ケルトの山行記
 釈迦ヶ岳〜孔雀岳〜仏生ヶ岳〜
2006年11月04日
 
(奈良県)
                             
今週は、4日に友達との予定があったのにキャンセルになってしまい3日間も休みがあるのに〜と思っていたところ、あっそういえば先日の山行でピッコロさんが4日に釈迦ヶ岳に行くと言ってたなぁと思いだし、急遽その山行に同行させていただくようお願いして連れていっていただくことにあいなりました〜。
ここのとこ山中毒にかかっているので、言ってみるもんだなあと。ピッコロさんの車に乗り、4時間弱のドライブ 車中でケルト音楽のCDを(CLANNADやENYA)聞きながら、今日はどんな山に登れるのだろうと・・・。
真っ暗闇から、だんだん明るくなり、山道を走っていると発電所を越えたあたりから紅葉が見えてきて、紅葉の林のトンネルをぬけ窓の外に目をやると山と山の谷間に霞みがかかり、雲の川のような美しい景色、途中で車を止めて写真を撮りました。
6時頃登山口に到着!今日の朝食は、かりかりベーコンとフレンチトースト!携帯コンロを出して、フライパン二つでちゃっちゃと作って、あ〜朝からなんてアンニュイな!
お腹も満たされ、7:02さあ〜出発!自分の背丈よりも高い笹の林を抜け、旭登山口分岐に7:30に着き一回目の休憩、ここから膝丈くらいの笹の小径に景観が変わり、3つ4つくらいこの丘を越えて行き足下は熊笹ばかりで目新しいものがなく少し単調だなあと思いなんとなく後ろを振り返るとそんな熊笹が一面キルティング生地のようにもこもことしていて、離れて見るとそれはそれで気持のよさそうな布で丘が覆われているようで素敵な景観!に見えました。
古田の森に着くまで、両脇の山の紅葉も見られ、左右の山の紅葉の色がちがい、赤・黄・橙・黄緑・緑と片や、ビビットカラーでもう一方はスモーキーカラー、どちらもきれいだあ〜と感じ、山が大きなドライフラワーのブーケのよう!
歩いている山は、笹と葉っぱがなくなってしまった木々たち、ところところに少しばかりの苔が、
山の表情の違いを楽しみながら、千丈平をぬけ9:05に釈迦ヶ岳(1799.6m)に到着!ピッコロさんに先日登った八経ヶ岳・弥山・大普賢岳がどの方向にあるということを教えてもらい、行った山がそういう風に見られるのに感激、先日ちーちゃんさんが行った写真に載っていた釈迦像を見て、ほんとに傾いていることを確認!ここで最初のバンダナショット!釈迦像をバックに目の前に広がる山々と雲海を見て、西遊記の一場面を思い出した。
暴れん坊の孫悟空がキントーンでいくらかけずり回っても、お釈迦様の手の平の中から出ていないというシーン、なんか不思議な気分!自分もお釈迦様の手の平の中に居てるような感じにとらわれました。
ここから、孔雀岳に向う道の印の方へ行くと今登って来た道とは、全然ちがう険しい道!今までが少し単調だったので、ちょっと刺激的と思いながら行ったはいいが、途中で息があがり苦しくなる始末、あ〜なんて弱いんだろうとちょっと休憩させてもらい、ピッコロさんが何か像があるみたいなことを言ったので、振り返ったら蔵王権現という像がそこにありました、おもわずその像に向かって私の足を健脚にして下さいとお願いし、しばらくすると体力回復!一瞬弱音を吐きそうになったけど、思い直して孔雀岳に。
ここら辺りから、紅葉は近くにはないけど緑が深くなってきて、大きな岩場とかが出てきてなんか勇ましい景観。孔雀覗きから見た眺めは、最高にきれいな紅葉。
ここで、今日はきっと見ることはないであろうと諦めていた苔の世界にばったり!苔フェチの私は、感激!!時間との関係で帰りにここを楽しもうと、先を急ぐ。孔雀岳に着いたはいいけど何もなかったので、そのまま続けて仏生ヶ岳へ。
ここから、仏生ヶ岳までの道のりは、夢の世界を歩いているような神秘的な世界!釈迦ヶ岳から孔雀岳までの勇ましい道からメルヘンな世界!!深い苔の世界、空気が澄んでいるようなすごくしずかな森!そこをぬけるとクリスマスツリーに適したような木の林!7人の小人に出会いそうな、かわいい小径!!素敵!素敵すぎる〜電飾かざったらさぞ素敵な世界を演出できるやろうなあと、ここでテント張って星空パーティがしたいくらい!あの険しい道をぬけるとこんな世界があったなんて〜びっくり〜\(゜o゜;)/ウヒャー 「あ〜神様、生きててよかった〜」まさこさんじゃないけどこの言葉連発!!
仏生ヶ岳(1804.7m)に着いて(11:44)、昼食の準備。メニューは中華丼!ぱぱっと作って、食べて、少しでも苔の世界に浸りたい私は、ピッコロさんに時間の配分の予定を聞いて、苔の世界で浸れる時間を作ってもらい、山道から少しはずれてその世界に陶酔させていただきました。
今年最後の苔の世界!じゅうぶん過ぎるくらい堪能しました。
あ〜山の神様ありがとう!こんな素敵な世界が見られるなんて、感謝してもしきれない!予定より30分遅れていたらしいので、帰りは少しスピードアップ!孔雀岳から釈迦ヶ岳までの道のりが恐ろしいと思っていたけど、なんとかいけそうなと思いながら後方から若者2名が追い上げて来るではありませんか、う〜抜かされたくないと負けん気が自分のペースを乱すことに、汗がしたたり落ち苦しい〜、そんな私の姿にピッコロさんが「抜いてもらおう」と、まだまだ弱い自分に悔しさを感じました。
帰りの釈迦ヶ岳(15:00)でその若者達と言葉を交わし、う〜ん2人とも男前!!一気に疲れが吹き飛びました〜 また神様からご褒美いただいた気分!ラッキ〜!あっピッコロさんも素敵よ!!(ちょっとゴマすり(^0^*オッホホ)
彼らは、またここから弥山に戻るとのこと、私たちは逆方向ここでお別れ、たぶんここから下山は私たちが最後かなあと、静かなあ山を歩いていると遠くの山から鹿の鳴き声が、姿を現してくれたら、いいのにねとピッコロさんに言いながらひたすら歩く。
夕暮れの日差しの中の紅葉を眺めながら〜。また朝とは、光の加減がちがい素敵!太尾登山口に16:32到着!
ピッコロさんが予定通りの時間に下山出来たとお褒めのことばをいただきうれしかったです、これもちゃんとピッコロさんが考えながら歩いてくれたおかげ!またまた素敵な山を知りました。奈良の山の素敵さをいっぱい教えて下さってピッコロさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
安心して山を楽しましていただいて、ありがとうございました。
次は、またグループ山行の計画立てましょう!!


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