精霊宿る太古の森歩き〜♪U【大峯】


巨樹の幹周り計測と紅黄葉を楽しむ♪





2012年10月27日(快晴のち曇)


枝谷へ下りました

10/07にキノコ捜索で“精霊宿る太古の森歩き〜♪”でフラフラ散策していたときに出会った巨樹たち。


今回はその巨樹の幹回り計測&紅黄葉を目的に訪れてきたのでした。


国道から林道に入り一気に高度を上げると斜面の紅葉も見頃となっている。



静かなお山の森歩き〜

今日は多分雲海も見られるはず!撮影スポットで車を止める。“おおぉ〜朝日でほんのり赤く色づいた見事な雲海”。


朝一から綺麗な眺望を見られたことで一気にテンションup。AM7時前登山口着、他府県ナンバ−も含め8台程。


レモンイエロ-のシャワ−を浴びて♪

支度をしていたら浜松ナンバ−もやってきた、遠くからお疲れさんやね〜。


ガスが出ているが青空も見えているので快晴になるだろう。しかし、そこそこ風が吹いているので、吹きっさらしの稜線歩きでピ−ク目指す方はちと寒いだろうなぁ。


登山道から支尾根へと入り少し下る、今日は前回とは違う枝谷を急降下するのだが、両斜面のマイちゃん生える巨樹がどうも気になって仕方ないf(^^;)。



綺麗なグラデ−ション

この時期だからあるはずがないのだけど!来年の為に樹のチェックをしときましょうと、二手に分かれて斜面と谷をジグザグに下りる。


なんとすぐに大きなシロマイちゃんに出会う!!ここまで大きく育ったブツに出会った事がない!思わずニンマリ(=^^=) 。


苔むした絨毯を敷き詰めたような、なだからな谷歩きになれば黄葉から降り注ぐ陽射しはレモンイエロ−なシャワ−状態。


この界隈全体的には黄葉がほとんどで、カエデ類が少なくピンポイントな紅葉があれば目を引くのである。



巨樹巡り

倒木や岩など苔の厚みはどうだろう?指を突き刺せば付け根まで入ってしまう厚み!フカフカでしっとり輝いている。


この界隈はどこの枝谷を歩いても感動させてくれ、何度も足を止め360°の景観に見とれ様々な興味心を沸かせてくれる。


枝谷から太古の森となれば、老いて朽ちかけている倒木も多くなりそこには様々なキノコがニョキニョキ。


沢の紅葉

この森の土に還ろうとしている倒木、この樹は何百年この森の中で佇んでいたのだろうか?どんな生物と接触してきたのだろうか?


太古の森歩きでは、ここも前回とは少しル−トを変えて歩いてみることにする。


歩き始めは日当たりがいいので苔はないが、巨樹は点在している。一目見て幹周り3mオ−バ−のブナが目に入ったので斜面を少し登り計測すれば3.88m。



奇妙な成長をしてる樹もたくさんあります

その後も巨樹が次々と現れ、ツガ 4.74m・ミズナラ 5.01mと計測していて楽しくなってきた。


時間もお昼前、次第に雲に覆われ陽射しが遮られると少し肌寒くなってきたので、沢水流れる所まで移動して昼食とする。


途中でゲットしたヌメリスギタケモドキを入れた‘きのこうどん&ラ−メン’。




本日一番

食後は少し周辺の谷を散策、白い石の間を流れる透き通る水と、紅黄葉が見事にマッチした景観である。


所々には可憐なキッコウハグマも咲いている。


1時間余りの休憩後は、お目当てのブナの巨樹を表敬訪問するコ−スを取る。


大きなゴリラの腰掛けと根性ヒノキを横目に沢沿いの森歩き〜♪。


遠目でもそれと分かる3本のブナが凛々しく佇んでいる。



本日二番

早速計測、1本目3.14m・2本目2.68・本命は3本目4.03m!!おおっ!4mオ−バ−でした。


以前zippさんが北部台高ハカノ谷に4.35mのブナがあると教えていただき訪問した事もあり、それに次ぐ幹周りである。


(計測の仕方は奥多磨町・巨樹巨木林デ−タベ−スの調査方法を参考にしました。
http://www.kyoju.jp/data/miki.html)


さぁ目的は達したので、きつ〜い登りは小休止を繰り返しながらようやく支尾根へ乗れば、風は吹く吹くガスもあるでさ〜む〜いぞ〜f(^^;)急ぎ足で駐車地へ。


さぁ次週は、秘瀑とも言うべき落差80m 迷滝の紅葉観賞〜。



巨樹三兄弟 ブナ ブナ
ブナ ツガを計測するのに登ったはいいが… ミズナラ
朝一のプレゼントは雲海
まだマイちゃん健在 ヌメリスギタケモドキ
腐ってるけどヌメリスギタケモドキ 時期が少し遅しかったナラタケ
キッコウハグマ




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