シロヤシオ求めて木梶界隈の谷を周回【台高北部】




定点観測地も巡る♪




2017年06月03日(曇り時々晴れ)


レポはケルト


R169高見トンネル東口から高見峠方面へと右折、木梶三滝の案内板に従い未舗装の木梶林道へと入る。

ガタゴト揺られ奥の駐車地に到着。
支度をはじめるとすぐに単独男性の1台が到着。
手前にも1台3人が駐車されたとの事。

ここの駐車地で人と出会ったことがないが、今回は4人の方とお会いする。
3人パーティの方は、この界隈初めてで木梶登山口からとの事。

単独男性はGさんのご近所さんで、赤ゾレ山北東尾根を登られるとの事で、地蔵谷出合までご一緒する。
今日は気温は上がると思っていたが風が吹いて少し肌寒い。

ギンリョウソウ

林道には真っ白なガクウツギの花が満開だ。谷沿い斜面の中にも沢山咲いていて美しい景観。


もみじイチゴは、まだ硬そうな実なのでお楽しみはこれからかな?
トリカブトの葉はグィ~ンと伸びている。


単独の方とは地蔵谷出合でお別れ。
私たちは本流の沢を渡渉、水平道へと登るとすぐにpiccoloさんがギンちゃんを発見しパチリ。


葉っぱとのバランスが美しいマムシグサも写真を撮る。


羽化したばかりのクロサナエ

新緑に覆われた沢は初々しくて美しい景観。小さい芽もたくさん出ていて、丸襟を付けた葉っぱが可愛い。どんなふうに成長するんだろう?


黄色と黒の柄のキンモンガがたくさん羽化している。クロサナエも羽化していた。


シイタケも出ていたが、時すでに遅しでたくさんの虫が付いていた。おたまちゃんも沢の中でくっつきあってゆれている。


何度来ても飽きませ~ん~

定点観測のミソサザイの巣に到着、前回来た時は朽ちかけて空家だったけど、綺麗な巣にリフォームされ出入りしている所を見ることが出来た。


ミズもたくさん花が咲いているので、秋にはいっぱい実が採れそうだ。
見上げれば、トチの若葉も成長しているけど透けて見えるのが綺麗。


沢歩きは水の流れと、小鳥たちの囀りで自然の音楽を聞かせてくれる。


癒やしの谷歩きですぅ

ゴリラ岩まで来た、“こんにちは~お元気でしたか!んん?頭が寂しくなったような~?”ここの谷を見守っていてくださる姿を見ながら小休止。


ここから赤ゾレ山から派生する北西尾根に取り付く、急斜面を4WDで登って行くが一昨日の雨のせいか1歩上がってはズズズーッと下がる。危ない・・・。


少し緩そうな斜面へと移動して尾根芯に乗る。
赤ゾレ山へ出るとレンゲツツジがたくさん咲いている。チゴユリもちらほらと咲いている。


大きかったんだけどなぁ~

ここでも小休止。周りの景色は霞がかっている。
しばらくすると駐車地で会った3人パーティの方たちが登って来た。ハッピノタワから下るそうなので、piccoloさんが説明している。


赤ゾレ池へと下り始めると、鮮やかな紫色のヒメハギもたくさん咲いている。


馬駆ヶ場を歩いて行くと、新緑の中に山つつじのオレンジが目に飛び込んできて鮮やか~。
地面に広がる花のじゅうたんも綺麗。


ゴリラ君の変化を比較

先へと進むとコバノミツバツツジもたくさん咲いている。3種類のツツジを見る事が出来た。
それぞれオレンジ色だけど花の大きさや色の濃さが違う。


馬駆ヶ場ピークの手前でシロヤシオ尾根へと左折れ。
さてシロヤシオはどうかなぁ?少し降りて行くと地面に花が落ちている。


遅かりしか~と思ったら、まだ花が落ちていない木が何本か残っていた。真っ白で上品なお姿。
これで香りがあったらもっといいのになぁ!でもシロヤシオも見られ目的は達成!!。


レンゲツツジ

少し下ったところでランチタイム。
風が吹いて寒いので、早々に切り上げてゼエノ谷へ下りて行く。
谷に着地すれば無風となり、のんびりと沢を下って行く。


シロバナショウキランの定点観測地では、1本が芽を出したところであと数本はこれからかな?。
何年か振りのアミガサダケも2個発見。だがこれは時遅しで終わりかけだ。でも見られたからよかった。


シロヤシオ

斜面を登って歩いて行くとまたまたギンちゃんのお出まし。


12本のおしくらまんじゅうを発見、その外にもいくつかの群生を見られた。


思いのほか寒かったけど、今回は見たかったものがたくさん見られてよかった。
プーさんにも会わずでほっとしました。



カマツカ 花がまったくないシロヤシオ シロバナショウキラン
ガクウツギ ウツギ マムシグサ
キンモンガ 丸襟付けた葉
コチャルメルソウ ミズ
ヒメハギ ヒトリギンちゃん ヤマツツジ
レンゲツツジ アミガサタケ 兄弟ギンちゃん
ムラサキゴケ

               

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