千石林道~笹ヶ峰周回【台高】



満開のシロヤシオトンネルを歩く♪


レポはケルト


2016年05月21日(快晴)

生息地を広めているジキタリス

シロヤシオ観賞は木梶界隈の尾根と予定していたが、先月連チャンで歩きに行ったので、やや新鮮味に欠けるとは思っていた所ヨッシーさんから、“笹ヶ峰へ三重県側から登りたい”というリクエスト。


千石林道から笹ヶ峰へのコースにするが、piccoloさんが訳ありで今まで避けていた界隈だったけど、吹っ切れたとの事で私達も初めて!!


ただ三重県側は蛭が多いと聞いているので、暑いけど忍び込まれるよりマシと長袖を着ていく。


井戸谷

林道を走行してると、赤やピンクのジキタリスが咲き始めている。千石林道ゲート前に7時半到着。


今日はお天気が良い~ 長い長い廃林道歩きもガクウツギやヤブウツギがあっちこっちと咲いていて和ませてくれる。


道がUターンした所で地図を確認するが、林道終点はまだまだ先!。


途中林道を横切る大きな滝が2つあったり、大きく崩れた井戸谷を横切ったりと気分転換させてくれる。


赤嵓滝谷と喜平小屋谷の出合

まだ藤も綺麗な紫の花をたくさん咲かせている。
五段の滝上渡渉地まで1時間半くらいだろうと思っていたが、2時間弱でようやく林道終点着…かなりくたびれた…。


廃林道終点から植林帯の水平杣道に変われば、まもなくで分岐となり谷へジグザグに下る事10分弱で、赤嵓滝谷と喜平小屋谷の出合に降り立つ。


汗をかいたので沢で顔を洗う。ふ~~気分爽快~。
ここで高度計とコンパスを合わせ喜平小屋谷右岸尾根に取り付く。


喜平小屋谷右岸尾根

すぐに作業小屋跡らしき残骸?と炭がたくさん埋もれた台地がありここから急斜面の尾根を登りあがる。

木や根っこを掴みながら登って行く、初めてのコースなので蛭を気にしながらもワクワクする。


倒木を越えたり、くぐったりアスレチックのような道を楽しむが、小休止ごとに地図・コンパス・高度計でおおよその現在地も確認。


標高1050m辺りから、シロヤシオの木はあるけれど蕾も花も付いていない。


見頃です

え~ここらは期待ハズレなの~!?(T_T)今年は花つきが悪いのかと思っていたら、標高1150m付近でヨッシーさんが"シロヤシオの花が咲いている!"。


お~そこそこ咲いているではないか~~。後ろを振り返るとpiccoloさんが立ち止まり周りの斜面を眺めて“???”状態。聞くと“変わった地形やし地形図と違うような”らしい。


西の尾根に乗り移る予定らしかったが、“このまま登れそうならこの尾根でいい”と言うことで、柔らかい土の急斜面を登ると1220mで北側が見通せる所に出た。


一登り~

明神岳・前山・笹ヶ峰・ヒキウスの尾根が見渡せ、見頃のシロヤシオを見上げなくても観賞できるので20分程ザックを降ろす。
ここまでくればあと標高で120m登ればシャッポ尾根。


ザックを背負い“もう少しの一登り!”足を進めるとなななんと!シロヤシオ尾根となり縦走路までオンパレード状態!!ちらほらピンクのシャクナゲも咲き残っている。


千石山付近は少なくなったけど、笹ヶ峰まで途切れる事無くシオヤシオロードとなっている。
ナイスタイミングに来れたね~~&いいとこ登ってきたね~~~\(^o^)/。


シロヤシオロード

しかし笹ヶ峰が近く見えていたけど、千石山から登り返しての笹ヶ峰を遠く感じながら12時過ぎやっとこさ笹ヶ峰着。


明神平方面からいっぱい人が来るんじゃないかと思っていたが、さっき単独男性とすれ違っただけ。
お腹もペコペコ~~~、縦走路から5m程東側の倒木に腰掛けてグリーンシャワーの木陰でランチタイム。


ありがたいことに貸し切りだ~ なんてラッキーなんでしょう。
この素晴らしい景観なので、簡単ざる蕎麦&おにぎりだけど美味しく感じる~。


シロヤシオ

休憩中、1組のカップルが明神岳方面からやってきて“こんにちは~”と目の前を通り過ぎ、私達が下りに使う東尾根へと歩かれて行かれた。


piccoloさんが”今の人達テン泊ぽいザックやけどこの先でテント張るのかな?普通なら千石山を下った所やけど”と心配顔。


休憩を終え、また地図とコンパスを合わせ先導する。下りながらも先程のカップルに注意するが見当たらない


千石山~笹ヶ峰間

笹ヶ峰東尾根から100m下ったところでちょっと迷走してしまったのでpiccoloさんに先導してもらう。


こちらには、まったくシロヤシオはないのだけど、オレンジ色の花を満開に咲かせたヤマツツジが新緑の樹々の間で際立っている。


降り注ぐお日様で、透けた新緑のグリーンとオレンジで綺麗!!


結構下りも急斜面になって来た。木を掴み、慎重に降りて行く。途中で、ヨッシーさんが残置ロープを見つけ後に続く。


紅一点なヤマツツジ

後ろ向きに一気に10mほど下り振り返ると、ヨッシーさんが満開に咲いているシャクナゲの木を鑑賞中。


“わぁ綺麗!”写真を撮っていると下からカップルが登り返して来られた(東尾根から標高で130m下った地点)、間違いに気付いたようです。


あのザックであの残置ロープを登らないと行けないのは大変だなぁ。でも間違いに気づき、戻って来られて良かった~。


ジグザグ急降下

私たちは再会出来たことで、安心して急斜面を木を掴み下る。
この尾根も、鹿除けネット設置用の錆びた針金が至るところで邪魔していて、引っ掛かりそうで非常に危ない。登りの尾根でもそうだったけど。


地図で左側に岩場があるように書いているところまで降りてくると、そこから先はかなりの急斜面になっている。


piccoloさんが植林帯に続くテープを見つけ作業道をジグザクだけど急降下で赤嵓滝谷へと降立つ。


千石廃林道終点

下りだったけどかなり大汗かいたので顔を洗ってサッパリスッキリ。
対岸に渡って廃林道終点から続く水平杣道に乗るが、間伐材の倒木多く歩きにく~い!


距離は短いけど結構長く感じてようやく分岐を過ぎて廃林道終点。


ここから駐車地までの、なが~いなが~い廃林道歩き・・・だんだん足が痛くなってきた。


一番の花付きです

まだ着かんかまだ着かんかと自分が何処らへんを歩いているか地図と睨めっこ。


シャッポ尾根末端が近づいてきて林道ゲートが見え、16時ようやく車に到着~ヘロヘロ~~~。


良いコースなんだけど、この林道歩きはどうにかならんかなぁ~~~~(*_*)でも蛭に合わなかったから良しとしよう!!\(^o^)/。



シロヤシオ シロヤシオ シロヤシオ
シロヤシオ ヤマツツジ ウツギ
ヤブウツギ&ガクウツギ ヤブウツギ ガクウツギ
残りシャクナゲ 残りシャクナゲ
フタリシズカ
まもなくシャッポ尾根 井戸谷 井戸谷横切ってすぐ
喜平小屋谷右岸尾根

               




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