今シ−ズン初のスノ−シュ−ハイクは桧塚界隈を予定していたが、千秋林道の積雪が多いようで万才橋まで入れそうにない。 明神平は大又集落先で雪による倒木が、林道を塞ぎ通行止めとなっている。 高見山はスノ−シュ−歩きできないし〜という事で、三重県側から登った事のない三峰山へ行く事に。 R166は菟田野町に入れば路面は昨日未明からの積雪で凍結、杉谷集落付近からは残雪も多い、スタッドレスタイヤだがアイスバ−ン状態にもなっているのでガタゴト走行、おまけに高見トンネルへの登り坂は除雪された雪が路肩に寄せられているので、対向車線を含め1.5車線の道幅になっている。 高見トンネルを抜ければ日陰以外の路面は乾燥していて、路肩の雪もグンと少なくなり桑原トンネルを抜けてすぐ中央構造線の案内板を左折、月出の集落を抜け飯高北奥林道を道なりに進むと“風呂の谷”の看板!なんとなく気になる谷名看板(=^^=)を横目に高度をズンズン稼げば、お次は“中央構造線500m下”の案内板。 この辺りから林道はくされ雪がバリバリ凍結、ハンドルを取られスリップもするが難なく月出登山口着、やっぱし先客は居ないようだ。登山口前は広場になっており数十台の駐車スペ−スがある。 |
←8時頃は青空も見えていた(右の雪山は高見山)。 ここに置車して凍結した林道をゆりわり登山口へと歩く、途中振り返れば曇天だが部分的に青空もあり、山頂は雲隠れしているが高見山や台高の山並みも見渡せる。 林道歩きはよく滑る事!車で走行するより気遣うわ!鹿の足跡もスリップ痕がたくさんあり、ケルトさんと思わず苦笑い(f^^)。15分弱でゆりわり登山口着。 コ−スの案内板もあり手入れの行き届いた立派な登山口、ひっさしぶりにまともな登山道歩き?(f^^)桧などが植林されたなだらかな登山道はジグザグに付けられていて、正月メタボな身体には丁度いい具合で植林内の積雪もノ−アイゼンで問題なし。 |
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←八丁平より迷岳方面(ちょっとだけの樹氷)。 すぐに年輩の単独男性に追いつく、名古屋から来られたそうで、お話すれば北部台高はお気に入りのご様子でとてもお話好き!先に行かせてもらい少しの岩稜地帯を過ぎれば明るい自然林となり南の視界が開け、高鉢山の彼方に迷岳の山並みや高見山が展望できる。 このゆりわれ道は尾根の西側と東側をジグザグに登っている、今日は西からの風が強く西側歩きは強烈に寒く、東側に回れば快適!大げさに言えば“天国と地獄”のような感じf(^^;)時々くされ雪が凍っている所があり足元をすくわれるがアイゼンを着けるほどの事もない。 |
←八丁平より三峰山(大きなエビの尻尾ないやん!)。 この界隈大木はないのだが樹種は多彩、何本かの木に樹名板が付けられてはいるが『覚えられましぇ〜ん』、赤く芽出ししはじめたアセビなどの灌木が多くなると八丁平に続く尾根へと乗る。 ここからは積雪が5〜60cmとなるがトレ−スがしっかりしていてツボ足になる事もなく、雪と木のオブジェを楽しむ為に何度も足を止めながら進むが、八丁平の平原に着く頃には雪雲が広がりいっそう暗くなりはじめる。 |
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←三峰山(積雪は50〜60cmとたっぷり)。 八丁平から南方を眺めると、迷岳の山並みと暗雲の境目は帯状に赤く染まり陽光も差し込んでいるので、とても幻想的な光景である。ゆっくりと眺めていたいが天気は回復しそうにないのでシロヤシオの多い自然林を登り三峰山へ。 眼下の神末はまったく見えずバンダナショットを撮りそそくさと八丁平へと戻り、小エビの尻尾を見たりしながら新道峠へ。 |
←三峰山〜新道峠間の稜線歩き。 山頂周辺もそうだったが積雪は多いが、立派なエビの尻尾は見あたらず木に積もる雪と霧氷ばかり、帽子を被り雪に埋もれた大日如来の石碑を過ぎると、まもなくで神末に下る道との分岐である三畝峠。コ−ギ−お供の登山者が上がってきた(足の長さが愛くるしくていいわぁ〜)。 “まだ早いけどそろそろ昼ご飯やねぇ〜”と言いながらツェルトを張れる場所を探しながら足を進め、道のすぐ横でしたが雪を踏み固め場所確保、張り終えてコンロに火をつければすぐに霰っぽい粉雪が舞いはじめる。 |
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←見上げても樹氷はない〜Y(>_<、)Y。 “なんとタイミングのいい事”とケルトさん、“そらぁ僕の日頃の行いがいいからやん(=^^=)”と心の中で呟きながら、感覚のなくなった指先をコンロの火で暖める、冬山ではいつも指先の感覚がなくなるので、冬は台高以上のお山には行けない僕Y(>_<、)Y。 温々のツェルト内、横を通り過ぎる登山者からは、“テント泊?”“これがツェルトや”“こんなんあれば便利や!”等、様々な声が聞こえてきておもしろい。 今日の献立は「にしん蕎麦とカレ−うどん」お汁まで完食で体の芯までポカポカ〜だぁ〜、相変わらず粉雪はツェルトをパチパチと音をたて降り続いているが、コ−ヒ−を飲みながら山行計画の雑談などしながらのんびりしていると音が止んだので素早く撤収してここからはスノ−シュ−ハイクとする。 |
←スノ−シュ−は楽しめました(=^^=)。 ここからの稜線歩きは、多少植林が食い込んできているがブナ・ミズナラ・ヒメシャラ・アセビなどの自然林が続き、スノ−シュ−でも気持ちよく歩ける。 周囲の灌木は雪の重みで大きく垂れ下がり、トンネルになっているので、新雪上を喜んで大回りする。 ケルトさんは雪のオブジェと記念撮影するので何度も立ち止まり雪景色を堪能している様子。 少しのアップダウンを過ぎれば標柱のある新道峠着。 |
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←積雪は十分なんやけども〜。 よくよく思い出して見れば、みつえ青少年旅行村〜不動滝〜三峰山〜新道峠を歩いたのは7年と少し前だったf(^^;)。 この辺りが今日のコ−スで一番積雪が多くスノ−シュ−で下れる、すぐに植林帯となりワサビ谷手前では積雪が少なくなり、露出した石が引っ掛かりだしたのでスノ−シュ−を外す。 ジグザグにズンズン高度を下げれば石段となり月出の広い駐車地着。今日は僕の1台だけのようでした。 お気軽周回コ−スでいい足慣らしとなりました。 |
マップ | 登りはじめたらまもなくで暗雲が〜 | 高見山 |
八丁平手前 | 八丁平 | 八丁平〜新道峠間 |
新道峠〜月出間 | 月出登山口 | 月出の中央構造線 |
中央構造線 | 中央構造線 | |