ナメ床が長くて有名な沢上谷にいつか行ってみたいとpicoloさんにお願いしていたら、今回のお盆休み山行に組み入れてくれpiccoloさんの友人4名(囲炉裏外)も同行での沢歩きとなりました。 気になる天気予報では曇りのち雨とのこと。 まあ沢歩きだしどうせ濡れるのだから、激しい雨ではないかぎり決行だなぁ。 駐車地は車が4台置けるくらいのスペース。ラッキーにもまだ誰も駐車していなかった。 しかし車から降りたら、ブヨがわんさか飛んでくる。刺されては大変とすぐに虫よけスプレーとハッカ水をふりまくる。 ふった瞬間、ブヨ達は消えてくれた。 ブヨ達が戻ってくる前に早く支度をせねば、今回はそんなに浸かることがないので、鮎タイツを履かない分ささっと支度が出来る。 9時過ぎに入渓~ 細い谷で浅く歩きやすい。 どんなナメ床が現れるだろう?わくわく~ |
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←一つ目のナメ滝。 進みだして撮影しようとカシャっと押すとカメラにメモリを入れてくるのを忘れたことに気づく。(;一_一) しまった~、これから素敵な景色をバンバン撮らねばいけないのに、piccoloさんに伝えて、車へと戻る。 カバンの中を探せど探せどメモリが無い、皆を待たせてはいけないと諦めて戻ることに。(@_@。 「お待たせしてすみませんでした<(_ _)>」と、待たせてしまった皆さんに謝り、先へと歩き出す。 初っ端なからご迷惑をかけてしまったと反省。 |
←岩洞滝への支流。
歩きだしてまもなくでナメの滝が出てきた。この沢は危険な個所がなく観光沢歩き気分で歩けるそうだ。 この日はお盆休み初日にもかかわらず、私たちが1番乗りみたい。先行者はいないようなので、またまた貸し切り状態で楽しめそうだ。 沢は浅く、水温も低くなく、涼しい中を歩いていける。 途中から右岸支流に入って行く。 こちらも最初はナメが続き、本流とはまた違った景観、なんだかジャングルの中のような景色が広がる。 |
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←岩洞滝。 緑が深くて綺麗だ~ そうこうしているうちに目の前に岩洞滝が見えてきた。 水量は少ないが岩壁から垂直に落ちる岩洞滝の落差は約25m、滝裏にも行く事ができる。ここでバンダナショットを撮る。気持ちいいマイナスイオンを浴びたあと、本流へと戻る。 おもしろい景観が次から次へと出てくる。 本格的なナメ歩きがはじまったかと思えば、突然大岩が現れ流れが狭くなった所では、両手で体を突っ張りながら蟹歩き。 |
←蓑谷大滝。
ワクワク楽しみながら快適なナメ歩きはどこまで続くんだろうと思っていたら、目の前の樹間から大きな堰堤かと思うくらいの岩壁が見え、白い飛沫が流れているのが見えた。 近付くと蓑谷大滝で、落差は約30mだそうだ。 先ほどの岩洞滝とはまったく違っていて、1枚岩をなだらかに、末広がりに流れ落ちるその姿はなんとも優しくて優雅な滝。こんな滝は初めて。ここで少し休憩をとる。 この滝は、高巻きしないといけない。4名を残して先にpiccoloさんと私で高巻きの道を探しに行った。 |
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←杣道 たぶんこっちじゃないかと50mほど登って行くと、岩壁下の水平な杣道に上りついた。 数十mも進むと、蓑谷大滝への落ち口へと急降下するロ-プが垂らしてある所が現れた。 ここからロ-プ頼りに降りて行かないといけない。 先にpiccoloさんが行った。結構下まで長そうだ。 途中で腕に力が入り過ぎて疲れるが、途中で棄権することは不可、怖いと思っても降りて行くしか先のナメは楽しめないのである。 |
←ゲキ下ってます。
やっと降りられたと思ったら、まだその先にロープが垂らしてある。 ようやく沢に降りると、上流にはなが~いナメ!楽しみだなぁ~。 蓑谷大滝の落ち口へと少し戻って滝下を眺めると、待たしている4名が見えた。「おーい」と叫ぶと上にいる私たちに気が付いてくれ「わりと早く登れましたねー」下からの声が届く。 彼らが登って来る間に少し先を進む「もうすぐヒップソリでスライダーが出来る所に出てくるはず」とpiccoloさん。 |
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←10mナメ滝。 なだからな段々ナメを歩けば、すぐ目の前の本流には約10mナメ滝、右岸支流からは約5mのナメ滝、この二つのナメ滝出合には、たまご型の淵がある。ここから下流がナメスライダ-出来るようです。 ヒップそりなんて、冬だけのお楽しみだと思っていたが、沢でもこうやって楽しめるんだと何回も滑って遊んだ。 4名が到着したところで、ランチタイム!!今日は簡単にコンビニの中華そばだ。 ここでもアブが襲ってくるので、再びハッカ水をふりまくり~、するとまたもや退散してくれたのでゆっくりお食事が出来る。 |
←まだまだ続くよナメ歩き~!。 お昼休憩は1時間くらい取れるので、4名もスライダ-を堪能しまくり。 ここで腰を下ろしていると物凄い獣臭が!、匂ってきた。 まさか熊?でも上の方を見てもガサガサと動いてる様子はない。単なる獣の臭い付けの臭気のようだ。 休憩を終えて、10mナメ滝の左岸に残置されたロ-プ頼りに滝の上へと登って行く。 歩いて行くと、どんどん臭さが増してくる。「景観は凄くいいのにこの臭さはたまらんねえ~」。 |
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←終点の橋。 何かが近くに居てるような気がしてならない私は、周りを気にしながら、まだまだ続くナメ床を歩いて行く。 しばらく行くと、また違う匂いがしてきた。ちょっと怖くなってきたが、ざわめきはないが進んで行くうちに、ふと気がつけば何も匂わなくなっていた。これで安心して歩けるわぁとナメを楽しむ。 30分弱歩いた所でゴール地点の橋が見えてきた。 ここからは入渓地点まで1時間の林道歩きです。 登りはなく下って行くだけなので林道歩きも辛くなく歩ける。 |
←お花。 明日の焼岳登山には、いい足慣らしになっただろう。 ここの沢は、本当にナメが長く続いている。こんな面白い沢に来られて楽しかったです!! 途中の獣臭さえなかったら、もっと楽しめたのに。あれは本当に臭かった~。 あとでpiccoloさんが「五郎七朗滝に行き忘れてたわ、地図で見たら入渓してすぐの支流に行かなあかんかったわ」と見所の一つに行きそびれたよう。 |
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←お花。 きっと私がカメラのメモリを忘れてしまったから、その分の時間ロスもあって見落としてしまったんだろうなぁと申し訳なかったです。「また次の楽しみにとっておこう」と言ってくださったことに感謝です!!来年の夏にまた来るのだ~。 同行の皆様、お疲れ様でした~ 懸垂下降で力みすぎて少し腕が筋肉痛になったようです(>_<) |
ヒキガエル三兄弟! | 入渓地は普通の谷でした | 蓑谷大滝落ち口 |
蓑谷大滝落ち口より | ナメ~ | ナメ~ |
岩洞滝への支流 | ここは蟹歩き | ナメ~ |
ナメ~ | ナメ~ | ナメ~ |
ヽ(~~~ )ノ ハテ? | 岩洞滝 | ヽ(~~~ )ノ ハテ? |