馬骨峠〜大洞山雄岳1013m大洞山雌岳985.1m尼ヶ岳957.7m)【台高】





2008年03月30日(曇り後雨) 
 
                             
3月に大洞山周辺で咲くユキワリイチゲ・シロバナネコノメ・ミヤマカタバミ・お目に掛かっていないので花探しに出かけるが昼からは下り坂の予報、真福寺からの階段激登道を避けたいので馬骨峠から歩く事に。
 GPS軌跡
 
コースタイム(全行程約11時間半・全歩行距離約16km)
馬骨峠P 07:35〜大洞山雄岳08:20〜大洞山雌岳09:35〜10:45桔梗平10:55〜12:30水場13:15〜13:45馬骨峠13:55〜14:25尼ヶ岳14:45〜09:35馬骨峠P


花と風景のスライドショ−

←馬骨峠。
御杖村内R369も道幅は広くトンネル開通で快適に走行、姫石の湯も隣接する道の駅前交差点をR368名張方面へ、しばらくで幅員が狭くなり下太郎生集落に入ると馬骨林道へと右折、約15分ほどで高度800mの馬骨峠、一段高くなった所も整地され駐車スペ−スのようで20台は置けるだろう。
峠を挟んで右が大洞山、左が尼ヶ岳登山口、尼ヶ岳は後回しとして先に大洞山へ、すぐに山腹道(東海自然歩道)との分岐だがロ−プが張られ崩壊の為通行止めになっているが、事前に調べたが歩けないほどの崩壊でもないので復路はこの道から戻る事にしている。
←大洞山雄岳。
尾根を直進、暗い植林に囲まれた道は日射しが入り込む雰囲気もなく地面は湿気を含んでいる、傾斜もあるので先人達の滑った足跡が多く残っているので大雨の後は尻もち覚悟だろう、足元に注意しながら息切らせ一気に高度を稼ぐ西側が開けてくると曽爾のすべての山並みが見えればほどなくして開けた大洞山雄岳、ベンチも数基設置され手入れの行き届いた山頂である、人の手の入った山頂は久しぶりだ(^^;)ゞ 。

←大洞山雌岳
標高は1013m三角点は雄岳より低い985mの雌岳にあるらしい(^^ゞ?小休止後目の前に見える頂きが平で地面むき出しの雌岳へ、4月に咲くであろう花の葉を探しながらフラフラ〜しながら尾根を下りはじめる、結局見つける事が出来ず少し登り山腹道との分岐を過ぎると雌岳、こちらは360°のパノラマである、曽爾の山並み・局ヶ岳〜高見山・少し霞んでいるが伊勢湾・鈴鹿の山並み青山高原の風車・上野市街・大台山系とこんな眺望が見られるとは思ってもいなかっただけに大休止と周辺を散策する。
←雌岳から見る曽爾の山並み。
さきほどの分岐に戻り東へ下る、広けた頂上から一転となる暗い植林の中の急な下りはたまにグラつく岩にも注意が必要、左が植樹された斜面となると前を横切るアスファルト林道に着地、右には崩壊の為通行止めのロ−プが張られている、山腹道へは左折れ周辺は植樹され公園のようで少し下ればが桔梗平となる。。

←石畳の大洞山腹道(東海自然歩道)。
大洞山の山腹道の馬骨峠反対側の入り口であるのが分かる案内板が設置されロ−プも張られているが自己責任で通過、植林からすぐに自然林となる風情ある苔生した石畳道、ゴロゴロ岩多い山腹によくこんな道を大昔に整備したもんだと感心しながらも花を求め何度も立ち止まりながら軽い足取りでゆっくりペ−スで進む、足元の岩の隙間を覗き込んだり岩が途切れた斜面を這い上がったり下ったりしながら花などの写真を撮る、芽吹いたバイケイソウのライトグリ−ンは一際目立つ存在である。
←尼ヶ岳。
時折雨がパラつくが濡れるほどでもなく本降りになりそうな空色でもない、伊勢山上住人さんも今日は訪れると予告していたが時間差で出会わないかな?、水場の案内板に従い道を少し外れ昼食用の水を確保、この谷を下るテ−プがあるのでザックを置いてフラフラしながら少し下るが登り返すのが辛くなるので適当なところで水場へと戻る、ハシリドコロの若葉は艶やかなので美味しそうだが食べたらそこら辺を走り回ると言われている毒草である。f(^^;)。
時折雨がパラつくが雨具を着るまでもなく馬骨峠に戻る、どんよりした雲が広がっているがまだ降りそうにないので車に戻らず林道を横切り尼ヶ岳へと向かう。

←尼ヶ岳から見る大洞山。
植林に囲まれた道は一ノ峰までの小ピ−クをいくつか越えると一旦大タワへと下り登り返しとなる、その先には予期していなかった階段激登りが現れる、しかも歩幅は合わせにくく終わりが見えない階段!途中何ヶ所か崩れていたりもする、時折階段横には道型が出来ているのでこちらを登る、乾いていたシャツはまたもや汗だくになった頃に階段も終わり尼ヶ岳の山腹を経て高尾・桜峠に通じる道を横切りまもなくで山頂着、こちらも綺麗に整地・整備されてはいるが、南側のヤブの中はゴミが散乱する日本の観光地化されたお山の光景である、南東側以外は展望が望めるが鈴鹿方面は地図も無いしまったく登ってもいないので(_ _ ??)/◇ ワカラン・・・あれは御在所…岳…だっけ?。
←真福寺山門。
寒くも暑くもなく、グレ−色の空からはポツリ、もうお空も限界のようなので手っ取り早くおにぎりとパン・パックコ−ヒ−でお昼を済ましトットコ下山、車に乗り込むとまもなく本降りとなる。
林道を下っていると白い花が目につき車から降りると初めて見るワサビ田ぁ〜、田からはみ出て林道にまで群生しているので葉っぱを囓ってみるがちっともツ〜ンとこない?根っこだけかいな?。
R368敷津を左折し杉平で左折、2000本はあるらしい三多気の桜並木を通り抜け真福寺Pへ、大欅の側の二本の大杉の間を通り、工事中の山門をくぐり蔵王尊の額が掲げられた本殿へお参りし境内を散策、お寺と言えば境内は綺麗なものなのだが…物が雑然と置かれているのだ目立つなぁ。

←くたびれたユキワリイチゲ(^^*ゞ。
ユキワリイチゲは何処?道に出ると斜面にありました!でも雨で開花していないしほとんど終わりかけ〜o(;△;)o ミヤマカタバミはかろうじて下向きに咲いてくれています今年のユキワリイチゲは花付きが少ないらしく葉だけがやたら目立っています、来年のお楽しみと言うことで静かな真福寺を立ち去りました。


シロバナネコノメソウ ミヤマカタバミ
ワサビ
シロバナショウジョウバカマ 国道で友人の見送り(f^^)

雄岳から見る北〜北東方面(左端が尼ヶ岳)
雌岳の展望 中央寄りが雄岳











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