北横岳2480mで新雪パウダ−スノーシューハイク【北八ヶ岳】


おまけは横谷峡の氷柱


初心者でも2000m級の雪山を満喫できます


レポはケルトさん

2011年02月11日(雪)
冬のアルプスが見た〜い、でも3000m級の雪山に登る自信はまったくない〜、ということで私の希望が叶う山は蓼科にある北八ヶ岳だとpiccoloさんが選定、時間があれば横谷峡の氷柱も見に行くおまけ付き!でこの連休の山行が決定!。

とにかく寒さに弱いので雪山登山を敬遠していた私がスノシューハイクに目覚め、冬山も楽しめるんだと一昨年からスノーシューにはまった。

今年は三峰山・高見山・明神平にも行け、年初めから楽しい山行が出来て幸せ!!これで信州方面なんて行けるんだから最高〜。 

10日仕事を終え八尾南でpiccoloさんと合流し近くで買いだし、その後名阪国道沿い“伊賀の湯”に立ち寄り東名阪へ〜、寒波が来ているというがまだそんな気配がない。
中央自動車道で運転を交代したが、12時過ぎると眠たくなるので目がふさがってくる。

結局1時間ほど運転しただけでpiccoloさんにまた交代、寝ちゃいかんと思いながらもついつい寝てしまう〜(ゴメンなさい)。

AM4時頃にピラタス蓼科ロープウェイに到着〜 しんしんと雪が降っている。駐車場には10台くらいが停まっていた、音を立ててはいけないとそそくさと寝袋を広げ7時半までまたもや爆睡。
AM9時からロープウェイが動き始める。

とんとんと叩かれ目が覚める。車の窓は雪で埋まっている、「わ〜〜〜凄い!」「ドアを開けるときは、そ〜っと開けや、じゃないと雪が入るで」とpiccoloさん。外に出ると真っ白!お空も真っ白、曇っている。

早く朝食の仕度をせねば、ピラタスの軒下を借りて、朝から肉うどんと卵雑炊を作って体を温める。この天気では今日のお昼はコンロなど使用していられないので、ドリップコーヒーを魔法瓶に入れパン等をザックに詰め込む。
google maps   スライドショ− こちらで書き込みお待ちしていま〜す♪管理人@ケルト&piccolo
←山頂駅前。
朝食に時間がかかってしまい始発のゴンドラには乗れず、3本目の9時40分に乗ることに。
周りはスキーやボードをする人たちでいっぱい。登山者は少ないようだ。
せっかくゴンドラの後ろ側に乗れたのに真っ白でアルプスの眺望はなく、がっくし〜(T_T)約7分で山頂駅(坪庭前)に到着!はやっ。

駅を出ると昨日から降り続いているサラサラパウダ−スノ−!早速スノーシュー装着、北横岳を目指して歩き出す。
同じゴンドラで行き先も同じ登山者は、6名のパーティと2名のパーティだけ。私たちは最後に出発〜、坪庭は気持ちいいくらい平坦で広〜〜〜い。
←坪庭。
登山道は雪に埋もれているけど、道に沿って竹棒が刺してあるので外すことなく歩ける。

しんしんと綿雪が舞っていて、先を行く登山者のトレ−スはすでに消えかけている。風はほとんど吹いていない。

雪質はすごくいい♪歩きやすい♪〜 それに新雪だからキラキラ〜♪5〜600mくらいほぼ平坦な坪庭を楽しむと、北横岳への分岐がありここからジグザクの登りが始まる。

スノーシューに付いているヒ−ルリフターを上げて歩く、やっぱり楽ちんだ。登って行って下の景色を見てみると広大な坪庭が分かる。

←結晶。
道を歩いて行くと木に降り積もった雪がキラキラしているので、じっと見てみると雪の結晶が見えた!!初めて雪の結晶を見た!!目に見える大きさと思っていなかった。顕微鏡を通さないと見られないと思っていただけに(@_@;)。

目で見えるんだ〜〜〜〜〜超感動〜〜〜〜〜☆彡 ハラハラと1個で落ちてきたり、パサッと束で落ちてきたりいろんな形が見られる。凄い〜〜〜なんでこんな6角形になっているんだろう?不思議!ほんと自然て凄い!!。

花弁みたいな形だったり、複雑な造形だったりで様々が形があるので見飽きない。ずーっと時間を忘れて見ていたい(#^.^#)
←北横岳ヒュッテ。
先の予定もあるのでそんな気持ちを我慢して先を行く。しばらく登ると北横岳ヒュッテが見えてきた。

今日は、予約で満室との張り紙が。頂上まであと少し、さっきの結晶観察に時間を費やしてしまったのでトイレ休憩(有料)だけで頂上を目指す。

途中で先行の6名若者パーティ−を追い抜いた。頂上には先に動いたゴンドラで登山者は何人くらい行ってるのかなぁ?そんなことを考えていると1人下りて来たので聞いてみると、その方以外にあと3人とのこと。

←山頂直下。
その後に2人下りて来たので、今頂上には1人だけだなぁ。頂上近くまでくると風があり遮り木もないのでさすがに寒い〜(>_<)。

11時15分に北横岳に到着!先にいた方は写真を撮っていた。今日は曇っているのでアルプスの展望には恵まれず残念。

少し待って、私たちはバンダナショットを撮る、そんなうちに先に居られた方が降りて行かれ、しばらくすると6名のパーティが登って来たので私たちも下山に入る。
下りのパウダ−スノ−はスノーシューではすごく滑るので、つぼ足で時々足スキーしながら下って行く。楽しい〜後から登ってくる人たちと挨拶を交わしながら、あっという間に坪庭の分岐まで戻ってきた。
←2F無料休憩所。
坪庭は時計回りの一方通行なので、分岐を左折れして坪庭を周回しロープウェイ山頂駅まで戻る。

