弥山〜八経ヶ岳1914.9m〜狼平〜トンネル西口【大峯】





2008年07月12日(晴れ) 
 
                             
オオヤマレンゲの開花時期到来、今年で7年連続の訪問となり今回は未踏でもある池ノ谷に咲くオオヤマレンゲも観賞してみようと欲張り山行を予定、弥山八経ヶ岳鞍部から池ノ谷を狼平まで下り尾根道で弥山に戻る事にする。
トンネル西口前は早くも満車、すぐ下に駐車し15分ほど仮眠して寝不足解消!、車外にて準備をしていると隣の車の方がこちらにやってきて‘piccoloさんですよね?’あれ!誰だったかなぁ〜思い出せないので‘誰でしたっけ?’‘H.EIです!’3年前に大普賢岳で偶然お会いした(その時も声掛けして下さった)ネットでの知り合いの方でした、よく覚えて下さっていたものだと、それに引き替えまったくの大ボケで大変失礼をしてしまいました。

最近見ず知らずの方からよく声を掛けられる事が多くなったので今回もてっきり…、と言い訳しつつH.EIさんf(^_^; スンマセンでした、又何処かで見かけたら更に大ボケが進行していますので声掛けて下さいね(^^*ゞ。

 GPS軌跡           
 
コースタイム(全行程約10時間・全歩行距離約15km)
トンネル西口 06:50〜07:50奥駈道08:10〜09:55弥山小屋10:15〜10:45八経ヶ岳11:00〜11:55池ノ谷1700m付近昼食12:35〜14:00狼平14:15〜15:15弥山15:30〜17:05西口

←快晴の弥山。
今年はブヨが多く発生しているようなのでハッカ水を身体に振りかけるが虫嫌いなケルトさんは市販の虫除け剤も振りまくり完全防備で沢沿い道を歩きはじめる、水量はかなり少なく河原の石も水面から露出してる部分が多く先月の行者還岳の時とはまったく異なる光景である。
沢沿いを離れる場所では水を掬う事もできず岩肌を僅かに流れ落ちる水を手で受け顔の汗を流してから尾根斜面を一登り、尾根道へと合流後は奥駈道出合へとまた一登り、ほてった身体に吹く風はひんやりと心地よく汗ばんだシャツから熱気が奪われ気持ちいい。
←新しくなった鳥居。
聖宝ノ宿址まではショウキランを探しながらジグザグに歩くが道から数メ−トル離れた斜面で2箇所確認しただけとなる、先日の台高のほうが多い。

今年のバイケイソウは途中で枯れる事なく見事に花を咲かせているが独特な匂いが横を通るたびに“ツ〜〜ン”とする。

木製階段を過ぎればいつもの発電機のうなり音が聞こえ新設された弥山の屋外トイレが見えてくる、これからは小屋に入らなくてもいいので便利になったねぇ〜とケルトさん早速使用する。

←オオヤマレンゲ
小屋前で小休止後国見八方睨からの眺めを楽しみオオヤマレンゲ保護区内へ、まずはカラマツソウやサンカヨウ(実)を撮り進むと純白のオオヤマレンゲがお出迎え、しかし1本の木を観察してみると蕾堅し・満開・枯れ花・結実と今までに見た事のない光景に少し驚く!雨が少なかったからなのか?温暖化の影響?スイカの匂いは同じでしたが(f^^)。

一通り写真を取り終え八経ヶ岳山頂へ、青空に恵まれ大パノラマを満喫し五月蠅いハエから逃れるように鞍部へと戻り池ノ谷源流部へ下る。
←池ノ谷上流部。
前を行くケルトさん元気よく谷芯の水枯れした石上を歩きはじめるが‘苔でムチャすべる〜’と言うのでしばらくはシダが覆い茂る斜面を下る。

伏流だった谷も水が現れ石の茶苔がなくなった辺りで谷芯に戻り石上を下り歩く。
右岸尾根斜面からは崩落によってできた谷のようなザレ場が何ヶ所もこの谷へと流れ込んでいるが、左岸尾根斜面はシダに覆われシラビソ・トウヒが林立する森となっており大峯の大自然が残っている。

