大迫ダムからクネクネ林道を終点まで走行、駐車地を8時半出発~。
7月下旬、この沢に入ったパーティの一人が怪我をして、駐車地まで自力下山後に救急車で運ばれたそうだ。
林道をボチボチ歩き出すが、ネオプレーンパンツを履いているから、大量の汗が顔や身体を伝って行く。
これも入渓する喜びを2倍にしてくれる要素、がまんがまん!
道端のヤマゴボウも徐々に紫色になっている。
廃林道歩き30分で入渓地に到着。暑い~~汗だく~~スポーツドリンクを飲んで小休止。さあ入るぞ~~~~。
沢に入ってすぐいい景観に出会える素晴らしい沢!少し水量が多いなぁ。
腰まで浸かるが凄く冷たい!けど、篭った熱気と汗だくベチョベチョを流してくれ気持ちいい~。
小滝のミストが日射しに反射してキラキラ!このマイナスイオンが取り巻く空間。
汗だくで歩いてきたあとの爽快感は格別だ。股辺りまで浸かり、流れのある小岩を乗り越えたり、わくわく感がはんぱない。
周りの苔むした岩場にはイワタバコのピンク紫が綺麗。
入渓して10分、4m斜瀑の滝登場。手前から巻く事もできるが、piccoloさんが右岸のカンテを登って行く。
右側は深い滝壷、水の色が濃いブルーで美しいが水量が多く滝の流れがきつい。
落ちたら、滝壺に揉まれそうな雰囲気。
piccoloさんが、足と手掛かりを確保しながら一歩一歩慎重に登って行くのを見てるとハラハラして緊張する。
私も途中までは行けたが、中間辺りで足掛かり悪くもたついてしまいシュリンゲを出して助けてもらう。
ほんの10m弱なんだけど気を抜けない難関でした。滝上に上がれば、すぐに岩場に囲われた15m美瀑の滝がある。
ここも凄い景観だ。特に今日は水量が多いので迫力がある。
ここは右岸を巻き上がる。4WDで登って行く。ふくらはぎにくる~
滝上に登ると、滝下の景観からは想像も出来ないくらい穏やかな景観の沢になる。
沢芯を進んでいると二つの岩に倒木が引っ掛かっていて、piccoloさんが「お~~」と言っている。なんと倒木の上にミヤマクワガタが!。
「え~~なんでこんなところに?」と思いつつその倒木の端に目をやれば、蝶の幼虫ものそのそと歩いてる。
「え~なんでこんなところに?」元々乗っかっていた倒木が流されてきたのかな?piccoloさんが2匹を捕まえて、沢沿いの立木に非難させてあげた。
次に出てくる見所の二股に着いた。本流は連瀑でいずれも小さな深い釜があり、右の支谷には25m滝が掛かる景観はめちゃくちゃ美しく一番好きな場所だ。
しかし、7月下旬の事故はここで起こっていた。上の釜を渡渉後左岸の急斜面を登ってる時の落石により一人が骨折したそうです。piccoloさんもこのルートを一度は行こうと思っていたらしい‥。
去年は上段の滝上へと右岸を難儀して少し巻いたけど、今日はオフの下見なので少し下流へと戻り右岸尾根に取り付く。
初めて来たときもこの尾根に取り付いたけど、谷が確認できない所まで登って巻いたので大岩潜りを逃してしまっていた。
今回は谷が確認出来る植林との境目付近を歩くが、所々気が抜けない急斜面のトラバース。
連瀑帯上流の20m滝も巻き終えた所で谷着地付近を探りながら徐々に下りはじめる。
「そろそろこの下に降りたら、大岩を潜れるとこがあるはず」ということで、木や根っこを掴み、急斜面をびびりながら慎重に下りていく。
でも下りると、なんと言うことでしょう~ こんなに綺麗な場所があったんだ~~と思うほどの景観が待っていた。
はじめての景観を目の当たりにして超感動!。太陽の光が射し込んでいるプール状の淵は穏やかだが、その流れはすぐに10m滝となっていて、下は深い廊下状となる荒々しい雰囲気。
巻きで汗ばんだ身体を冷やすべく淵で泳いで遊ぶ。
上流には大岩が重なっており、その間を通り抜けられるらしい。
休憩を終え、大岩重なる間からの流れを突破~これは楽しい~♪。
通り抜けるとまたまた素敵な景観が待っていました。
濃い緑の苔むした岩場と、プール状になった濃いブルーの淵。なんてなんて美しいの~~~♪はじめて来たときの高巻きは、この目と鼻の先で谷に復帰したのでここも見ていなかったのです。
素晴らしいルートを知ることが出来、感激。
浸食された岩場の景観を眺めながら進むと、すぐに湧水の滝が見えてくる。
ここでランチ用の水を確保、斜瀑の滝歩きなどしながらさら進んで行く。
目的地手前の二股着。本流から流れ落ちる15m滝と美しい淵がお気に入りだが、水量が多い今日はさらに美しさが増していて素敵~~~。
いつもは少し戻ってルンゼを登るが、今日は支谷に少し入ったルンゼを登り本流の右岸尾根を乗り越え目的の30m大滝へ向かうが、尾根に乗った所で作業道がありこれを辿れば大滝の上に行けそう!いつかは行ってみたいな。
作業道を下りながら回り込めば、ど~んと大滝!時間は13時で遅めのランチとなる
お腹がめちゃくちゃ空いていたので食べることに幸せを感じた。ありがたや、ありがたやf(^^;)。
ここから薄い踏み跡を辿り湧き水の滝まで戻るが、倒木あり~の踏み跡が崩れていたりで、気をつけながら湧き水の滝まで戻ると少し下流の左岸小屋跡から続く作業道を歩く事30分弱で14時過ぎに廃林道終点着。
遅い下山となったのでキャニオニングしながら下ってる時間はないY(>_<、)Y
廃林道を歩いていると、さっきまで涼んでいたのがウソのようなくらい汗まみれになってきたので、駐車地手前で沢に下り水浴びしてスッキリ爽快!。
今日は誰にも会わず、戻った時には車が1台止まっていただけだった。
15m美瀑 | 15m美瀑の高巻き中 | 15m美瀑滝上 |
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二股の滝群 | 急斜面の連瀑高巻き | 大岩潜り入り口 |
厳しいあとのお楽しみ~ | コバルトブルーです | イワタバコ |
二股滝群の下部 | 侵食された奇岩! | |