黄鉄鉱を求めて【奈良県】 お宝探し始まる~♪ レポはケルト 2017年03月18日(曇り) |
この季節になるとはじまる鉱物探索、今回は黄鉄鉱求めて鉱山跡へと出発~。
とあるダム湖の駐車場に車を止めていざ~。
何の変哲もない植林へと入って行く。地図にコンパスを合わせながらお初の山域のピークを目指す。
今回は小鳥の鳴き声が賑やかな中歩いている。春だなぁ~(でもまだちょっと肌寒い)
よく踏まれた道もあれば、背丈以上の高い笹や低い笹に覆われた道も所々出てくる。
虫がまだ出てこない季節で良かった!
アップダウンを繰り返し見晴らしのいい高圧線鉄塔元に出た。
妖怪のような草が何個も生えている。砂かけばばあの頭みたいだ。なんか面白い風景。
立ち枯れた樹が何本も残っていて、キツツキのドラミングが!。
"木をつついているのを見たことないから見てみたいな~と言うとpiccoloさんがしっと指をさす。
そちらを見るとキツツキが見えた~!凄い!!赤い頭がわかる。
piccoloさんが望遠カメラを用意しているうちに飛んで行ってしまった。写せなくて残念・・・。
帰って調べると特徴からしてクマゲラになるのだけど、生息地が東北の一部と北海道となっている。
しかし、奈良県の天然記念物にも指定されているので???。もしかして貴重な鳥を見たのかな?
さらに稜線を進むと、ホコリタケの群生が残っていた。もう枯れているが下の管が伸びていて、よく見るのは丸っこくて可愛いけどビヨ~んと伸びているので妙な感じに見える。
地図にマークしてきた中間ポイントがここでいいのかどうかとか言いながら進んで行く。
もう間もなくで黄鉄鉱があるであろう分岐まで来たので稜線を西に下る。
piccoloさんがそのあたりを見ながら下って行く。なんとなく地面が濡れて流れがある。
上の斜面を見ると僅かな水が流れてきていて、ここで間違いないとpiccoloさん。
ザックをおろして道具持参で足元をよ~~く見ながら登っていく。
キラリとシルバーに光るものが目に入り"わあ、あった~~~" 小さいが本当に正六面体で不思議~~~。
一部分にポコポコと落ちている。
先を見みると坑道が塞がった鉱山跡も確認。
その昔ここでは水銀がごく僅かだが採掘されたそうで、黄鉄鉱は副産物らしい。
一つ一つ拾うのも時間がかかるので、スコップで粘土に混じった黄鉄鉱をすくい袋に入れる。
もう12時半なので取り合えず、ランチにする。
なかなかのんびりとしていて有意義に楽しめている。
ランチ後もしばらく拾って、下山するが気温が下がってるようで寒いなぁ~。
粘土のまま持って帰るのも大変なので、近くの沢でザルに粘土を入れて洗う作業をする。
水道がない時代、生活のために沢水で洗い物していたのだろうと感じながら、いい経験が出来てうれしい。
私は、遊びでやっているから楽しいが、昔の人たちは冬は指が赤切れして過酷な作業だったんだろうと想像する。
洗っている最中、ザルの中でキラキラ光る黄鉄鉱が見えて嬉しくなる。
ある程度大きな石は捨て、小さい石ころと黄鉄鉱の仕分けはお家に帰ってから頑張ろう。
15時頃駐車地へと帰って来た。
鉱物の不思議に出会えて凄く楽しい山行になりました。
こお家に帰って、黄鉄鉱と小石を分ける作業をしていると正六面体の他に8面体も有ったりで面白い。
研磨したみたいに綺麗なのが自然にある不思議さに思わず感動。
森のグリーンシャワーを浴びられるようになるまで、しばらくは嵌まりそうです~ ^^) 。
寄り道したピーク | ニョキニョキホコリタケ | 何かが潜んでる? |
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整った八面体も | ||