてくることが出来て童心に戻ったようで、おもしろかった~。
ここで休憩。

←数少ない紅葉~。
カエデとモミジの紅葉が凄く綺麗だ。黄色のものや真っ赤に紅葉しているものもあり、その落ち葉の絨毯と、下から透かして見える木の葉も素敵!なぜか平安時代に陥ったかのような気持ちになった。

十二単を着てこの場所で流れてくる沢を目でていたいと感じた。
「鮮やかで綺麗~ 雅だわ~」といつまでもここに居たい。がまた雨が降ってきた。レインウェアを着て沢沿いを歩いて行く。
小雨なのでちょうどいい感じ。沢を見下ろしながら歩き、何回来てもゼエノ谷はいいなぁ!連瀑の滝横に来て、「ここがゼエノ谷の見どころですよ~」と皆にお知らせ。どの景観も素敵過ぎる~~~~(*^_^*)

ゼエノ谷の紅葉も楽しみながら駐車地に15時半に着いたのでした~。
←おつかれさま~。
皆がお疲れのところに、ハチえもん&はっちさんからHOKUOのパン、磯やん・ハリさんからは温かい紅茶の差し入れと、皆さんいろいろとありがとうございました~ごちそうさまでした。<(_ _)>

グーさんはもういないかなぁと思っていたが車はまだあった。またお会いできなかったなあ~、2度あることは3度あると言うことで今度は会えるような気がする。
piccoloさんが車の窓にメモを挟んで、私たちは大宇陀あきの温泉に入ってサッパリした後、食事をして解散~。
すごくすごく楽しい一日をありがとうございました~。

次もご一緒しましょうね~(^.^)/~~~
地蔵谷
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