湯ノ又〜明星ヶ岳1894m仏生ヶ岳1804.7m七面山東峰1624m七面山西峰1619m)〜七面山登山口
(大峰)
2007年07月28日(曇り後晴れ) 単独
                             
今月16日台風4号の影響で林道が通行止めの為あえなく撤退となり再度訪れる。
R168大塔支所を左折、殿野坪内線をクネクネ上り高野辻ヘリポートからはどんどん下ると舟ノ川の清流沿いをクネクネ走り続け橋を渡った広場が湯ノ又、中尾尾根の先端でもある。
GPS軌跡ログ
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コースタイム  (全行程約13時間・全歩行距離約23km)
湯ノ又06:40→明星ヶ岳11:40→舟ノ峠13:20→仏生ヶ岳14:35〜陽子ノ宿避難小屋
15:15→七面山東峰16:30→七面山西峰16:55→七面山登山口18:10→湯ノ又19:40

←湯ノ又駐車地。
植林帯に続いている道はテ−プや踏み跡もあるので辿り歩くが、蜘蛛の糸をストックで祓わなければ顔にまとわりついて難儀だぁ〜(。>_<。) 。
現在破線表示のこの道も以前は弥山までの道として利用されていたのでしょう!案内プレ−トが残っている。
←中尾尾根にて。
駐車地の標高が640m明星ヶ岳が1894mこの標高差を登るのは初体験、何度も立ち止まり呼吸を乱さないようにしないとバテバテになってしまうかも、今日は真夏日の予報だ!風を遮る植林帯歩きは辛いなぁ〜(TωT)歩き始めて1時間半1160m付近でやっと自然林となる。
P1325mで薄いガスが出ているがようやく神仙平・七面山などが見え始め大休憩、周囲を見渡すとブナの大木が!両手を広げて胴回りを測ると約6m弱!(゜▽゜;) 。

←中尾尾根P1383付近より
P1325mからは痩せ尾根があったりで少しおもしろくなってきたP1383mを過ぎた岩場は右に巻きロ−プを掴んだ後はしばらく急登をジグザグに、その後シャクナゲブッシュを抜けるなどした後は目の前の樹木の上に尖ったピ−クが現れる“まさかあれ登るん!”樹木を抜けると尖んがりピ−クの肩へと道は続いているので少し安心したのだが…水を含んだガレ場で足元悪く小枝が邪魔ですんなりと登れない、おまけに人に飢えた緑の目をしたシマシマ虻の多いこと! 蚊取り線香の効き目も薄いよう〜〜(。>_<。)
←奥駈ヶ道より神仙平・カラハツソウ谷。
ここまで登ってくれば奥駈ヶの稜線もようやく近くに見え広〜い神仙平も間近である、尾根も広くなりはじめるとトウヒなど立ち枯れと倒木が多くあっちウロウロこっちウロウロ…尾根芯より北側が歩きやすいようなのでそちらへロヘロ(f^^)一応テ−プもあり涼しい風で気持ちよくルンルン歩きでひょこんと奥駈ヶ道に飛び出す、数十m北に歩き右斜面を5分程で明星ヶ岳ピ−ク“ふぅ〜〜着いたど〜”湯ノ又から4時間少しと思っていたが5時間と大幅にタイムオ−バ−。

