テントを片付け奥飛騨キャンプ場を05:00過ぎ出発、車内で朝食しながら安房トンネルを抜け、釜トンネル手前約600mで安房峠へ左折。 予定では10号カ-ブ先の登山口前に駐車予定だったが、中の湯旅館前にも駐車スペ-スがあり(7号カ-ブ先)ザックが重いので足慣らしを兼ねて06:00 ここから歩き始める。 約25分で登山口着、予報では‘曇り時々雨’だったが青空が広がる好天気!しかし天候の急変はあるかもね!。 ネットで調べたのでは、山頂まで約3.5時間。テン泊装備なので約4時間強の予定。 |
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←登山口水平道。 登山口からしばらくは、道路を少し戻るように水平道を歩く、白樺混ざる広葉樹の森の小径。樹間からは霞沢岳?の稜線が見え、手前の谷には雲海も。 ブナ林の斜面をジグザグに登れば、コメツガ・シラビソが多くなり岩や木の根の上を歩く道となり、重いザックでは足上げが少し大変。 でも、ぬかるみそうな箇所や足場の悪い所では、板や丸太が設置され整備は行き届いた道である。 岩場の道は少し薄暗く少しの急登があるが、陽射しが直接入らないので、汗の吹き出しは少しマシ?かなf(^^;)。 |
←噴煙が見えてきた~。
P1972を通過すれば、登って平を繰り返し傾斜はゆるくなると、樹間から焼岳が見える。 道の周辺はカンバ林とナナカマドの緑が美しく、ナナカマドの葉は一部紅葉している。風下なのでしょう、すでに硫黄臭が少ししてきた。 P2037横を通り過ぎた辺りから紺碧の空をバックに白い噴煙も見えてきたが、ここから先、結構堪える登りが待ち構えている。 少し開けた台地では、先ほど追い越された数人のパ-ティが休憩中である。 |
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←振り返っての眺望。 旧中の湯ル-トの分岐を過ぎれば、その先が森林限界のようだ。 深く削られた下堀沢に沿った標高差350mを登らなければならない、目の前に焼岳は見えてはいるが、中々近付いてこない~f(^^;)。 陽射しを遮ってくれる木もなく、容赦なく降り注ぐお天道様!少し曇ってくれてもいいよ!と勝手なお願いをしながら足を進める。 何度も小休止を繰り返し腰を下ろす、登ってきた斜面を見ればアルプス特有の雄大な景色が広がっている。奈良のお山で見る景観とはまた違った眺めだ。 |
←火口湖。
岩がゴロゴロ点在する道歩きで、2300mとペイントされた岩横を通過、コルまでは残り100m。 下からも見えていたガスが噴出する岩場の周囲が白くなっているのがはっきりと見えるようになってきた。あと一登りだぁ~。 すでに下山する人ともすれ違ったりしながらコルに到着。立ち入り禁止の南峰と火口湖が見渡せる。 ガスが噴出するすぐ下の岩場をトラバ-ス、10:40北峰南東コルにてザックを降ろし北峰へと登る。 あちこちでガスや水蒸気が噴出していて、地球の息吹を感じながら山頂着。 |
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←穂高だよ~。 360°の大パノラマ!少し雲がかかっている穂高連峰・蝶ヶ岳の稜線・新穂高ロ-プウェイ、眼下には焼岳小屋・上高地はジオラマのようにも見える。 1915年、焼岳の噴火によって梓川を堰き止め大正池が形成されたそうです。1962年には焼岳小屋も大破してるんですね。 眺望を楽しんだ後はコルに戻って、ここでも眺望を見ながら昼食です。 約1時間の休憩後、12:00前 上高地へと下山です。距離で言えば徳沢まで1/3も来ていない(≡≡;)。 |
←焼岳展望台より。
眼下に見える焼岳小屋と小屋から上高地へと続く草原の道を見下ろしながら、ジグザグ道を慎重に下ります。 中尾峠手前まで、中の湯ル-トとは雰囲気はガラリと変わり荒々しく感じます。 浮石多く下から登ってくる登山者もいるので、落石に気をつけながら下らなければなりません。時折振り返り見れば、いくつかの噴煙や溶岩ド-ムも確認できました。 中尾峠標識付近からは草原の中の登山道、少し登りコブの上が‘焼岳展望台’山頂はガスに覆われ見えませんでしたが、山頂付近から東斜面は、いくつか崩れ流れた跡が荒々しく見てとれます。 |
