ヤマシャクヤク群生地&秘瀑を訪ねに沢歩き~♪【大峯】




新緑のグリ-ンシャワ-浴びながら

レポはケルト


2014年05月04日(快晴)

第一の見所

待ちに待ったゴールデンウィーク!!今日はお友達を素敵なラビリンスへとご案内~


週末は晴れで気温が高いということで最高の山日和!今回も予定の駐車地までは、林道陥没の為入れず、1.5km程手前に止める。時間はAM8時頃。


3人娘をエスコートしなければいけないpiccoloさんにとっては、ハ-レムな山行。(両手以上に花である)
林道を歩いて行く。沢を挟んだ向かいの山は、新緑とまだ少し山桜が残っていて色とりどりで美しい景観。(まるでドライフラワーの束の様~)。


慣れない谷歩きです

MちゃんとIちゃんは「わあ~綺麗!!」を連呼している。


マムシ草が両脇にずーっと生えていて背を向けている姿がいじらしい。(なぜか大概が背を向けて生えてます)山吹色が鮮やかなヤマブキも咲いています~

30分程歩いて目的の沢へと入って行きます。今回、IちゃんとMちゃんは沢歩きが初めて。同じバードウォッチング用長靴を購入して色違いだけど皆お揃い。


沢を渡渉していきます。二人は水の中や石ゴロゴロの中をなんとか歩いています。


第二の見所

水も浅いとこ深いとことあるのでちょっと長靴に水が入ったりと苦戦。でもそのうち周りの景観に感激し、歩きも慣れてきたよう。二人は、スポーツウーマンなので感がいい!!


水の透明感やライムグリーンの新緑・沢歩きに岩登りといろんなことが新鮮で感激しっぱなし。今日はいっぱい感激してもらえる見所ばかり!第一の見所、2段5mの滝に到着。


滝は小さいけど、淵は大きくて深く濃いエメラルドグリ-ン!二人とも「こんないいとこあるんや~~~」と見入っている。


透きとおった泉がいっぱぁ~い♪

ふと見上げると、左岸岩壁上の方にスズメバチの巣を発見!皆に教える。(ここんとこやたら巣を見つける。)


この滝の左岸を高巻きしているとMちゃんが冷や汗をかいていた。無事に滝上の沢へと下りれば、しばらく大岩が点在するプチゴ-ロ帯となり“ヨイコラショ!”を何度も繰り返す。


真正面に大きな岩壁が見えてくると、第二の見所へと到着。25m斜瀑と凄く広くて深い淵のある見応えある名無しの滝だ。“ここは奈良?マジ~?”とまたまた感激する二人。


インディジョーンズの滝

おやつ休憩しながら存分にこの景観を満喫していただく。休憩後は今回一番の難所でもある25m斜瀑の高巻きをこなさないと滝上には行けない!。Mちゃんには念の為ハーネス装着。


ザイルも繋いで、piccoloさんの後をいってもらう。かなり細い崖を登ったり、岩棚を這ったり、ザックを渡したりと皆緊張がはしる。


Mちゃんの汗は半端なくなってきた。piccoloさんもいったん休憩入れよか?と問うとMちゃんは着丈にも「すぐ行ったほうがいい」と休憩する事無く、難所をクリア出来た。


廃林道までのゲキ登り

滝上に出ると穏やかな素晴らしい景観。高巻きでは恐怖にさいなまれていたMちゃんもそれを見て頑張ってよかった~と喜んでいる。


皆で靴下を脱いで沢に足をつける。沢は雪解け水で氷水くらい冷たい。長時間は浸けられないけど緊張感も足の疲れも取れて第三の見所へと出発。


ここからは穏やかな流れとなり、新緑のグリ-ンシャワ-を浴びながらの沢歩きとなり、これまでのしんどさも忘れる。
まもなくで第三の見所である泉に到着。快晴なので泉のエメラルドグリーンが陽の光で輝いて美しい~!なんかゼリ-状の水が揺らめいているみたい。


廃林道までのゲキ登り

「きょうはまだまだ見所があるで~」と第4の見所へ。二人は必死にpiccoloさんの後を付いていく。


前を見る余裕がない所へ「ほら前を見て!!」と下ばっかり見ている二人が顔を上げると「わあ~~~凄い~~~~」インディージョーンズの滝へと到着。


今日は水量が多いので一つ上の滝の流れまではっきりと見える。凄い迫力だ。今まで来た中で一番の迫力だ。


めちゃくちゃカッコイイ!!「今日は凄く好い日やわ、なかなかここまでの迫力は見られへんわ」


斜面には山桜

少しお腹が空いたので、滝を見ながらおにぎりを食べる。ここから標高160mを一気に激登らねばならないので腹ごしらえf(^^;)(この景観を見ながらは贅沢~~~)軽食後、第5の見所を目指すべくこの沢から枝沢へと入り、右岸廃林道へゲキ登る。


倒木や、蔓が行く手を阻むが、「これも自然のアスレチック」と楽しんでと言うが、やはりなれない二人は大変そう。


でも1回の休憩も入れずに廃林道まで登ることが出来た。さすがやなぁと感じた。


カッチョいい秘爆

第5の見所、大丈夫かなあ?綺麗に咲いているかなあ?と思いながら歩いて行く。


途中でランチ用の水を確保し、先程の沢の上流部へと降りていく。


渡渉して、急斜面を上がっていくと石灰岩がゴロゴロとしているところに山芍薬の群生があった。


蕾も多いが日当たりのいい上の方は、かなり咲き始めている。純白のホワッとした花で、雄しべと雌しべの色合いが映えていて美しい。あっちこっちに群生している。


清楚なお花~

あと2.3日で満開だろう。ここまで上がってくるのも大変だったが、MちゃんもIちゃんもしんどかったことを忘れて見入っている。


ここも石灰岩がゴロゴロしているので登り上がるのも大変なのに。


最後の第6の見所、秘瀑へと向かう。蔓やバラの棘があるようなところを上手くかわして、ようやく到着。


その素晴らしい姿の全貌が見えた。100mの滝も水量が多いので圧巻だ!!


秘瀑

これまでに訪れたなかで一番水量が多い。カッコイイ~。ここでランチタイム。


青空バックの滝と、周囲の斜面の新緑が素晴らしいご馳走だ!ここまでですでに14時半になっていた。


二人とも久々の山でこの行程は大変やったと思う。
「でも奈良にこんなええとこがあるんやなぁ!」と感動してくれている。


この斜面一帯が群生地

帰りは右岸廃林道歩き。左岸斜面の山桜と新緑のコラボレーションしている景観を楽しみながら下山。
駐車地へは、17時15分着となりました。



二人共、凄い景観の連続で満腹になったかなあ。

次回一緒に行ける時の山行が楽しみだ!!


Mちゃん、Iちゃんお疲れ様でした~。



澄み切った穏やかな谷 ルンルンです プチゴ-ロ
美しい谷 素晴らしい谷 癒しの谷
小滝もたくさん ゲキ登り~ シャクトリ虫君
スト-ンハウス
谷を離れて群生地へ まもなくで群生地
ヤマシャクヤク群生地 ヤマシャクヤク群生地 ヤマシャクヤク群生地
ヤマシャクヤク群生地 何処に居るかわかりますか? 綺麗な形で残ってる巣
テンナンショウ マムシグサ ヤマブキ
リンドウ ヤマウツボ
お疲れさま~

               




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