大台ヶ原 奈良県吉野郡
東大台コ−ス 時計回り 2001年11月18日(快晴 AM9時の気温0℃)
冬期間の通行止めになる前に行ってきました
年間降雨量が多い大台ヶ原ですが、この日はほとんど快晴!
下の国道の気温は9℃でしたが大台ヶ原の駐車場(標高1571m)で0℃今日は
家族でも歩きやすい東大台ヶ原の完全走破コース8.4km(4時間弱)を歩いてき
ました。
宿泊施設で‘大台山荘’があります。
ここへ来た本来の目的は、ある新聞の記事を読んで自分の目で実態を見ようと思
いまして!
ここ大台ヶ原でも、とんでもない計画案が出ています
鹿が増え続けて樹皮を食べるので木の立ち枯れが多くなり木を守るために鹿の
数を減らそうという馬鹿げた計画案 確かに所々食べられているが、もともといた
鹿も自然に増えただけであってそんなことをすれば自然のサイクルがまた狂って
しまう
自然の摂理にまかせればいい、人間が手を加えるべきではないと個人的には思う。
アクセスは西名阪自動車天理ICからR24〜R169で約2時間
問い合わせ先
〒639−3700 奈良県吉野郡上北山村大台山 рO746−83−0312
周辺地図 | 3D地図 | 東大台コ−ス断面図 | 西大台コ−ス断面図 |
各地点の距離と高低差
東大台コ−ス | 距離・m | 高低差・m |
@ 駐車場〜 A 日出ヶ岳 | 1900 | 上り・200 |
A 日出ヶ岳〜 B 正木峠 | 800 | 上り下り・50 |
B 正木峠 〜C 正木ヶ原 | 700 | 下り・50 |
C 正木ヶ原 〜D 尾鷲辻 | 400 | 下り・90 |
D 尾鷲辻 〜E 牛石ヶ原 | 900 | 上り・20 |
E 牛石ヶ原 〜F 大蛇ー | 600 | ほぼ平坦 |
F 大蛇ー 〜G シオカラ谷 | 1800 | 下り・200 |
G シオカラ谷〜@ 駐車場 | 1300 | 急上り・200 |
@ 出発点の駐車場 標高1572m
食堂や売店はありますが、やはり弁当持 参が一番いいでしょう 天気が急変しやすいので雨具の用意も 忘れずに! 近鉄電車の吉野線下市口駅からバスも 出ています。 |
@ABCDEFG@と回りました 足に自信が無いとか小学低学年連れの 場合G〜@が急な上り坂なので避けた 方が無難かも Fの大蛇ーへの最短コースは@DEF |
木々の霧氷がすごくきれいでした。 | かすかに見えた富士山ですが写真には 写りませんでした。 |
B 正木峠 標高1681m C 正木ヶ原 標高1638m
霧氷の木に囲まれていて感動。 A〜B〜Cは人が歩いて地面が掘れてい くのを防ぐ為に回廊にしてあるのだがこん なものがはたして必要か? |
ここには生きている木がほとんど無く 台風による倒木や立ち枯ればかり。 |
D 尾鷲辻から正木ヶ原を望む D 尾鷲辻 標高1600m
伊勢湾台風で木がたくさん倒れた為に 苔が無くなり笹が増え、その笹を食べて いる鹿が増えてきた 普通の自然現象 なのに。 |
この辺り一面は笹のじゅうたん。 |
こんな場所に神武天皇の像が! | 昔はここに鹿がたくさんいたそうです 今回1頭もお目にかかれませんでした。 |
F 大蛇ー 標高1579m G シオカラ谷 標高1414m