←陽子ノ宿避難小屋。
結構この尾根は勾配のきつい箇所が多かったかなぁ!ちょっとの休止後奥駈ヶ道を南下、時間を取り戻すべきペ−スを上げる、カラハツソウ谷から吹き上げてくる涼風は汗ばんだパンツまでもを乾燥させてくれすっかり身軽になる(^ ^;)ゞ 眼下の緑一面で広々とした神仙平を眺めつつも花も見当たらないから立ち止まる事もなくひたすら歩く、舟ノ峠付近で初めて単独者2人とすれ違うが双方共挨拶だけでひたすら歩く、時折振り返り明星ヶ岳・八経ヶ岳・弥山の勇姿を脳ミソにインプット(^.^; 。
←陽枝ノ森西斜面より。
こんもりとした陽子ノ森は目の前、時間は取り戻せたのでこのまま仏生ヶ岳まで行ける!ので道なりに進み揚枝ノ森ピ−ク巻き道に入るが七面山への分岐に気付かなかった??見落としてしまったのか〜?南側からでも行けるかぁ〜と安気!広けた笹原を過ぎると稜線から一段下りた所に陽子ノ宿小屋がありザックをデポし仏生ヶ岳へと向かう、奥駈ヶ道はピ−クから離れているのでGPSを見ながら道を外れピ−クを目指すが倒木は多いわヘビさんも数匹出没するやっかいな藪こぎをしながら仏生ヶ岳着(^_-)v 。

←陽枝ノ森西斜面より七面山東峰。
訪れる人が少ないのが一目で分かる程下草が成長している、北側のみ弥山方面が見えるだけの寂しいお山、一服と撮影だけして小屋へ引き返す、内部は上下共8畳程と結構広くていいやん!ル−トと時間を再確認、アケボノ平は無理!七面山もピ−クを踏めるか際どい時間なので小屋を後にする。
揚枝ノ森を登り返さずに西斜面をトラバ−スし鹿道を辿り七面山への尾根に出ると癒しの森歩きとなり足取りも軽くなるが“出たぁ〜プ−さんやぁ〜”数十m先の斜面を下りてく後ろ姿だけでしたが\(〇_o)/。
橡の鼻〜釈迦ヶ岳。
鈴音で救われたかな(f^^) 遭遇してすぐに東西峰ピ−クへの分岐、時間はなんとか大丈夫みたいなので左の道を進むとすぐに東峰西峰の分岐、左折れして急登10分弱で東峰ピ−ク着、樹木の間から釈迦ヶ岳までの稜線がかろうじて見える、小休止後分岐へ戻り西峰へ、鎖を掴んで岩場を登り痩せ尾根を過ぎ広くなった所に出るとあっけなく西峰ピ−ク着、おっ!展望いいやん、釈迦像もなんとなく確認でき橡の鼻周辺の荒々しい岩場の眺めがいいわぁ〜。時間は17時前なので暗くなる前には登山口に下れるので一安心。

←中尾尾根。
持参した4gの水分は残すところ200ccと少し心細いが林道に下りれば湧き水があるだろうからとチビチビ飲みながら大休憩、さすがに足裏がお疲れ状態だけど満足感で満たされている、もう一踏ん張りと気合いを入れ腰を上げる。
両脇がシャクナゲに囲まれたアップダウンの尾根道歩きを40分程で尾根を外れ植林帯の中をジグザグに下ること20分、林道の登山口着V(^-^) ここからはながぁ〜い林道歩きを覚悟していたので靴を脱ぎ“ああぁ〜足がぁ〜解放されたぁ〜”サンダルに履き替え歩き始める、冷た〜い湧き水も確保。
←戻れた〜。
右へ左へと何度もカ−ブを繰り返しながら徐々に高度が下がっていく、今朝歩いた中尾尾根が時折見え、急登と一目見て分かるコブは“しんどかったなぁ〜”と思い出してると夕日も沈んだ頃に林道洗い越着、ここまでくれば暗くなってもいいわと川に足を浸け体を洗濯し休憩するがすぐに暗闇となり始めたのでヘッデン装着で35分後に湯ノ叉着。
久しぶりのロング山行をこなし腰も大丈夫みたいな感じ〜よかった〜(=^^=) 今回で大峰奥駈ヶ道も行者還岳〜釈迦ヶ岳が繋がりました、まだまだ歯抜け一杯ですが吉野からすべて繋がるのはいつかなぁ〜f(^^;) 。

タマゴタケ P1325付近の推定胴回り6m弱の大ブナ
明星ヶ岳 仏生ヶ岳
七面山東峰 七面山西峰
見に行かなければ! この尾根をズゥ〜と!
沈んでくよ〜(f^^) 三角頭の?











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