12月に入り霧氷の季節到来と霧氷を期待しての山行・・・・夜中家を出るときは寒い〜(>_<)と感じ、これならきっと美しく繊細な霧氷が見られるだろうと車を走らす。 いつものように宇陀でpiccoloさんと合流、白々と夜が明けて行く中、これまたいつものように眠くなり高見トンネルを抜けたところから深い深い眠りの中へ〜、何か車の底が“ゴリッ”と擦れる音がし、もしやあのカマボコ林道に入ったのではと目が覚めた。 ここの林道は落石と凹凸が多いので、タイヤがパンクしないように、駐車地までは落石を除ける為に降車を繰り返し進まないと行けない。 外を見るとめちゃ快晴!!!あらっこれはなんていいお天気なの? 運転しているpiccoloさんが突然「あっ猿や〜」と前を見ると猿が1匹、あら2匹?目で追うとその先には、あれあれ!カモシカ親子が止まってこちらをじっと見ている。 写真写真!カモシカ親子は初めて見た〜、するとその下をお猿の群れが走り去って行く、20匹くらいはいてたと思う。 少し進むとお次は雌のキジが林道をぴょこぴょこと横切る、まるでトトロに出てくる小トトロのような動きで走り去って行った、なんかかわいい〜。登山口へ着くまでに動物ついているなぁ、もうラビリンス世界へ入ったみたいだ。 ここに来ると必ず1回は底を擦ってしまう、車が大丈夫かと心配しながら駐車地まで行かないといけない。 無事駐車地に到着。1台すでに車が止まっている。 piccoloさんが「多分伊勢さんのやなぁ」、見に行くと「あっほんとだ、今晩は山の中に泊まります…金目の…ガラスを…」とダッシュボ−ドにメモがあり、前の日から入っているみたい。 もしかしてぱったり会えたりして楽しみ〜。 出発の準備をしていると今日は暖かいと感じる。寒くなると思っていたが上着を着ずに7時40分出発〜。 「この暖かさと雲ひとつない快晴の空、風も吹いているし霧氷は無いなぁ」とpiccoloさん。 残念だ〜 でもきっとちがう楽しみがあるだろうと気持ちをきりかえる。 |
GPS軌跡 | スライドショ− | こちらで書き込みお待ちしていま〜す♪管理人@ケルト&piccolo |
コースタイム(全行程約7時間・全歩行距離約8km) 夫婦滝展望駐車地07:40〜08:35不動滝09:05〜10:25 P1353 10:30〜10:55ヒキウス平11:05〜11:10ヌタハラ谷源頭部(昼食)12:20〜12:50桧塚奧峰13:05 〜13:25桧塚〜14:30夫婦滝展望駐車地 |
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←不動滝。 植林の作業道を20分程歩いて、尾根道を見送り谷道へと進むとしばらくして、piccoloさんが「桧塚からここへ降りてきたら早いで〜」と右を見るとテープがあり、帰りはここに下りてくる予定らしい。 またこの前と違うルートを歩けるのも楽しみだ!!先月は、紅葉がすごく華やかだったが、もうすっかり落葉している。でも落ち葉の絨毯はきれいだし、辺りもすっきりしてすっごく見通しがよく明るい〜〜。 先を行くと滝の音が聞こえてくる、不動滝だ。ザックをデポして空身で滝の方に下りて行く。 前々日に雨が降ったからか水量はいい感じ!虹がかかっていてきれい。 piccoloさんが「今日は滝裏に回れるなぁ」前はもっと水量が多く寒くて断念したが、今回は大丈夫という事で行くことにした。滝裏でバンダナショットを撮る。 すごい滝裏に行けるとは思っていなかった。 |
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←不動滝滝裏から。 滝の裏側から見る景観は素敵!12月だというのに暑いくらいだったので水しぶきが気持ちいい〜頭上を見ると水のアーチが神秘的!通り抜けをした。 いい経験ができ 紅葉の時と景観は違っていたが、その時その時の美しさがあるなぁと感動!ザックをデポしたところに戻り、先を進む。 沢沿いを歩きながら、piccoloさんが「左岸の上には山腹道があるみたいや」と上を見上げるがどこら辺にあるのか判らない。 |
←ゲキ登ってます〜。 左側から支流が流れ込んでいて黒い滝にはツララがなっている。 「念のためここでお昼用の水を確保しておこう、もしかしたらランチ場所の水があまりないかも」ということで1リットル汲んでいく。 「今日は、前と違うルートからここら辺から稜線へ上がるよ」と前より手前の尾根に取り付くことに「えっここから?」見上げたらきつそうだ。 バリルート!木や根を掴みながら登る。しんどすぎる〜〜〜(>_<)でも行かないといい景色が見れない〜がんばらにゃと上を目指す。 ちょっと登っては、ゼエエゼエエと息が上がる、見上げるとまだまだ先は長いし尾根の真ん中にはーが立ちはだかり通せんぼしている。 |
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←キモチいいです(第三劇場から)。 行けるのかなぁ?piccoloさんは周囲を見渡し左側へと回り込み難なくーをパス。 ようやく稜線に上がった時は、倒れこんだ。「しんどい〜もう立てない〜(>_<)」 しばらく寝転がっていた。暖かいから出来ることだ、寒かったらこんなことしてられない。piccoloさんは立ったまんま!、しんどいけど色々と見どころが待っているわ〜と立ちあがる。 小休止が効果あったようで立ちあがったら、ちょっと周りを見渡す余裕がでた。 素敵な稜線が広がってる、この先が第三劇場らしい。 |
