白倉又谷の沢歩き&キャニオニング【台高】


湧き水の滝&白倉大滝は素晴らしかったよ~♪ 





レポはケルト



2013年07月14日(晴れ時々雷雨)
スライドショ-こちらです


白倉又谷林道

念願のキャニオニングが出来るのでテンションが上がる!!でもお天気模様が心配な感じ・・・どうかお天気よもってくれと願いつつ、いざ白倉又谷へ~今年初めての沢! ここ最近の暑さを忘れさせてくれ~~~~。


駐車地手前で、駐車場代を600円払い、筏場駐車場では、すでに4台止まっていた。この界隈は、3つの沢と筏場道があるのでみなさん何処を選択されているのかはわからない。


着いた時点では、3人のパーティが沢装備で先に行かれた。



15m滝は右岸巻き

私たちも着替えて、8時半に出発。
眼下の白倉又谷の澄んだ流れを見下ろしながら、綺麗な緑に覆われた左岸林道を終点まで歩く。


ここは広場となっていて小休止、おにぎりを食べる。朽ちかけた木橋を渡り左岸作業道へと進み、まもなくで沢へと降りていく。


沢は、そんなに冷たくなく快適な水温だ。初めての場所なので、どんな感じかワクワク&ドキドキ!!(^^)!するとしょっぱなから、難所が出てくる。
うっそ~こんなに早くも難所か・・・ ワクワク&ドキドキどころではなくなった。


15m滝の落ち口

冷や汗タラリ、大きな岩が行く手を塞いでいて、piccoloさんが“ちと厳しいリッジ状の岩登りやから少し戻って巻こう”となったが、こちらもちょっと危険な感じ。

piccoloさんが登り、上からロープを下ろしてもらう。なんとか登りりきると、目の前に素晴らしい滝の景観が\(^o^)/「うわ~凄い~~~」さっきまでのヒヤヒヤ感はどこえやら、目の前に広がる景観に舞い上がる。


これは登ってきたから見られる景観で、無理ならリタイヤしてもいいやと軽く考えてしまっていたけど、勇気をだした甲斐があった。


左岸枝谷からの25m滝

こんなにも早く感動的な場面が出てくるとは、なんていい所と単純な私は、感動の渦の中に。


すばらしい滝を後に先へと進む。すると左岸支谷から25mの段瀑が見え本谷は左に折れ2段15m滝となっている。piccoloさんがここらへんから右岸高巻きをしていかないと行けないと。


「えー もう沢を離れないと行けないの?」植林境界までかなりの高まきである。
またまたヒヤヒヤしながら、約400m程トラバースして行く。沢は、かなり下のほうに見える。時折現れる鹿道を利用したりするが、次第に足の踏み場が狭くなり、景観を楽しんでいる余裕もなくなる。とそんな時に、7月半ばだというのにギンリョウソウが斜面に3本咲いていた。「うわあ、ギンちゃんだ」こんな所に生えているなんて、ちょうど緊張していた中、心を和ませてくれた。


楽しんでます~

その後も岩や樹の根を頼りに奮闘!、沢も穏やかそうな雰囲気になっていたので沢へ着地。めちゃくちゃ汗をかいたので、沢水が天国である。


ここへは、誰も入っていない様子。お天気も持ってくれ、快適な沢を楽しむ。湧き水が流れ込んでいるからか、深い淵はコバルトブルーで透明感も凄い。台高の沢は綺麗な所ばっかりだ。


前日に雨も降っていたから、樹木々や苔は潤っているし、岩もツヤツヤでいい感じ。「もう間もなく湧き水の滝のはずやで~」とpiccoloさん。すると左側から、幅7mくらい高さは低いが湧き水が本流へ流れ込んでいる。


涌き水の滝到着~

「お~~~あれか」近付いていき湧き水を飲む。「美味しい~~~~(*^。^*)」水も浴びるが、湧き水なので「ひゃっこい~~~(>_<)」本流の水温とは、まったく違う~。


「湧き水を汲んで、お昼にしよか」とpiccoloさん。湧き水の滝の対岸に岩場があるのでそちらでお昼の用意をする。すると、雷鳴が近づき雨も降ってきた。オ-バ-ハングした岩場で雨除けにもなる。


ほわっと霧状の雨が、ここの景観に神秘性を増してくれる。湧き水の滝を見ながらのカップラ-メンだけど贅沢な昼食時間。


ワイドな小滝♪

すると湧き水の上の斜面から、幅5mくらいのまっ白い霧が降りてくる。「ハクだ~」白い龍だ。湧き水のところだけ水温が低いから、その周りだけ霧が発生している。


先ほど晴れていた時の景観と違ってこれもいい感じ~。ここに着いて短時間でいろんな景観を見せてくれる。「わたしたちラッキーだね、こんなにいろんな景観が見られてるよ♪」うっとりと眺めたあと、湧き水が出ているところを上がって見る。周りが苔に覆われていて綺麗~「凄くいいところだね」「まだまだ見所はあるで~」とpiccoloさん。