山頂駅の2階には無料休憩所(テ−ブル・ベンチ有り・火気使用禁止)がありそこで昼食をとる。

休憩所に暖房はなくザックなどに付いた雪もまったく融けないですが、寒さは感じられずベンチに腰掛け焼き肉パン・焼きそばパン・ミルクフランスパン(パンばかり!)と魔法瓶のコーヒーでおなかを満たす。

髪の毛は、雪でカチンコチン!でしたが、外よりは暖かいので凍っているのも融けてくる。

←タンネの森歩き。
ゆっくり休憩、展望のいい縞枯山方面に行く予定だったがこの天候と時間がないので今回は我慢。次回の楽しみにとっておこう。

予定変更で“タンネの森”(tanneとはドイツ語でモミの木の事でこの周辺はシラビソ)を時間が許す限り楽しもうとそちらに行くことに。

再びスノーシュー装着して出発〜 しんしんと舞い降りる綿雪とクリスマスツリ−に囲まれた静かな森歩き、新雪を被った木のオブジェは今にも歩きだしそうで幽寂の別世界!に感動、何度も足を止め撮影してしまう。
“タンネの森”ロマンチックな言葉♪、ここでもいっぱい写真を撮って楽しんで14時にロープウェイ山頂駅前に戻る。
←途中広くなる下山路。
ここから山麓駅までは歩いて下山、行きはロ−プウェイで楽ちんして上がってきたが下山は1時間くらいで下れるらしい。

時折ゲレンデが見えスキーやスノボーで気持ちよさそうに滑り下りる人たち、頭上には20分間隔でゴンドラが通り過ぎ、私たちはスノーシューで下って行く。

下山時の周りの景色もまた違った感じで良いフインキ!曇ってはいたが北横岳の頂上以外は寒くなかったので、凄く楽しみながら、駐車場に15時10分到着。piccoloさんの車は25cmほどの積雪で雪に埋もれてる〜って感じ。
←山麓駐車場。
時間があるので横谷渓の氷柱見学へ、昨夜からの積雪と凍結で路面は真っ白〜〜〜なビ−ナスラインからR299へ、こんな路面状況でも平気で運転できるpiccoloさん!“おぉ〜流れる〜”とか言いながらも余裕の表情なのに対して、私の体は硬直状態。

雪道走行に慣れない私、なが〜〜い?硬直状態でようやく?横谷峡入口に到着。(ようこんな道をスイスイ走行出来るpiccoloさんはやはり大魔王!!)ここは普通に観光で来られる所でまずは林道すぐ下の乙女滝へ。


一応氷瀑はしているが泥が入り込んで見た眼に汚れているのでパス、もう一つ奥にある霧降の滝を目指す。
←霧降の滝横の氷柱。
渓谷沿いを歩くとまもなくでアイスブルーに輝く氷柱が対岸に現れる〜「わ〜〜〜めちゃ綺麗〜!!」と感動しながら霧降の滝(一応は氷瀑かな?)前に架かる橋を渡ると、そこは林道の終点で普通に歩いてくる観光客が林道を歩いてくるではないか。

私たちは乙女滝から雪深くなっている渓谷沿いのコースを歩いてきたが、もっと楽に来られる道があったのだった。

まっ渓谷沿いのきれいな景色を見る事が出来たからいいか!、と楽ちんコースで来たら見られなかった景観を楽しむ事ができたので、これでよかったかなぁと自分に言い聞かせるのだった。(piccoloさんはこの氷柱を見て人工物やな〜)
←北横岳。
展望には恵まれなかったけど、舞い降りる綿雪とフカフカの新雪、雪の結晶やアイスブルーの氷柱を見られたので凄くよかった!蓼科高原の別荘地を見られたのもよかった!帰りは“蕎麦寮いけ野”でおいしいお蕎麦をいただき、小斎の湯で疲れを癒して中央自動車道を交代で走るが、駒ヶ岳SAであえなく撃沈(-□-).。oOO グゥグゥ、明け方の帰阪となり、こちらでも久しぶりの積雪にびっくり!、その後piccoloさんはまた雪国へ(@_@)。
今回も良き山行となりありがとうございます、長距離運転もお疲れさまでした。
機会があれば縞枯山にも行きたいし、アルプスの展望もまだ見れていないのでまた行きたいなぁと思いました〜。冬の2000m越え雪山へ行きたいけれど初心者なのでと躊躇されている方には、凄くお勧めな北横岳です!!。

坪庭から山頂駅 木のカマクラ
北横岳 ヒュッテ〜北横岳間

タンネの森 タンネの森
タンネの森 タンネの森

タンネの森 タンネの森
山頂駅〜山麓駅間 山頂駅〜山麓駅間

山頂駅〜山麓駅間 山頂駅〜山麓駅間(ゲレンデを横切ります)
山頂駅〜山麓駅間 山頂駅〜山麓駅間

山頂駅〜山麓駅間 霧降の滝横の氷柱
霧降の滝横の氷柱

霧降の滝横の氷柱

















[PR]動画