31日夜から元旦にかけて榛原でも雪がチラホラ、気温も下がった状態が続いているので台高でも積雪が期待できるだろう、当初明神平の予定だったが11日にオフを企画しているし、近場で登山口からすぐにスノ−シュ−ハイクを楽しめるのはここだ!と予定を変更する。 |
コースタイム(全行程約5時間・全歩行距離約4.6km) 麦谷登山口P 08:45〜二階岳09:20〜11:30木ノ実ヤ塚(昼食)12:35〜二階岳13:45〜14:00麦谷登山口 |
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←麦谷登山口。 麦谷林道の集落を抜け標高800m付近まで上ってくると道は真っ白となりこの先はタイヤ跡も無くなる。 まだシ−ズン当初なので雪の下は凍結した轍も無くハンドルを取られる事もないが、吹き溜まりでは30cmほどの積雪があり時折Fバンパ−下でラッセルする事になる。 新雪上には鹿やウサギの足跡が縦横無尽に残されているのを見ながら標高1115mの麦谷登山口着約15cmの積雪である。 周辺の木は風にあおられて大きく揺れている、温度は−3℃。 |
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←二階岳。 寒さに弱いケルトさんはこれも着たほうがいいかな?とかこれも?いやいやそこまで着膨れなくてもいいでしょうと宥める。 新雪でこのくらいの積雪ならまだ靴だけで十分、植林に囲まれた尾根道は正月でなまった身体に優しい斜面歩きで温まった頃に二階岳着。 |
←フットプリント。 二階岳から鞍部に下った所で積雪も30cmとなりスノ−シュ−を履く、昨年苦労したツボ足(来年は買うぞ〜と心に決めていたのだったf(^^;))と比べるのも変だが、さすが西洋カンジキ(MSRライトニングアッセント22インチ)!最初は両足の内側がたまに干渉したりしたが慣れれば意識しなくていいようになる。 ストックも肩幅で突くようにすれば踏む事もなく快適そのもの、登りではヒ−ルリフタ−を上げればこれまた楽である。 新雪の急斜面ではスキ−と同じく逆八の字で登るが乾雪だったのでエッジもあまり効果なく横登りがベストのようである。 |
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←台高主稜線はガスの中。 北西の風が強いが風上がすべて植林なので幾分かは遮られるが、時折木に張り付いた樹氷が風に吹き飛ばされ顔面を容赦なく襲ってくる(;>_<;)。 台高の主稜線上はガスに覆われて山並みをまったく見る事ができない、かろうじて中奥の谷を垣間見る事ができる程度である。 この道の楽しみは点在する大ブナを見る事でもある、枝っぷりのいいのもあったり、また少しル−トを外せば楽しみも倍増だがお楽しみは帰りにゆっくりと(=^^=) 。 |
←木ノ実ヤ塚。 木ノ実ヤ塚手前Co1300m付近からは積雪も40cm前後となり斜面のラッセルで汗カキカキ(^ ^;)ゞ、ケルトさん前を歩かない?と言うがあっさりと却下Y(>_<、)Y、パワ−切れとなる前に汗だくで頭だけ出ていた木ノ実ヤ塚三角点標柱にタッチする。 昼前だったのでここで昼食、ツェルトを張ろうと風向きを見る、ん北西からやからと張りはじめると真北になった!ありゃ?位置をずらせばお次は北東から(≡≡;)なんなんじゃこの気まぐれな風は!えぇ〜い冬は北風じゃ!。 |
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←普段はザックの肥やしです。 ツェルトの中は天国(=^^=)、二人でバ−ナ−使用してれば室温もすぐに上がる、感覚がなくなっていた指先もすぐに復活、相変わらずツェルトは強風でバタバタとなびいているが中は快適そのもの、ゆっくりと昼食を済ます。 この天候じゃ吹きっさらしの薊岳に行っても寒いだけ、ガスで展望もないだろうからここで引き返す事に、暖かいツェルトから一歩外に出れば地獄?の寒さ!コ−ヒ−でも飲んでゆっくりとする事に。 |
←往路のトレ−ス跡も消えている。 しかし居心地が良すぎて撤収する気がまったく失せる二人、なかなか腰を上げる事ができなかったが意を決してすばやく撤収。 温まっていた身体も一気に冷えまたもや指先の感覚もなくなる始末、カメラの電源スイッチも押せているのかいないのか!感覚ゼロ状態f(^^;)。 歩きはじめて身体は温もってきたがスノ−シュ−のヒ−ルリフタ−に指を掛けられないのでケルトさんにお願いする、これではいかんと仕事始めはヒ−ルリフタ−の引っ掛けバ−を製作だぁ〜(^ ^;)ゞ。 |
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←大ブナ。 Co1200m付近の鞍部まで下れば風も植林で遮られ少し余裕となってきたので周辺を散策しながら大ブナを見て歩き登山口までスノ−シュ−を履いたまま下る。 寒いのが苦手なケルトさんは秋が終われば冬眠宣言していたがスノ−シュ−で快適に雪上歩きできるのを知りそして体験、ツェルトでの快適な食事も大満足だったと冬山の良さを知る、それなりの装備さえしていれば冬山も楽しめる事を知り冬眠宣言を撤回したのでした(=^^=)。 |
樹氷 | 垂れ樹氷 | 垂れ樹氷 |
林道脇 | MSRライトニングアッセント22in | |