大滝〜高城山(702m)
2004年01月03日(晴れ)  単独
(奈良県吉野町)
                             

初日の出は近くの鳥見山公園展望台から拝め、良いスタ−トとなったので正月休みは
何処へ登ろうかヽ(´〜`;)ウーンと悩んで近場の白屋岳に決定、朝R169を南下し杉
の湯から2つトンネルを抜け白屋の集落への橋を渡り切ると、なんと遮断バ−が降りて
いて通行止めになっている、警備のおじさんが出てきて『集落内は大滝ダムの貯水で
亀裂が入り登山者も通れない』と、『この時間から他ル−トは無理だしなぁ!』、『村に
親戚が居てるねんけどあかんかな?』と判りきった嘘を言うと『その人を連れて来ても
らわな!』との返事、諦めて以前から行く予定だった吉野の奥千本方面に登る事に。
が吉野の地図は持ってきてない!
(T△T)何度か見てるからなんとかなるやろと、R169を大滝まで戻り“山幸彦のもくも
く館”へ左折し大滝方面へと進むと林道終点に。その先が山道で小さな手書き看板で
“←吉野山”と書いてある、『ここが登山口か』車を広くなった場所に移動し時計を見る
と10時半!行ける所まで行ってみることにした。

コースタイム  (全行程約4時間45分)
登山口10:35 →車道分岐11:30 →金峰神社11:50 →高城山展望台(昼食)
12:05〜12:50 →水分神社13:10 →金峰神社13:40→西行庵14:00 →
金峰神社14:20 →車道分岐14:35→登山口15:15 車で蜻蛉の滝に寄る

画像をクリックすると大きな画像を見られます。
周辺地図 3D地図 コ−ス断面図

←車道終点

R169から山幸彦もくもくの館から大滝方面
に進んで行くとやがて終点この先から吉野山
への道が始まります。
←登山道

音無川沿いの歩きやすい緩やかな道も20分
程、川を渡るとそこからは勾配がきつくなり
(^u^;) ハァハァゼェゼェ…汗だく状態にまたま
たTシャツ1枚になる。途中リスに出会うが、す
ばしっこいのでいつもカメラに収められないよ〜。
私がどんくさいのかなぁ? (゜_。)


車道との分岐

音無川を渡り勾配のキツイ道を35分で林道吉野
大峰線にひょこっと出た。
左:山上ヶ岳、右:吉野駅の案内で吉野方面へと
林道は下って行く行くんん〜!?この道戻るのに
〜!15分下った所で左手の山道に展望デッキが
見えてきた、竜門岳や額井岳等なかなかの眺望
なのでしばし休憩。地図が無いので『ココは何処
?』『あとどれくらい??』『次は何処???』
 
←源 義経  隠れ塔

展望デッキを出てわずか数分で隠れ塔に。

義経が弁慶や佐藤忠信ら隠れたという、蹴抜けの
塔。桧茅葺き宝形造りの簡素なお堂。
金峰神社きんぷじんじゃ

隠れ塔から1分で到着〜。
この辺りは奥千本の入り口になるのだろうか!?
杉や桜の老樹に囲まれている。
神社横の山道は、苔清水・西行庵への道、帰りに
時間があれば寄ることにして、とりあえず神社前の
車道を下ることに。

←高城山 展望台
金峰神社から車道をとっとこ下り展望台のある高城山へと寄る、さすが吉野らしく観光客が多く訪れる為か、前には広場もあり中は結構広くベンチ数も多い。今はシ−ズンオフなので訪れるハイカ−も少ないのでここでゆっくりと昼食にする。
一人の中年女性と、いろんな会話をしていて『何処の山がいいでしょうか?』と尋ねられたので『弥山、八経ヶ岳!』オオヤマレンゲの事など教えてあげると、熱心に(. .)φメモメモして、『是非行ってみます』と喜んでました。



←水分神社

展望台から上千本に向かって車道をどんどん下ると、民家の屋根が見えだし右手には赤い鳥居を構えた水分神社に到着。

←本殿 重要文化財 慶長9年再建



←豊臣秀頼寄進の400年前の御輿

←豊臣秀頼寄進の慶長9年(桃山時代)の湯釜

ここで元来た車道を金峰神社まで戻ることに。勾配のきつい登山道で追い抜いた2人の女性とすれ違い様『おにいちゃん戻るの!?』 おにいちゃんとは嬉しいお言葉でした。 単に歳の差!     (o^-^o)


←奥の千本
金峰神社を左手に見ながら西行庵の案内に従い樹齢何百年かの杉の前を通り過ぎると、まもなく左下に続く石段の道との分岐に出る。ズンズン下ると道が分かれてはいるがどちらを行っても西行庵にたどり着くので、先にやまとの名水“苔清水”に立ち寄りペットボトルに清水を入れるが、軽くなっていたザックがおも〜〜い(TωT)
数歩も歩けば“奥の千本”広場の東屋が見えてきた、桜の咲く頃は芋の子を洗う状態なんだろうが、ひっそりと静まり返って鳥のさえずりしか耳に入らない。
←西行庵
広場の一角にある小さな建物で、土壁と苔生した杉皮葺きのたたずまいは、西行法師が鎌倉時代の初め頃(約800年前)俗界をさけてこの地にわび住まいをした所と伝えられています。
少し長めの休憩をすることに。

車道分岐まではず〜と上り((( T_T)その後はとっとこ下って登山口に戻って来ました。
今日の山行は古社・旧跡巡りやった〜〜。
←西行法師像
庵の中に鎮座しておられます。

蜻蛉の滝せいれい(とんぼ)のたき

車で少し戻ると大きなグランドと駐車場があり、車を止めて
徒歩3分ほどで見に行けます。

落差50m、水量豊かな滝で“せいれい伝説”から名付けられた
そうです。
滝見台も設置してあります。


遊歩道があるので滝の上からも眺められますよ〜。


高城山展望台のパノラマ 二上山・高取山方面


[PR]動画