弥山・八経ヶ岳1914.9m ピストン  (奈良県)
                             2002年7月6日(雨のち曇り)

近畿地方の最高峰でもある八経ヶ岳へ、天女の花と呼ばれている天然記念物の“オオヤマレンゲ”
を見たくて登ってきました。
前日の夜に家を出てR309を南下。 天川村までは何度もキャンプにきていたのでよく知った快適な
国道なんですが、ミタライ渓谷を過ぎた辺りからはこれが国道かというぐらいの狭〜い道にビックリ!
おまけに雨も降ってくる。
天川村川合から行者還トンネル西口までの約15kmはほとんどが1車線で、待避所も満足な幅が
なくグランビアでは草木をかすりながらの走行を強いられる。ほとんどのガ−ドレ−ルは車が当たって
外へひん曲がっているし“対向車よ来るな”という願いが…。
ようやくトンネル手前3kmぐらいで道が開けたかと思えば
“落盤注意”の看板がやたら目に入る。
ふと右手の上まで見ると切り立った岩肌が続いている…(゜゜;)/ギク!
“こんなん注意してても落ちてきたら終わりやん” とりあえず右目を精一杯右上に寄せて(=^^=)
左目は前方を!
 カ−ブを曲がるとそこには鹿が!(2匹目です)しばらく睨まれ山の中へ。
今回は深夜走行の為、対向車は1台もなく無事トンネル西口にたどり着いたが、帰りはトンネルを越え
R169に出ることにしたら、こちらはほとんどが2車線分あり快適です 是非こちらから。

アクセス
西名阪自動車天理ICからR24〜R169〜R309で約2時間半   

コースタイム  行者還トンネル西口着AM12:30 車中泊
5:00に登山開始予定でしたが雨風が強く7時に出発
7:00行者還トンネル西口→8:20奥駈道出合→8:45弁天の森→9:20聖宝宿跡→10:40弥山小屋(食事)
→11:15八経ヶ岳→12:15弥山小屋→13:20聖宝宿跡→13:45弁天の森→14:10奥駈道出合→15:20行者還トンネル西口

画像をクリックすると大きな画像を見れます。
周辺地図 3D地図 コ−ス断面図


←行者還トンネル西口
他のトンネルには付いていないものがあるのです
それは“シャッタ−”。
冬季には通行止めになるのでゲ−トもあるのですが
この“シャッタ−”の意味は???
誰が考えたのか???

往路はず〜〜と雨でしたが、帰りは曇り。

←登山口
はじめて‘登山届’のボックスを見た。
奥駆道からは吉野・熊野方面まで登山道が続いて
いるそうで年に数件事故や遭難があるそうです。




←小4の息子も登りました。


登山口から沢沿いに歩くとすぐに木橋が現れ渡ると奥駈
道出合まで400mをいっきに登る急な上り坂の始まり。
どれだけのものか“断面図”を見れば納得してもらえます。

雨のため登山道がぬかるみ子供は転倒!

レインウェア−を着ているので汗だくになり
‘ハァ−フゥ−’
状態も1時間程でようやく体も馴れてきたなぁと思っていた
ら奥駈道出合に到達。ホッと一息




←水場はここだけです テントも張れます。
←行者還トンネル西口〜奥駈道出合
こんな坂ですよ〜
登りはレインウェア−を頭からスッポリと被っていたので景
色などゆっくりと見てられなかったのですが、帰りに
‘ヒメシ
ャラの樹’
のベンチで一休み。

ブナやヒメシャラの樹々の中を歩くのはほんとうに気持ちが
いいです!


←写真は帰り道
このとき膝と腰はガクガクです〜Y(>_<、)Y


←奥駈道出合〜聖宝宿跡
ここからの稜線歩きは気持ちがいいです。
だらだらと距離は長いですが、シダ類やコケ生した倒木や
石をのんびりと眺めながらの森林浴。

リス・ヒキガエル・キジに出会えました。
子供はヒキガエルが大好きで出会うたびに手にのして
はしゃいでいました。
←奥駈道出合〜聖宝宿跡
コケ生した緩やかな坂を登ると、弁天の森ピーク
大峰山脈のコケ生した風景がなんともいえないなぁ!


←奥駈道出合〜聖宝宿跡

さすがに近畿最高峰は遠いなぁ〜。
再びきつい登りにさし掛かると、つづら折れの長い道で
石が多く少し歩きにくい。
斜面にはバイケイソウやシダの群生が広がり、辺りは緑一
色となる。
稜線歩きから最後のキツイ登り。

登山道には何の目印なのか赤白のペグが等間隔?
に設置され、ペグには番号が。No.83、No.82、
No.81…。

レインウェア−がサウナス−ツ状態で下着まで
汗だく。
ようやく弥山小屋の自家発電機のうなり音が聞こえてきたの
であと少し〜。


←弥山   雨は小降りになる。
ガスが勢いよく流れているのを見て子供が大喜び。


←弥山小屋〜八経ヶ岳
弥山からガレた道を下るとこんどは木の階段を登る。
鹿よけフェンスと看板が目に入りいよいよ
“オオヤマレンゲ”
の保護区へと。
フェンスもうまく考えていて、坂を利用した扉は勝手に閉まる
ようになっている。
←オオヤマレンゲとご対面!!
まさしく‘天女の花’
ふっくらとした清楚な花がややうつむき加減に咲き何とも言え
ないあま〜い香りが…。
雨の降る中ここまできた苦労が吹き飛びました。


ほかに
“カラマツソウ”も咲いてました。


←八経ヶ岳山頂(近畿最高峰)
保護区を抜けるとすぐに山頂ですが狭いです。


でもこんな天気でしたので他には誰もいなかったから
ゆっくりと記念撮影。
晴れていたら展望がいいはずなんですが真っ白で残念
          ( iдi ) ハウー
でも‘近畿の最高峰に来たんだ〜’という満足感は最高
   \( 〇 ⌒   ▽   ⌒ 〇 )/わぁい♪
帰り道“オオヤマレンゲ”に『また来年』とお別れして
来た道を戻る。


オオヤマレンゲ カラマツソウ ヤマアジサイ
??? ??? バイケイソウ
ヒキガエル


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