←静粛の源流部。
GPSで確認するとまだ大黒岩の下辺り、谷も少し広くなりハエも少ないようなのでここらで昼食とするがまずは汗くちゃぁ〜いシャツを水洗いし天日干し(^^*ゞ、大峯の自然豊かな森を流れる清流の横では質素なコンビニ食でもご馳走となる。

まだ先は長いので30分ほどの昼食時間で腰を上げ下流へと石上を歩きはじめる、小滝やミニミニゴルジュがいくつか現れるが斜面を歩けば靴を濡らす事なく難なくパス、気温はグングン上昇しているようで何度かオ−バ−ヒ−トした頭に冷たい水をかけて冷却しながら下る。
←谷沿いに咲くオオヤマレンゲ。
八剣谷との分岐が近づいてくると尺サイズのキリクチやアマゴの大きな魚影も見られオオヤマレンゲも微笑むように咲いている。

保護区のようなロ−プも無くどこからでも見られるオオヤマレンゲ(^_-)vが一番!。

何度も景観やオオヤマレンゲに引き寄せられるので足取りも遅くなったりもするがようやく八剣谷との分岐。

←池ノ谷と八剣谷分岐。
‘ここからは水量も多くなるのでエメラルドグリ−ンの淵が見られるよ’と言えばケルトさん(^ニ^)(^コ^)、深みが多くなるので沢沿いの岩上を歩くがキリクチが驚き跳ねながら右往左往している姿が!。

気温が一番上昇する時間帯となり身体もオ−バ−ヒ−ト、たまらず頭から水を浴びケルトさん共々冷た〜い淵に足を浸け‘キモチよか〜!’とオタマジャクシ君も一緒だけど一応混浴?で一気にク−ルダウン(=^_^;=)。
←これも見たくて周回。
汗ベタもなくスッキリ!‘まもなく狼平だから、でも囲炉裏のメンバ−とは入れ違いだろうな’と話ながらエメラルドグリ−ンの淵を横目に見ながら下る、狼平の吊り橋が見え始めると河原に2人の姿があり近寄れば‘あっ!piccoloさん’囲炉裏のモリボウさんでした、小屋前では六甲颪さんがくつろいでいて、‘忘年会以来ですねぇ〜’花旅オフ総勢9名が川合から歩かれ内4名が狼平先着隊との事、今夜は小屋泊で明日下山する予定、小休止後時間も迫ってきたのでお別れしなが〜く続く木製階段を上がる。

←狼平。
階段脇のオオヤマレンゲも保護区と同じ花付きの状態だなぁと眺めながら重くなってきた足を上げ階段を上がる!あがる!ケルトさんは足取り軽くあっというまに引き離されてしまい、時折立ち止まり待ってくれている!う〜ん年の差を感じるなぁ〜(;_ _;)。
大黒岩の左を巻くと北斜面にはオオヤマレンゲの群生があり微笑んでいるが甘い誘惑に負けずに足を進める、やがて登山道も尾根の北側から南側へと変わると八経ヶ岳が目の前にド〜ン!ここからの眺めはレンゲ道から見るのとほとんど同じで頂上から左右へとなだらかな尾根が広がっている。
←八経ヶ岳。
立ち枯れたトウヒが目立つようになると弥山小屋が近づいてきたんだと感じられ神社への分岐を過ぎればすぐに真新しい鳥居が現れくぐり抜ければ小屋前着、ツア−登山者が休憩中だが下山は先行しなければと思い先に下る事にする。

下りでは飛ばし屋ケルト復活!スピ−ド違反!、先行していたツア−の方々をごぼう抜き(^◇^;)付いていけませ〜ん!所々でショ−トカットして差を縮めるがまた離されるを繰り返し奥駈道出合まで今までにない最短時間で到着、夕刻なのでブヨ対策を講じ谷沿いを下山、車のワイパ−にはH.EIさんからのメモが挟んであり無事下山された事を知る。

池ノ谷上流部 池ノ谷上流部 池ノ谷上流部
大黒岩 ショウキラン (^^ゞ?
ヤマサギソウ カラマツソウ サンカヨウ
オオヤマレンゲ オオヤマレンゲ オオヤマレンゲ
(^^ゞ?












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