スズコランチ&クリンソウ自生地【西播磨】


スズコ採りに行こう~!! 





レポはケルト



2013年05月25日(晴れ)


ロ-プ頼りに

この時期、氷ノ山にはスズコ目当てにたくさんの人が入っている。
piccoloさんは、人が少なく楽しく歩けそうな山域をリサ-チしてくれ、採り頃を予測してくれた。


同行者はふっくさん、もっちーちゃんは急用で来られなくなった。


大量捕獲を期待して、piccoloさんのザックは45ℓ。採ったスズコを使ってのランチも計画。

周回コ-スで、稜線へと登り詰める道はロープがあるらしく楽しみでわくわくだ。(^^♪・



グリ-ンシャワ-!

ふっくさんと、道の駅でAM7時に待ち合わせ。
縦走するので1台の車を高原にデポ、県道を10分程戻って林道へと入るが、この林道がすれ違い困難な車幅!対向車が来たらどちらかが、かなりバックしなければならない。


結構な急坂を車で上っていく、凄い急で首が痛くなるほどだ。対向車も来る事無くクネクネと10分程で終点の登山口には8時半にとうちゃこ~。1番乗りだ。


行きは、沢沿いを歩けるということで、ルンルン!新緑から木漏れ日がいい感じで射していて、景観が美しい~。お天気もいいし、ちょうどいい気温。


よい感じ!グリ-ンシャワ-を浴びながら登っていく。そのうちじわ~っと汗が出てきた。暑い~~~(>_<)piccoloさんは、すでに汗だくになっているが、「あまり汗はかかないほうなんです」とふっくさんは涼しそうな顔をしている、羨ましい~。
私も汗が止まらない~。 



約30mの長いロ-プ場です

そのうち、一般と行者コースの分岐に出てきた、もち行者コ-ス!ふっふっふ~ ここからお楽しみコースだ~ヽ(^o^)丿


急斜面や岩場にはロープが設置されている。長い所は約30m程あるでしょうか。


ロープを使いながら登ったり、修行者の岩窟が出てきたりと、歩くのにも目にも楽しい。岩窟の中の石造を見るのも面白い!!

とんとこ登っていると、第一スズコ発見。「お~~~これがスズコか~」2本ほど出ているのを見つけて「スズコ発見です~」と下から来る2人にお知らせ。

ここから、スズコ採りしながら登るモ-ドに切り替わる。道の両脇を確認しながら、「あっここにもあった!!」と摘む摘む。



稜線

まだ先にいっぱいあるから、ここで採りすぎて荷物が重たくなってはいかんと採りたい気持ちを抑えながら稜線に詰め上がり、一つ目の頂上へ到着。数人が休憩している。


稜線の反対側から登ってきた人たちで、この先はどうですか?と問いかけると、「あんまりなかったよ。ほら5本くらいしか採ってないの」「え?あんまりないんですか?」「いっぱい採ってるね。見せて」と言われたので、袋を見せると「凄いね!!」と言われた。


やっぱり摘んどいてよかった、「ほっとした」。



タップリです

この先の稜線上でたくさん採れるだろうとpiccoloさんが言うので、先へと進む。すれ違う人たちの中には、スズコを知らない人が結構いた。


たくさんの人が採りに来ていて、採り尽くされていたらどうしよう(@_@;)という心配もどこへやら、いっぱい採れるではないか~~~先ほどの人も氷ノ山は、凄い人がいると言っていたが、この界隈にはそれほど多くの人は、採りに来てないみたい。


背丈以上のチシマザサが茂る稜線の道を歩いて行く。時折吹き上げる涼しい風が暑さを和らげてくれるが、喉は渇くかわくで、かなり水分補給しないといけない。



やっかいなのが!いやダニ~

いっぱいドリンクを持ってきといてよかった。道の両脇にはかなりスズコが出ているので、持ってきた袋の中は、スズコでいっぱいだ。袋の持ち手が破れそうなくらいだ。12時近いので、そろそろお昼にしましょう~。


日陰を探して、お昼の用意。燻製を楽しむので100均で揃えた道具を持ってきた。ソーセージ・厚切りハム・ゆで卵は燻製。 しいたけ・ししとう・スズコは塩焼き、それにスズコのベーコン巻!。


