三之公流域の野湯を求めて【台高】





2008年01月19日(晴れ) 
 
                             
まだ山歩きしていなかった2000年頃、子供を連れてよく川遊びにきていた三之公川、知り合いのアウトドアライタ−山田しんさんとキャンプに訪れた時、彼は川の温度差を微妙に察知‘この上流に温泉があるかも?’と言っていた、その5年後林道の飯場に出入りする知り合いからは‘上流に温泉が湧いている’と聞いてはいたが、温泉の為に山の中を歩いてまで行きたくないしと当時は聞き流していたが、最近この山域の温泉ネタの情報をキャッチしたので訪れてきました。
風景スライドショ−
コースタイム(全行程約7時間・全歩行距離約9km)
三之公林道08:00〜10:30野湯11:30〜15:00三之公林道

←上高地のような三之公流域。
本沢川の五色湯跡にも現在温泉(31℃)が湧いている、ネットで検索すれば場所もすぐに分かるがそれでは面白みがない、知られていない野湯を求めて山歩(さんぽ)出来るなんて最高の楽しみ。
←支谷。
今日は復活したケルトさんも同行するので気合いを入れ折りたたみシャベルをザックに詰め込み‘ムフフ!野湯混浴露天風呂(^^*ゞ’を夢に見ながら三之公林道を奥へと車を走らせる、バイオトイレ手前の路肩に重機が2台、トイレを過ぎるとすぐにバリケ−ドがありなんと通行止め!道が崩壊していて終点まで入れない、重機の前に1台分のスペ−スがあったのでバックする、身支度していると作業トラックがやってきたので駐車していいか聞くと1台なら邪魔にならないらしいが、行かれる方は150m手前の飯場までで駐車場所を確保した方がいいと思います、工事が終わるまでにはまだ相当な日数がかかるらしいです。

←湯の花で真っ白な河床
潜水橋を渡り広くなった三之公河原を上流へと歩き始める、事前に聞いていた谷へと入り詰めて行けば微かに硫黄の臭い、河床も湯の花が付着しているのか淡い紫色となり上流へ向かうにつれ徐々に白くなってくる、いっそう臭気が強くなる頃、河床はその場所を境に下流は真っ白となり湧きだしている箇所がすぐに分かった。
←湯船。
岩の下から湧きだしていて誰かが岩を小石で囲むように配置してあり直径が1m深さは20cm程の湯船?となっている、温度を計ると湧き出し口31℃湯船24℃川の水温9℃外気温5.5℃、五色湯跡と同じ泉温である、うさぎちゃんもいるので効能は???、混浴は?泣く泣く諦め足湯混浴とする、浸け始めは温かく感じるが時間の経過と共に冷たくも温かくもなくなってきたので、岩下の湧き出し口へ足先を突っ込む‘うぅ〜あったけぇ〜’洗顔もして‘う〜〜んマンダム〜’。

←ひろ〜い河原。
先に湯上がり?逃げだ?したケルトさんは河床に揺らめく湯ノ花に夢中、写真ではこの感動は伝えられないと動画まで取り始める(^^*ゞ、のんびりと足湯を満喫したので三之公本流へと戻り日当たりのいい河原でシ−トを広げ昼食、真冬なのに風も無く春を思わせるような青空広がるこの陽気(^^)寝ころんでいてもまったく寒くなくきもちよか〜!帰るのは惜しいがボチボチと片づけして腰を上げる。
ひろ〜い河原を右に左にと蛇行する川の流れを何度も渡渉を繰り返す、支谷出合の岩斜面から流れ落ちる滝など見物しながら駐車地へと戻る、今年は青空に恵まれた山歩きばかりで少し贅沢してるかな。

今回あらためて奈良の山の奥深さと偉大な自然を身体に感じる事ができ より山への思いが深まりました、貴重な野湯がこのまま残って欲しいのと、この情報を頂いた方との約束で今回は軌跡ログ地図の記載はいたしませんのでご了承下さいf(^_^; スンマセン。

三之公川 湯の花で白くなった川
支谷上流部 これも混浴f(^^;)
支谷の滝











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