八経ヶ岳(1914.9m)
2005年07月09日(曇りのち雨)
 同行 おやじさん 楽王さん
(奈良県)
                             

2002年からこの時期になるとオオヤマレンゲを観賞するために訪れていますが、
トンネル東口からのル−トが整備されたとの事で今回はここから歩き始めることに。
朝4時半におやじさんに迎えに来て頂き同じく町内の楽王さんもお迎えに、初対面の
挨拶で年齢確認すると、やっぱし私がこの中では最年長!(TωT)一度でいいから
2番になりた〜い。
予報では昼前から雨との事、梅雨真っ只中なので最初から雨中山行を覚悟している
のでさほど天候は気にならない、レインウェアのパンツを履いて行く事に。
R169を南下し上北山でR309へと右折しクネクネ道を一気に1200m地点のトンネル
東口まで車を走らせる。
空はどんよりと厚い雲に覆われているが、黒い雲はまだ見えていないのでしばらくは
大丈夫みたいだ。

オオヤマレンゲスライドショ−

コースタイム  (全行程約8時間半)
トンネル東口06:00→一の峠07:00→奥駈出合07:30→弁天の森08:10→
弥山09:30→オオヤマレンゲ撮影(20分)→八経ヶ岳10:15→オオヤマレンゲ撮影(15分)
弥山(昼食)11:05〜12:10→トンネル西口14:20→トンネル東口14:35

画像をクリックすると大きな画像を見られます。
周辺地図 3D地図 コ−ス断面図

←行者還トンネル東口。
東口からの登山者は一番乗りみたいです。
案内板や登山届けBOXも設置された林道を200mほど下ると右手に登山道への案内板が見えてきました。
とりつきからいきなりの急登になっており少しはつづら折りとなってはいますがほとんど直登に近いです!
これなら西口の沢道が断然楽!行者還岳なら近くなるが弥山なら遠回りなので帰りは西口へ降りる事に。
←東口から一の峠への道。
東口から奥駈道まで約1時間、歩き始めからの急登はさすがに堪える!まるで酸欠の金魚状態。
一の峠は白い霧に覆われ別世界みたいだ、息が整うまで休憩後、なだらかな奥駈道を弥山方面へと歩き始める。
さっきの急登の事などすっかり忘れ足取り軽く進むとまもなく奥駈出合の分岐着、天川から弥山泊で来られた方が“運よくタクシ−があれば…無ければ天川まで歩きです”と言い残し西口へと降りられた。

←弥山
出合の分岐から聖宝の宿跡までは歩きやすい道が続きますので、苔生した森の中ショウキランを見つけては地に這って撮影モ−ド、腐生植物は同じ場所に出てくるもんだなぁと感心!。この辺りから数人の登山者に追い抜かれはじめるが、昨年の世界遺産登録直後から比べるとかなり少ない登山者、でも本当に山好きな登山者だけが訪れるのが自然保護になるのだと私は思う。
聖宝の宿跡からは高度を稼ぐのと石が多くなり少し歩きにくいが弥山小屋まで20分ほど手前からは木製階段が設置されているので楽です。
Wolfgangさん御一行さまと。
二度目の大汗をかいて弥山小屋前に到着、時折ポツリと雨が落ちてくるので八経ヶ岳へと向かいオオヤマレンゲ保護区に入るとついに降り出してきましたが、お構いなしに写真を撮った後とりあえず八経ヶ岳へ、
毎年見る雲に覆われた真っ白な展望パノラマ!記念写真を撮り終えるとそそくさと保護区に戻りまたもや撮影モ−ド結局オオヤマレンゲだけで60枚撮ったが、レンズに付着する水滴や曇りで、いまいちばかりな写真でした(T△T) 。

←オオヤマレンゲ。
お腹も空いてきたので小屋前へと戻ると雨も上がりオニギリとざるそばで満腹!楽王さんのネット仲間の
Wolfgangさんパ−ティ−が来られるのを待つ、トップで来られたレオさんはラムネ屋さんを開店、よくこれだけのラムネを担いで来られたもんだと驚いてしまう。
一人また一人と到着され最後尾のWolfgangさんと軽く挨拶を交わし全員で記念写真を撮る。

☆昨年に比べ花が小さかったようですが開花時期としては丁度良かったと思います。
←八経ヶ岳山頂。
いつ降り出してもおかしくない天候なので皆さんとお別れして下る事にする。
木製階段を降りはじめてすぐに膝が痛みはじめてきた
ステッキをフル活用するが痛みは増すばかり!マイペ−スを保ちながらも二人とは離れすぎないように歩くが雨も本格的に降り出す、この管笠が雨除けとしてもいい役割を果たしている、もちろん日除けとしても最高なのでこれからの山行にはかかせないアイテムの一つになるだろうなぁ。

←行者還トンネル内。
昼も過ぎているのにぞくぞくと登ってくる登山者と挨拶を交わしながら奥駈出合を左折れし西口へと降りるが雨でぬかるんだ急坂は最悪の道となっている、
これ以上膝を痛めないように用心深く降りると200mほどで沢沿い道の分岐、この膝で正規ル−トを下るなんて地獄!ここからは膝への負担も軽く少し楽になったので辺りを見る余裕が!雨に濡れた苔や木々の緑がいっそう輝いている。正規ル−トとの合流地点にある木橋を渡り沢で汚れた靴を洗い、長い暗いトンネルを抜け東口へと戻る。
帰路、五色の湯で汗ばんだ体もすっきりする。
後を追ってくる謎の男! 弥山小屋前に突如ラムネ屋出現

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