5月は、いろんなお花が咲く素敵な月!!「山奥に咲くヤマシャクヤクを見に行く?」とpiccoloさん。
去年は、開けたピ-ク付近に点在する紅花シャクヤクを見に行って、紅花シャクヤクを見られたのはよかったけど周囲の雰囲気がいまいちだったので盛り上がらなかった。
しかし今日のヤマシャクヤクは“深い苔むした森に群生”してるということで楽しみ~。
しかも往路は、沢沿い歩いて滝見しながら歩けるのも良いなあ\(^o^)/
事前に役場で聞いた所、林道が崩落しているので車を少し手前に駐車して7時に出発。
林道に覆い被さる新緑のグリ-ンシャワ-を浴びながらなので林道歩きもこれまたルンルン♪。
林道脇には可愛い濃い紫色のスミレや黄色のヤマブキ、そしてマムシ草は恥ずかしそうに後姿を見せてくれている。
沢の出合に着くと、葉は水仙のようだけど花の付き方や形が変わっている黄色いお花を2株発見。
出合から支流の沢を、長靴でジャブジャブと徒渉しながら歩いて行く。
お天気もよく、沢がキラキラしていい感じ。
この沢は滝の規模からすると、深い淵が多く濃いエメラルドグリーンで吸い込まれそうな雰囲気で底まですっきり見える。
この支流で一番大きな淵にやってきた。直径は約10m近くあるでしょうか?滝の落差は約25m。ここも高巻きしなければ行けないがここで難儀する。
piccoloさんがあっちこっち行けそうな所を見に行ってくれるが、巻き道探しに少し苦戦。ちょっと難易度が高い所を行くしかないようで、木を掴みながら急斜面を行く。
掴む木に体重掛けて確認しながら三点確保で少しづつ!、つま先を掛けるスペ-スが小さいので滑りそうでハラハラ!。
ようやく岩棚まで登ったがここからは水平移動、しかぁ~しここで普通に歩けたのは僅か数十歩。
目の前の岩がせり出していて四つん這いで移動しなければ行けない、しかもザックがぶつかるので、先に越えたpiccoloさんにザックを渡し空身でなんとか切り抜けた。かなりビビった~~。
岩壁を回り込むと植林帯の尾根末端となり、ようやく滝の落ち口上流15m程の所に出て少し休憩。
ここから、なだらかな開けた沢歩きとなる。
青空とグリ-ンシャワ-を浴びながらの沢歩き!あぁ~なんて素敵なの~♪。
沢を塞いでるかに見える大岩を乗り越えたり、巨岩をプチクライミングで登ってみたりと少しのお遊びを入れながら先へと進んで行く。
「もう間もなく、ヤマシャクヤクの群生している所に着くよ」とpiccoloさん。もう12時近いので、お昼用の水を枝沢で確保して、先を急ぐ。
沢を離れて斜面を上がって行くと、蔦が絡んだジャングルが出てきた。
どこらへんにあるの?」「あっあそこにある」とpiccoloさん。1個だけ咲いているのが見えた。
「まだ時期じゃないのかなあ?」 piccoloさんがもう少し先を行くと「こっち来てみ」と。「わあ~~~凄い群生して咲いてる\(◎o◎)/!」「凄い凄い~」
こんなジャングルちっくなところに、こんなにもたくさん奇麗なヤマシャクヤクが咲いているなんて!!撮影会が始まる~ まだ咲き始めたばかりで蕾も多い。。
ふと気付くと山椒がたぁ~くさん生えている。葉っぱをちぎって匂いを嗅いでみる。「う~ん、いい香り~」黄色い小さな花をたくさんつけている。山椒の花を見たのは初めてだ。
これは、また実を採りに来なければ、次の楽しみが出来た!(^^)!
ヤマシャクヤクは、この石灰岩がある斜面にだけあるようだ。藤原岳界隈で見た節分草や福寿草も石灰岩の斜面に咲いていた。石灰岩の力って?何やら神秘だなあ。
ただこの辺は、気をつけないと山椒の他にも棘がある木が多い。
斜面なので、何気につかんだ際に棘付きの木を掴んでしまい、かなり痛い思いをした。綺麗なものがある所には、恐ろしいものもある。気をつけなきゃ。
そろそろお腹がすいてきたので、斜面を登りきり落差のある滝前でお昼にしましょう。と用意をしている間に空がどんよりと曇り始め小雨が降って来た。
レインウェアの上だけ着て、ラーメンをすする。少し肌寒くなってきたので温かいラ-メンが美味しい~。時間も13時半過ぎ。
そろそろ下山しなければならないので、コーヒータイムなしでそそくさと片付けてヤマシャクヤクにさよならする。
復路は楽な廃林道歩き、いろんな植物を観賞しながら楽しく下山。
6月中には山椒の実を狙って来たいなあと思いました(^_-)-☆