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←アチ~かった穴。 付近には微かに水蒸気が噴出している穴があり、顔を近付ければ‘アチ~f(^^;)’かったです。 見えていた小屋までの道のりは、思った以上に長く感じられ背丈程の笹道を抜けたところで、13:15小屋着。 小屋で冷たい飲み物を買い小休止。 ここからは下る一方だが、しばらくは地図でも等高線の間隔狭い急傾斜が待ち構えているので、ザックの荷が肩へズシリズシリと重く伸し掛かる下りのはじまりだ(;>_<;)。 |
←カタコトカタコト!。 陽射しが降り注ぐ膝下ほどの笹道(昼食場所から見えていた)を汗ダクになりジグザグに下る、下るにつれ徐所に峠沢へと近付くと、崩れた峠沢のえぐれ方は凄まじい限り!。 そろそろ垂直ハシゴが出てきそうな雰囲気と分かる岩壁が左前方に見えてくると、“あっ梯子や”とケルトさん。 鉄パイプで補強はしてあるが、カタカタと微妙に動いているのである\(>o<)/。 その後もアルミ梯子やアングル製作梯子とか網の架け橋・クサリなども出てきて、等高線詰んだ箇所を無事通過する。 この辺りから肩が痛くなりはじめ、手を後ろで組んでザックを持ち上げ歩くのが多くなりはじめる。 |
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←白樺林です。 標高もかなり下げると、広葉樹の森歩きとなり汗の吹き出しもマシになったが、ブヨがまとわりはじめたので、ハッカ水とメンタムで対策する。 背丈程のほぼ平坦な笹道となれば、予定通り15:05上高地登山口である。小休止するやいなや、やぶ蚊の猛攻撃!ハッカ水をスプレ-しまくり、森林香(林業用 蚊取り線香)で撃退。 ここで沢上谷も同行した4人とは別れ、僕らは囲炉裏のDOPPOさんがテントキ-パ-している徳沢へと向かい合流するのだが、距離にすればまだ半分くらいしかきていないと、ケルトさんに告げればすっかり意気消沈f(^^;)。 |
←上高地側から穂高。 言った僕も同様に(≡≡;)すでに足腰肩とヘロヘロ状態。 田代橋まで来れば観光客もチラホラ、橋を渡り雲に覆われた穂高の山並みを横目に見ながら河童橋着(16:07)。さすが観光客ばかりなり~。 ソフトクリ-ムを食べながら小休止後、河童橋を横目に見ながらひたすら行軍?する。 木立に囲まれた小梨平キャンプ場でテント設営したら楽やん?なんて事が頭をよぎる…f(^^;)。 |
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←ヘロヘロで歩いた梓川左岸道。 ヘロヘロなので無口な行軍は続きようやく明神館着(17:05)かなりのスロ-ペ-スである。ここまで来れば観光客はほとんど居なく休憩しているのは登山者が多い。 残り約3km・1時間!一踏ん張り!ほんの僅かなゆる~~い登りも苦痛に感じながらも、ロッジの明かりが見えて来た時には‘ホッ’とした事 。 キャンプ場はその奥になり、囲炉裏のバンダナは?と探しているとどんかっちょさんとバッタリ、場所を教えていただき無事囲炉裏テントに合流。 |
←合流しました~。 先着されていた方々に設営を手伝っていただき、残り物のおにぎりと、ちょっとリッチ?な飛騨牛で遅めの夕御飯を食べながら、皆さんと談話。 翌日は朝から降ったりやんだりの空模様、滅多に来る事がないだろう徳沢周辺散策を諦める事となる。 |
白い噴煙が見えてきました! | ナナカマドも一部紅葉 | 2300m地点 |
上高地 | 西穂~奥穂 | 噴出口 |
あちらにも噴出口 | ここにも噴出口! | 西穂高口駅 |
焼岳小屋 | 焼岳北峰 | 大きく崩れている東斜面 |