←ヒキウス平から桧塚奧峰。 大きな木が1本あったから抱きついて写真を撮ってもらう。 第三劇場だ〜ここも広い〜 ヒキウス平や桧塚奥峰〜桧塚が見える。「すご〜〜い周りの景色がめちゃめちゃいい〜」 時折冷たい突風が吹き抜け、飛ばされそうになる。 桧塚奥峰に赤い服の人が見える、赤い服と言えば「伊勢さんとちゃうかなぁ?」とpiccoloさん。 確かに以前も上下赤い服を着た伊勢さんを見とことがある、でもあまりにも小さいのではっきりしない。 手を振るが、あちらからもこちらが小さく見えるから、手を振っている事さえ判らないだろう。 |
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←具だくさんうどん。 しばらく展望を楽しんだあとヒキウス平に移動してからランチ場所に向かう。 思っていたよりランチ場所の沢は水が豊富なのでここの水を汲む。 11時過ぎランチの支度をする。今日は関西風お出汁のおうどん。 卵に、だし昆布、乾燥海藻、なめこ、贅沢にもアゲ2枚、イカ味の天かす、ゆず七味をかけていただく。おいしい〜〜〜あったまる〜〜食後のコーヒーも飲む。 ここは、ほとんど風が通らないから過ごしやすい贅沢な空間。 |
←10月の陽気。 お腹も満腹になったことだし、12時半頃に桧塚奥峰へ出発〜、稜線まで登らず斜面をトラバースしながら行く、ここらへんも好きな感じで景観がすごくいい、木が無くてなだらかな斜面は広場のようになっている。日差しも暖かい、12月とは思えない10月くらいの陽気だ。 360°どこを見ても良い景観。ヒキウス平もこちら側もなだらかな丸みのあるお山で木が広い範囲で無く、きれいな草の絨毯に覆われているから、ほわっとした優しい感じがする。すごくメルヘンな景観。 桧塚奥峰に上がって行く、先客が1組だけいらして、桧塚奥峰のプレ−ト裏側でのんびりしているようだ。 ここの景観は、ほんとのんびりと見たくなるところだ。ぼけ〜っとして時間を忘れたくなる。 |
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←すっきりくっきり。 先客でいらしたご夫婦はマナコ谷登山口からのピストンだそうで、ヌタハラ谷からも歩きたいけど解る人とじゃないとなかなか歩けないとこだとおっしゃっていた。確かにそうだと思う、私たちに周回出来て羨ましいと言われ、あっそうかぐる〜っと回っているなぁと今まで気が付いて無かった(>_<)。 仲のよさそうなご夫婦は、先に下りて行かれた。私たちもそろそろ行きましょうと桧塚方向に歩きだす。 ずーっとメルヘン街道をいく。しばらくいくと「左側を見てみ、あのご夫婦があそこを下ってるよ」見てみると「あっほんとだ」手を振ってみる、あちらも気づいてくれて振り返えしてくださった。こういうのもよい出会いだ。こころもほっこりする。 |
←森をくだりまぁ〜す。 桧塚に到着しミニチュアのわらじさんも健在、横目に通り過ぎなだらかな尾根をのんびり歩いていると「あれ?行き過ぎたわ〜」と少し戻る。
piccoloさんは前回この尾根を下るテ−プを見ていたようで、調べたら短距離で駐車地に戻れるらしい。少し急になっていて、木によりかかりながら下らないと、勢いで転けてしまいそうになるようなところもある。 でも景観はよい!!いいところがいっぱいあるね〜と転けそうになりながら話す。 先を行くpiccoloさんが立ち止まって周囲を見ている、谷を歩いていたときに言っていたヌタハラ谷の山腹道に下りたそうで、次回はここを辿ってみるそうだ。毎回違う道を歩けるのは楽しい〜。 |
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←こんな広いところも。 あっという間に往路で言っていたところ付近に下りてきた。桧塚から駐車地まで1時間で着いた、はやっ!。 なんといいルートなの!! ほんとうにいいところが満載でただただ感動が連続な山行だった。 ほとんど寒く感じず、暖かく感じた方が多かった。霧氷はなかったけれど天気が良く暖かかったので日向ぼっこしにきたような山行だった。 帰りは時間がかなりあったのでスメ−ルの温泉で汗を流しサッパリ、山林舎近くのお食事処では東海地方ならではの、ミソカツ定食も食べることができたので、下山後もお楽しみ満載\(~o~)/。 |
piccoloさんは他のルートもだいぶ判ってきたと言ってたので、この界隈また違うルートが楽しめそうです。 その前に山の中の秘密の天然温泉に足湯しに行かないと!!沢に湯の花の神秘が広がっている景観がまた見られるかしら???もしあったらレポ時に動画を載せますよ!!これからも楽しい山行は続くのだ〜。 |
不動滝 | ついついうかれてしまう | ヌタハラ谷 |
ゲキ登りの取り付き | 今シ−ズン初見の霜柱 | 落葉すればバリ歩きしやすい? |
桧塚へトボトボ | ||