修験業山1093m栗ノ木岳1066m【三重県】





2009年04月05日【日曜日】曇天 
 
                             
昨年レポは書かなかったが足慣らしで訪れた際少しだけのカタクリとご対面、来年は周回してみようと宿題にしていたのをふと思い出す。
もう咲いているかなぁ〜?でも3月に入ってからは冷え込む日が続いたのでまだかな?もしかしたら咲いているかな?少し期待して出かける事にする
 GPS軌跡           
  
コースタイム(全行程約6時間・全歩行距離約6.8km)
若宮八幡宮P 08:45〜稜線P1061(高宮鳥居)西の鞍部10:35〜10:50修験業山10:55〜11:25昼食11:55〜栗ノ木岳12:35〜若宮峠13:00〜14:30若宮八幡宮P

←若宮八幡宮駐車場。
水洗トイレ付きの広い若宮八幡宮駐車場に車は1台、桜やツツジが咲き始めてるのを見ながら支度をして鳥居をくぐり参道を進むと縁かつぎの小物がたくさん並べられた授与品頒布所前を過ぎれば社務所前。
ネットではよく宮司さんが出てくるはず!なんだけど、だぁ〜れもいない!静まり返った社務所左側へと続く道を沢沿いに進めば登山案内板が設置されていて、修験業山までは約2時間チョイ修験業谷を離れ支尾根に取り付くまでは急な登りがあると書いてある。
ネット情報でも激登りとか書いてあった。
←はらひ滝。
はらひ滝前の木橋を渡り左岸へ、すぐに高宮・修験業山への立て看板があり白山谷を渡渉し修験業谷左岸へと入っていく、谷沿いをしばらく進み砂防堰堤を越えると修験業谷は二俣となり右俣が本谷、左俣へ入ったところで小休止とする。
この先沢沿いに少し歩いた後はクネクネと激登りしがら右岸支尾根へと取り付くのだが、目の前の二俣の中間尾根はどこから派生しているのかな?地図で確認すればP1061(高宮)から派生している、これを詰めればいいか!等高線の詰まり具合も登山道とよく似たものだから同じ激登りするならショ−トコ−スの方がいいかとコ−スを変更する。

←激登りを振り返る
植林された中をジグザグに尾根芯へと這い上がるがCo700mまではまさしく激登りである、メタボ対策には丁度いいと言い聞かせながら!何度も足を止め!呼吸を整え(;^_^AA木や枝を掴みながら登る!汗だくになりながら一気に高度を稼いでいく。
尾根芯の東側は植林帯で穏やかな斜面だが西側は急斜面の自然林である、所々にシャクナゲはあるのだが花芽がまったく無い!右下から聞こえる修験業谷の水音も遠ざかりいつしか風の音しか聞こえなくなる頃ようやく右斜面も穏やかになると地図では植林となっているが自然林が広がっている。
←修験業山。
まもなくで目の前にP1061が見え始めたので右へとトラバ−ス、稜線まで数十mというところで栗ノ木岳方面から単独登山者、‘ウッ!気付かないで!’思わず立ち止まってしまうが目立たない訳がなく顔をこちらに向けられやはり驚きの表情、‘こんにちは〜’お互い挨拶するも不思議そうな表情でこちらを見ながら歩いておられたので躓きはりましたf(^^;)。
稜線に乗っかり単独者の後ろ姿を見なが1つコブを越えればすぐに修験業山山頂、単独者も若宮八幡宮から登って来られたそうで駐車場にあった先着車の持ち主のようだ。
普通ル−トもやはり激登りだったようで山頂で汗だくになったシャツを着替えておられた、小休止を繰り返しまくった私のシャツは半乾き状態、バリル−トは時間短縮できたようだった。

←高宮。
稜線上は風が強く次第に身体が冷えてきたので5分ほどで退却、来た道を戻る。
先ほどトラバ−スしたP1061には若宮八幡宮の高宮があり毎年5月3日にお祭りがあるようで、鳥居もなかなか立派なものでした。
高宮周辺はシャクナゲが多いがやはり花芽は少ないように感じる、鳥居の撮影だけ済ましそのまま下れば斜面にはニリンソウの葉やコバイケイソウが頭を出し始め、春だよ〜!と言ってるようなf(^^;)高宮を少し下ったところで風を避ける為東斜面で昼食とするがボンベのガスが残り少なく…。
←栗ノ木岳。
昼食はさっさと済ませ稜線を歩き始めるとまもなくでテ−プがやたら多い若宮八幡宮からの登山道への分岐となり案内図に記されていた大ブナ前で足を止める、風は先ほどより強く体感温度が寒くなってきたので雨具の上着を着用してすぐに歩き始める。
ここからもまだ下らなければならず痩せ尾根となっている箇所を通過、局ヶ岳も見えてはいるのだが今日は春霞が酷い、小ピ−クを越えればすぐ目の前は栗ノ木岳、鞍部に下りたところにはカタクリの葉もチラホラ見受けられたので周囲を散策するが蕾はまだ出ていない、ここには若宮八幡宮へ直下りする尾根へのテ−プもあるがそのまま稜線に復帰して進む。

←岩稜帯。
山頂に近づくにつれシャクナゲや灌木が多くなりその茂みを抜ければ狭い山頂で展望は良くなくかろうじて北の大洞山方面が見える。
ここから若宮峠へは下るだけだが少しの岩稜帯とロ−プを掴んでの激下りなどがあり足元に注意しながら一気に高度を下げる、北斜面がなだらかになりはじめるとカタクリの葉が目立つようになるので散策するが、ここもまだ葉が出て間もないようである、気付けば四つ辻となっている鞍部の若宮峠に出てしまった。
←若宮峠。
直進すれば局ヶ岳、南に下れば飯高町、北折れして駐車地の若宮八幡宮へ下る
峠からすぐに荒れた谷の広い源頭部斜面を横切るが何度石が転がり落ちるのを見る事になっただろうか?斜度は大してきつくはないのだが石ゴロゴロ谷である、西斜面を登ったり下りたりを繰り返し徘徊してるとようやくカタクリの固い蕾を見る事ができたがまだ数は少ない。
道に戻るとすぐに栗ノ木岳北尾根の小尾根に乗る、そのまま尾根道も行けるがやっぱり谷歩き!迷わず小尾根を横切り大宮谷へと下りるテ−プを辿る。
←裏口から戻ってきました。
なだらかな斜面の森にはカタクリは多く標高を下げるにつれ蕾も膨らんではいたものの、結局咲いているのを見る事はなかった。
いつしか大宮谷にも水の流れを見るようになると大木はないが落葉広葉樹の森が広がる雰囲気のいい谷歩きとなり、いくつもの小滝や炭焼き窯跡では撮影を兼ねて何度も足を止め小休止を繰り返す。
何度かの渡渉を繰り返せばやがて植林となり水タンクも設置されていたりと人里が近くなった事が分かる、砂防堰堤を過ぎれば大宮谷出合もすぐで沢を渡り階段を上がれば、なんとまぁ!駐車場の車を止めたところだったこんなところに道があるなんてまったく気付かなかったのだったf(^^;)。

栗ノ木岳 八幡宮〜稜線道の目印ブナ 大宮谷源頭部
大宮谷炭焼き窯跡 大宮谷 なんとかネコノメソウ
蕾固しCo850付近 ややふっくら〜Co750付近 まもなくでしょう〜Co650付近











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