足もとが岩場で下り坂になっていてチェー ンの向こうは1000mの断崖でして、その ために怖くて座り込んでいます。 ここは最高の眺めですから是非行って下 さい 写真を撮り終え先端へ行こうとしたとき 後ろから20人位のおばさん達が! “オイオイこんな所で将棋倒しはシャレに ならんぞ”と恐怖を感じスタコラサッサと 退散!! 見たかった、でも巻き添えはゴメンだ |
ここの沢で最後の休憩 大蛇ーからここまではず〜〜と下り坂 でよかったのですが…このあと…。 |
写真でも勾配が判ると思いますが シオカラ谷から駐車場まではきつ〜い急 な登り!! 足がだるく重たかったんで、翌日 足が 痛くなると覚悟していたのに全然平気 でした。 これだけの距離を歩いて足が少しは鍛え られたのかなぁと。 年に2回は来ようと思っています。 |
鹿が食べた跡 木へのダメージも大きいが…
東大台コ−ス 反時計回り 2002年9月16日(曇り AM8時の気温13℃)【歩数は約14.000歩】
@→G→F→E→D→C→B→A→@と回りました
10ヶ月ぶりの東大台散策。
家を出るときは今にも雨がふりそうな曇天の為、大台ヶ原は確実に雨かなぁと思いつつ
R169を南下していくと雨がポツポツ。
ドライブウェイで高度を稼ぐとガスで真っ白になり視界は20mに!。
上り続けると視界は開けていき眼前には雲海が見え、遠くの山々が
すっきりと見渡せるほどになり、苦労した‘八経ヶ岳’も望める。
駐車場に着く頃には薄日が射しはじめ、まずまずの天気!。
前回は最後のきつ〜〜い階段登りがしんどかったので、反対回りに
することにしました。(このほうが楽でした)
シオカラ谷まではほとんどが階段状に なっているが、雨上がりで濡れていた ため滑らないように慎重に下る。 駐車場から約40分 ここから滝見尾根の登りなので 休憩なしで一気に登ることに。 |
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滝見尾根を登り切ったところで休憩。 そこには自然の芸術作品ともいうの でしょうか、2つの樹がこのように 密着していました。 シオカラ谷から35分。 |
今日はガスで展望がまったく無かった 大蛇ー。 前回は先端に行けなかったが 今日は股間がゾクゾクと(=^^=) 。 でも、天上にでもいる気分。 |
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牛石ヶ原で鹿とご対面。 親子で散歩中でした。 |
日出ヶ岳への登りの途中で後ろを 振り返ると正木峠を見渡せる。 左斜面からガスが迫ってくるよ〜。 |
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急いで日出が岳頂上に。 たくさんの人が(°m°;) ‘あれ!コンクリ−ト製の展望台 が無い!!’ でもこの方がスッキリして山の頂上 らしくていいや。 南斜面で“カワチブシ”が咲いていた。 次は紅葉を見たいなぁ。 |
東大台中道で帰るコ−ス 2002年11月24日(雨 AM8時の気温3℃)
11月初旬にドライブがてらに立ち寄ってみると2〜3日前の大雪でドライブウェ−
にも雪が残っていて駐車場付近では20pほど積もっていました。
今年も霧氷を期待して8時に駐車場に着きましたが雨、しかもガスで真っ白!