せっせとスズコの皮むきをふっくさんと励む。結構皮剥ぎは、思いのほか大変だ。剥いて食べられるのは、1/3くらいになる。


スズコランチ

piccoloさんは、燻製を担当。燻製の煙のせいか、蠅はよってこない。スズコのベーコン巻きは、アスパラの食感に似ている。まさにそんな味だ。網焼きは皮付きのままで、焼けたら剥いて塩やマヨネ-ズを付けたりしながら、スズコランチを楽しむ。


燻製もなかなかいい感じに出来て美味しい~。通りすがる方からも羨ましがられる。

ランチも終わり稜線を北上する。3人で7kgくらいのスズコを採ったので、もういいかぁとスズコ採りは終了。

次の山頂には、ストーンサークル?があり、なんか面白いなぁと写真を撮る。



ユキザサ

縦長な石を中央に、その周囲に座るには丁度いい高さの石が配置してあり、日時計にもなっているのかな?わからないけど。

稜線もチシマザサがなくなると、ブナが混ざるフインキのいい森歩きとなってきた。木漏れ日で新緑が輝いていて美しい~。チゴユリやユキザサがちらほら咲いていてかわいい。


とんとこ歩いていると、鞍部で団体さんが休憩している。なにか作業服っぽい感じの服を着ている人も居て、お揃いの赤い帽子を被っている。何の団体さん?一人の手に何か葉を持っている人がいて、「それは何ですか?」と聞いてみると「コシアブラ」とのこと。



ゲレンデ下り

「え~コシアブラ、まだ採れるんですか?」「もう時期じゃないけど、これはいけるんや」と教えてくださった。「それにしてもたくさんいらっしゃいますけど?」と聞くと「この界隈の山のガイドをしていて、交流会で山に来ている」とのこと。なんやかんやと会話して、さよならする。なんか面白い出会いやなあ。


アップダウンを繰り返したり、巻き道を歩いたりしながら下山口の高原スキ-場を目指す。

植林帯に入り、いつ高原スキ-場に着くんだろう?と思っていると「先が開けてきたから、高原スキ-場のリフト降り場やろう」とpiccoloさん。


ケルトな世界?

わぁ本当だ~植林帯を抜ける手前でリフトの鉄柱が見えた。ゲレンデは結構急坂になっているので、降りて行く時に転ばないように気をつけないと。


爪先にくる~ こういう時は、ダンボールがあったら、滑って行けるのになあと思いながら、なんとか降り切って、振り返ると、ゲレンデに渦巻き模様が6つもあった。なんで渦巻き模様?さっきのストーンサークルといい、ここはケルトとなんか関係が?なんて思いながら、15時デポ地に到着。


ここから、クリンソウ自生地へと移動~。


クリンソウ

あんまり期待していなかったが見た瞬間、「なんだこれ~~~~」というくらい群生しているが、ロ-プで保護されているので見るには遠い。


望遠にして撮るしかない。間近で見たいなぁ~。そんな時に車が3台やってきた。ぞくぞくと降りてくるのは、先程お山でお会いしたガイドさんの団体。


この辺に詳しい方々で、「着いておいで」とクリンソウが間近で見られる場所まで案内してくれた。「なんてラッキーなの~~~~」これはこれは、びっしりと自生していて凄い群生~~~~\(◎o◎)/!びっくりです!


クリンソウ

しかし、団体さんの中の一人は「去年は、こんなもんじゃなかった・・・もっと凄かった・・・この場所一面全部あったのに・・・」と教えてくださった。今見ているだけでも半端ない広さに群生しているのに、もっと凄かったなんて。お礼を言って、団体さんたちとお別れ。


今日は、最初の行者コースから、スズコ採り・スズコランチ・素敵な森・ゲレンデ下り・クリンソウの群生と満腹ちゃんな山行~。めちゃくちゃいい所だった。


来年も、またこの時期に来られたらよいなぁ~。




ヒメレンゲ
スト-ンサ-クル?
大きなテントウムシでした
群生地 薫製
小滝を見ながら




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