大所山(1345.8m)
2004年02月15日(曇り時々雪)
親子2人
(奈良県東吉野村)
                             

次の日曜日は何処の山を歩こうかと思案してると、もう前日の夜。
囲炉裏村民の山行記録を参考にしていると、Eさんが3度挑戦しても途中で道
が判りづらくなりお勧め出来ない大所山と紹介しているのが目に止まる、私の
地図で確認するとル−ト紹介は無いが迷ってもとりあえず東に下りれば下多
古川に出られるし、氷瀑した“びわの滝”も見られそうなので決定。
それからザックに詰め込み{[(-_-)(-_-)(-_-)]} ...zzZZZ 〜♪
朝7時に道連れの子供をたたき起こし いざ出発〜、20分ほど走った所で“あ!
手袋わすれた〜_(. ・)/ ドテ”てな訳で取りに戻り、AM8:15再び‘しゅっ〜ぱ〜つ’。

びわの滝スライドショ−

コースタイム  (全行程約6時間)
下多古登山口09:00 →稜線10:55 →大所山(昼食)11:15〜12:10 →
下多古登山道14:00 →びわの滝14:30〜14:45 →下多古登山口15:00

画像をクリックすると大きな画像を見られます。
周辺地図 3D地図 コ−ス断面図

←登山口。
R169を南下して下多古集落方面へ右折、集落を抜けると道は一気に高度を稼いでくれる、陰になった箇所は雪が凍てついてはいるが難なく上って行く、先に車が走ったようなので先客があるのかと思ったら、登山口手前にある湧き水を汲みに来ているだけだった。
道が左に大きくカ−ブし下多古川を跨ぐ橋の手前、右手に小屋左は空き地のある場所に差し掛かる、ここが登山口とすぐに判った。
←警告看板
登り口は3箇所もあるやん!左はいや〜な看板があり←びわの滝40分、←大所山とプレ−トがあるが前夜にネットで調べた迷いそうな道なのでパス!、小屋右手は何も案内板が無い林業用作業道みたいなので、大所山と案内プレ−トの掛かる小屋左手から登ることにする。

伐採された倒木だらけ
倒木だらけの植林帯の中をアスレチックしながら、テ−プ頼りに進んで行きますが、粘土状の土なのでよく滑る事!しっかりとした踏み跡が無いのでテ−プだけが頼りと思っていると、アスファルトの作業道に出た!なんや小屋の右手から行けばよかった。(;o;_;)o
作業道を少し歩くと二手に分かれているのでここは直進するがすぐに道が無くなり山道になる。徐々に残雪が現れ始めトレ−スの跡が明確になってきたので一安心。
←稜線から
稜線手前からは一段と残雪も多くなってきたが、適度に踏み固められているのでアイゼンの必要もないのだが、子供のペ−スがかなり遅く何度も待ちぼうけなので寒いのなんの!“こらぁ!遅すぎるぞ〜”と渇を何度も入れる始末!空が少し暗くなり小雪もチラホラしだしてきたのでペ−スを上げないと。
稜線に出ると西からの強風で顔右半分の感覚が無くなりそうな感じだ!。ここまで来てやっと西側が自然林帯になった。

←幼林帯
稜線歩きも最初は背の低い植林の中、腰を屈めながら進まないとならないので少し辛いものがある。
←山頂
なだらかな斜面を登り切り平坦な開けた所に山名プレ−トがあり、なんか拍子抜け!今までは山頂手前と言えば急な登りばかりだったので。
天気も少し回復したがあまりの寒さに地図で確認する余裕が無く、南へと続く踏み跡に従い下る事にする。5分ほど下ると風を遮ってくれる倒木があったので昼食タイム、なんとペットボトルの中身はシャ−ベット状になっていたが、身体が温もっているせいかゴクゴク飲めてしまう。

←ロ−プ頼りに(第二の難関)
山頂からびわの滝へのコ−スはよく迷うル−トなので、食べ終えるとすぐに下山です。
歩き出したらまもなく凍結した岩場の上、右側に落ち込んで行きそうなぐらい危険なのでアイゼンを着けようか?迷いましたが子供が一度も装着したことないので、ここは一歩一歩足元をよく確かめさせて慎重に歩かす事にするが、岩場の先に道が無い!見ればロ−プが下に降ろしてある、凍っていなければ木の根に足を乗せスム−ズに下りられるのだが、自分の体重を支えながらロ−プ頼りにぶら下がらないといけないので、私が下で子供の靴裏を支えてクリアする。
←びわの滝
植林帯の中、踏み跡&テ−プ頼りに快調にどんどん下って行くと少し広い場所になり、地図にもある‘蛇腹’かな?と休憩 この辺りから雪も少なくなり始め踏み跡がまったく分からないのでテ−プだけが頼りになるが見失ってしまった。いよいよコンパスの出番!とりあえず植林帯の中、東へ下る事にする途中振り返ると大きな岩場を左から下りてきたみたいだが、帰って調べたら右側にル−トがあったようだ。親子共々何度も滑りながらようやく下多古川沿いの登山道に出る、時間に余裕があるので右に折れ‘びわの滝’へ寄ることに、300mほど進むと右手に大所山への登山道入り口があった、予定ではここへ下りてくるはずだったんだけどなぁ!
鉄の吊り橋を渡り少し登ると眼前に氷瀑した‘びわの滝’が現れる、辺りの静寂に溶け込むように白くなった滝の姿に思わず見入ってしまいました。
今日山行は子供にとって少し厳しかったかもしれませんが、歩き通した事で自然の素晴らしさを体験出来た事だと思います。


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