1時間ほど車内で待機し@→A→B→C→D→E→F→E→D→@の
楽チンコ−ス(約4時間)に変更し、昼ご飯も駐車場に戻ってから食べることにして荷物を
少なくして雨具を着込んでいざ出発。
“スッキリしてていいや”から2ヶ月 展望台をただいま工事中!! こんな眺望のいい頂上に必要ないと 思うのですが!! |
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大台ヶ原で出会った鹿の耳には個体識別 のタックと首には発信器が取り付けられていた。 今年から1年間に40頭づつ駆除されることが 決定し残念です。 “大台ヶ原から離れろ〜”と心の中で叫んでし まいました。 |
中道との分岐点尾鷲辻にある 休憩所でコ−ヒ−タイム。 |
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2回連続してガスで真っ白な大蛇ー!! 。・°°・(;>_<;)・°°・。 雨で濡れていたので先端には怖くて 行けませんでした〜。 |
西大台コ−ス 2002年5月25日(快晴 AM8時の気温11℃)【歩数は約18.000歩】
東大台は景観を楽しめるコ−スでしたが西大台は登山道もほとんど手を加えていない
自然そのままで、いくつもの沢を渡ったりして全行程6時間(約8q・歩行時間は4時間)
のゆっくりペ−スで見て歩きました。
ほとんどの登山客は東大台に向かう為,西大台はひっそりとしたもので出会った人数は
30人位だったろうか。
駐車場入り口脇を大台教会方面に行くと、 ブナ、トウヒ、などの苔の生えた木々の中 木陰に‘テンナンショウ(マムシグサ)’を子供 が見つける。 最初の分岐をまっすぐ進むと綺麗な渓流 がある開けた場所に出る。 見事な‘バイケイソウ’の群落!! 再び林の中へ入って行く。 山腹を巻くような路が続き、春ゼミの鳴き声と ドライブウェイを走る車の音。 セミの抜け殻が樹にへばりついてました。 |
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またもや渓流。ロ−プを掴んでを渡る このあと目的の‘ぎんりょうそう’を発見! しばらく見とれてしまいました。 駐車場〜1時間20分ほどで“七ツ池湿原” なる表示板があるが池もなければ湿原でもない 場所。 苔むしたブナの大木を見ながら進んで行くと、 盆地状の場所に出た。 開拓跡の表示板が立っている。 駐車場〜2時間20分 それによると、ここら辺は高野谷と呼ばれ、明 治初期に入植したのだが、ソバ、ヒエ、大根、 ジャガイモを植えても寒さで実らず、結局廃した という。 |
開拓跡から展望台に行くまでの所にどっしりと した大きな樹! ここへ来るまでにトウヒか何かの倒木に径50 cmはあろうかという大きなサルノコシカケが5, 6個。 大きいのでゴリラノコシカケ? コゲラかアカゲラなどキツツキがあけたものだろ うかたくさんの穴もあいている。 東大台に比べこちらでは頭上を飛び交う鳥類が 多いです。 |
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展望台からの眺め 駐車場〜3時間10分 正面右上の突端の切り立った所が大蛇ー、 肉眼では人影が確かに見えました。 左に見えるのが千石ー、その下に見える滝が 中の滝かな。 木々の間に山の家の赤屋根が小さく見えている ここからは駐車場まで別コ−スを戻ることになる 吊り橋を二つ渡るとコウヤ谷。 河原に行き、川原での昼食。(PM12時過ぎ) 透き通った流れ。20pほどのアマゴが悠々と 泳いでいる 飛び交う虫が水面に落ちるとすかさずアマゴが 食いつく。 大台ヶ原は禁漁区ですので魚たちも“すれて”い ない。 おにぎり食べながらふと川向こうを見ると白い花! もしかして‘シロヤシオ(ゴヨウツツジ)’?。 やっと見つけました早速撮影。 ここからは少しキツイ上り坂 ←大蛇ー 10人以上いました。 |
たたら力水 駐車場〜4時間10分 路はえぐれて、ゴロゴロした石だらけ。 雨でも降れば谷川に一変しそうな上り坂。 スギゴケやビロードゴケの間にはバイケイソウ 類とイチリンソウの葉に似た植物。 登り切ったところにはありがたい湧き水‘たたら 力水’ んん〜メチャ美味い!! |
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木橋を二つ渡ると行きにあった最初の分岐へ 合流 駐車場〜5時間50分 この時期はまだ花の数が少ないですが満足の いく散策でした。 あと夏・秋に来る予定をしています。 |
カワチブシ(トリカブト) |
青紫に輝くきのこ | 雨に濡れ光る苔 |
ぎんりょうそう(幽霊茸) | ?? | てんなんしょう(マムシ草) |
五葉つつじ(シロヤシオ) | ツルシキミ | ヤマツツジ |
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