国見山1419m【北部台高】


霧氷と樹氷と御神木 


今年最後のお山も素敵な贈り物たぁ~くさん♪




レポはケルト



2012年12月23日(晴れのち曇)
ログ断面

写真レポート


冬枯れの静かな森歩き

1ヶ月振りのお山は、国見山近くの御神木ノートが新しくなったことを知り、
今年もいい山行が出来た事や今日が納山歩きなのでノートに書き込みしたい
なぁと、違う山域を考えていたpiccoloさんにお願いして変更してもらった。


今回も素敵な景観と静かな森を楽しみに~。


気温は低いので霧氷が見れるんじゃないかと林道走行中に稜線を見ると霧氷
が~、先月見られなかったから、気分も高ぶる~\(^o^)/。



たくさんのミニツリ-!

万才橋に着くと今回も1番乗り!
用意をして7時20分、静かなお山へと入って行く。木屋谷右岸道から奥山谷出合
に降り、水無山北東尾根に取り付く。

しばらくは急登なので、4WDを交えて這い上がって行く。1ヶ月振りのバリル
ートは、きつい~(>_<) 少し登っては小休止しながら、ある倒木を目指して尾根
から山腹の森の中を歩く。


北東尾根から斜面をトラバースしていくが北向き斜面なので、残雪の表面が凍って
いて、滑り落ちないよう山側にソ-ルを食い込ませて歩かないといけないから結構
堪える。


でもこんなに空気が澄んでいる広がった森の空間を歩けるのは、心から幸せな高揚
感に包まれる。
 



冷凍キノコ

足元を見ると、小さな植物や苔類が氷に包まれていて、綺麗でかわいらしいアート作
品になっている。

「わぁ~綺麗~」「わぁ~かわいい」と写真を撮りまくる。
上を見上げると青空が広がっていて、霧氷の白と空の青が素敵な世界を作っている。


この辺りだったかな?と倒木探しが始まる。
これじゃなかったね。とか言いながら歩いて行くと、piccoloさんがあれっぽくない?
とそちらへと行ってしまった。


わたしもそちらへ行かなきゃと思うのだけど、またまた足もとに広がっている植物の
造形が素敵でついつい写真撮りに夢中になってしまう。



北東尾根を外れる

piccoloさんが「こちらにはないから、逆側から見て」とその倒木の逆側を見る。
凍っているが大きなものが4~5個くらい生えている。


何だろう?ムキタケにも見えるがわからない。倒木には、苔も生えていて、綺麗に凍
っている。

いい光景だわ~ とここでもあっちこっちから写真を撮る。
piccoloさんが「うどんに入れる具材ゲッチュウならずやなぁ」としょぼけている。


気を取り直して、御神木を目指して登って行く。piccoloさんの踏み跡を辿るが凍結し
た斜面のトラバ-スは結構疲れる。気を抜けば2~30mは滑り落ちそうで、ヒヤヒヤし
ながら慎重に足を進める。(アイゼン装着も微妙な感じだったから・・・)



おや!たぁ~くさんあったんや~

しばらくはそんな調子が続くのだけど、少し広けたところに出てきて日が当って暖か
い。さっきまで寒かったのがウソのよう。


ここに来たらポカポカ陽気になっていた。「いいお天気~!なんて今日は恵まれた山
日和なんだろう」暖かいし、ルンルン気分~。


ここから急斜面をゲキ登って行かなければ!途中で掘れたところに出てきた。降りる
と両側の壁に霜柱がいっぱい、またまた撮影タイム。「繊細な細さ~ 美しいねえ」
「こんな綺麗な造形が見ることが出来て、よかった~、いいことづくしだね。」また
これで元気がもらえた。



霧氷な樹々

「あと50mくらい登ったら、御神木に出ると思うで」今日一番の目的である御神木までもう少しだ。
「たぶん、あれじゃないか?」とpiccoloさんが上の方に見える、立派な桧を指している。「おおおお~
あれだ」今回は御神木の下側から登っているので、なんか違うフインキ。


一踏ん張りで到着、御神木横で写真を撮ってもらう。





霧氷の華咲く斜面歩き

「着いた~ノートあるかな?」回り込むと「ありました~!」どれだけの人がここ
に辿り着けてるのかなぁ?筒からノ-トを取り出し開けてみると記帳は数人だった。
「10月に新しいノートが設置されてから、そんなに来てないんだね」なかなかこ
こへと辿り着くのは難しいみたいです。


先程の青空もどこえやら、冷たい風が吹いてきて寒い~(>_<) 冷たくて手も痛い
くらい。
ノートに書き込み終え、今年の山行の楽しかったことを御神木様へと感謝して、国
見湧水へと移動。



御神木桧

国見湧水は融雪のおかげか、コンコンと湧き出ていて水量豊富だ。地中から湧き出ているので、そん
なに冷たくなく美味しい~。

今年最後のお山で、飲めたから凄くHAPPYになれた。なんていいことが続くんだろう!!いっぱい良
い気がもらえた。


時間は11時半、お腹が空いてきたけど、風があり寒いのでうどんをゆっくり食べている時間はなさ
そう。

パンと魚肉ソーセージを歩きながら食べお腹を満たす。



霧氷の森

国見山目指して稜線へとトラバースするが、急斜面で凍っているので少し緊張しなが
ら登り上がって行く。(@_@;)


稜線に出ると更に風がきつい、でも樹氷の華道となっている。
桧塚方面もうっすら白い!!


国見山に着いて、バンダナショット。寒い~~~早々に片付けて、下山開始だ。



霧氷の華道

馬駆ヶ場を通って、周回して下山していく。

木梶山分岐を右に折れ少し廃林道を歩き尾根をズンズン下れば、あっと言う間に千秋
林道終点の道子碑。

ここから30分くらいで駐車地に戻れるだろうとのこと。

林道を歩いていると粉雪が舞いはじめ、稜線は雲に覆われ見えなくなっていた。

今年最後の山行は、いろんな素敵な景観に恵めれて最高の締めとなりました~。



水無山方面

山の神様、最後の最後まで素敵な景観をいっぱい見させてくださってありがとうござ
いました~。


素敵な宝物も見つけることが出来たしね(^_-)-☆。


来年も素敵なお山の森を散策出来ますように、宜しくお願い致します~<(_ _)>。




繊細な霜柱 繊細な霜柱
あのピ-クの下に御神木 束の間の青空 いいねぇ~
美しいです 束の間の青空 霧氷
ヒヤヒヤしながら 霧氷の森 霧氷
小さい樹氷 馬駈ヶ場界隈 オレンジなキノコ
変わった樹肌だね




[PR]