馬の鞍谷出合の15m滝

「エッ!まだ良いところが出てくるの?」と思いつつ片付けて、上流へと出発~。


すぐに5m斜瀑「いいわ、いいわ!!」と言いながら沢芯あるき。しばらくで二股となり、直進は馬ノ鞍谷で本谷は右折れとなっていて15m末広がりな滝が落ちている。しかもふか~い!ふか~い!釜もあり「ほんまにいいとこやわ~」写真撮りまくりだ。


「まだ、最後のお楽しみがあるよ、絶対感動するわ」。少し戻って本谷手前の岩ゴロゴロ枝谷を先ほどの15m滝上の高さまで登り、左側の小尾根へと取り付くと踏み後のある道があった。


笹に覆われたその小尾根道を回り込むと目の前は開けた台地で、奥にはワイドに広がった岩壁と圧巻の30mの白倉大滝(勝手に命名)が!。


ド~~ンとワイドな白倉大滝(勝手に命名)

そのすぐ上にも斜瀑が見え「うわ~~~これは・・・」最後の滝は、最高な景観だ。淵もめちゃくちゃ広い。「何、ここ? めちゃくちゃ好過ぎる!! 」「さっき見た滝の上やで。」「あの滝の上にまだこんな凄いところがあるんや、日本じゃないみたい」とにかく 景観が素晴らしすぎる。オタマちゃんも気持ちよさそう。


「なんてとこなの~~~~」(動画を撮っているので、そちらを見てください)30分くらい陶酔状態!。「時間に余裕あるので下流でキャニオニング出来るよ」との事で「絶対、また来るからね」と滝に告げて下山モ-ドに。


踏み跡の道を戻るとゴロゴロ枝谷も横切り本谷の左岸斜面をトラバースしている。途中倒木で道が塞がれていたが、どうにかビビリながら突破。湧き水の滝まで戻ることが出来た。


少し下流に行ったところの左岸に小屋跡があり、通り過ぎると作業道が付いていてそこから、戻ることに。


湧き水までの巻き道

行きは、沢に入りながらで気持ちよかったが、作業道ではまた暑くなり、かなり汗をかき出した。そんなとこへ、枝沢が出てきた。「おおお~神の助け」荷物を下ろして、顔を洗う。


「わあ~めちゃくちゃ冷たい!!なんで?」と上のほうを見ると「ここも湧き水や~」ごくごく飲む。「美味しい!!」ペットボトルに汲み暑くなったら浴びよう。


「さあ、行くで」と進むとめちゃくちゃデカイ杉が出てきた。「何じゃこの高さは~~~」と見上げる。伊勢神宮の杉より高いかも?「凄い凄い、ここに神様が居てるで」と帰り道も感動の嵐。


スライダ-遊び~

「ええとこ過ぎるやん」こんな言葉しか出てこない。


めくるめく感動の中、小尾根を乗り越し林道終点着。さあ、ここからキャニオニングできそうな所まで林道を下る。


1回目沢へと降りるが大岩ゴロゴロで無理っぽく林道へと戻り、2回目沢へと降りた所はなだらかだったので下りはじめる。


どっぷり浸かっても冷たくなく丁度いい水温!。
スライダーが出来そうな斜瀑のある大岩に出た。


泳いだり~♪

淵も深く「おおお~念願のスライダーや」スルスルスル~ドボンを何度も繰り返す。楽しい~~~。


下りながら淵が現れる度、流されたり泳いだりを繰り返す。汗ばんでいた身体もすっきりした所で林道へと登り駐車地へ。


何度も雷鳴が響いていたけどお天気もひどくならず、凄い楽しめた。


とにかく、いいとこだ~~~ 白倉又谷!!再訪決定!めちゃくちゃハマりました!!☆彡。



白倉大滝を You Tubeに

撮ってるときにコケかけたので、ちょっと見ずらいかもしれませんが。




険しくもあり穏やかでもある谷 湧き水のおかげでコバルトブル-です 侵食された石灰岩
陽射しが出ればモヤがかかる湧き水の滝 湧き水の滝 湧き水の滝下流側
キャニオニングを楽しみながら 巻き巻き中
白倉大滝(勝手に命名)の淵 スライダ-岩 少しだけナメ~




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